犬を飼ったことがありません。犬には、「何だこいつ」と思われてしまうところがありそうで、今まで一度も一緒に暮らしたことがありません。残念です。一度でもそんなひと時があれば、私の人生も変わったでしょうか。 よそのワンコたちを見ていると、「あら、いいな」と思ったり、「散歩に連れてってあげたらいいのに」とかわいそうになったり、犬と人間の共同生活にあこがれることは多いです。まあ、ずっとコミュニケーションを . . . 本文を読む
小説は一つも読んでいないのに、エッセイなら読めるかなって、葉室麟さんの『河のほとりで』(2018 文春文庫)を以前読みました。かなり面白くて、あれこれと抜き書きをしました。勉強になりました。 葉室麟さんは、本拠地を福岡に置かれてたと思うのですが、晩年は京都に本拠地を移転して、ここで取材し、ここで書いていったそうです。そして、エッセイもいろいろなテーマで書いておられて、2017年に新潮社より『古都 . . . 本文を読む
「満月が東の空に浮かんでるよ」と奥さんに教えてもらって、自分はあわててカメラを取りに行き、カメラを構えたとたんに雲がやって来て、月は見事に雲隠れしてしまいました。奥さんは、そのまま散歩に出かけ、私は断固として熊野古道に行くのだと決めて、準備を始めました。 クルマで南へ走って、R42の道の駅・海山(みやま)というところにたどり着きました。海山町と紀伊長島町という二つの町がかつてあったのですが、合併 . . . 本文を読む
仏作って魂入れず、道路作って人々暮らせず、ものすごい補正予算を立てて国民は増税を引き受ける、など、体裁だけ整えて中身がカラッポということは、私たちのまわりにたくさんあります。今の世の中は、ぱっと見はとてもいいのです。でも、中身は空洞化している。 万博だって、ものすごい建築家のものすごい建物を作るという話がありますが、会期が終わればすべて更地に戻します。みんな増税を覚悟で万博へ突入しようとしている . . . 本文を読む
コンサイス外国人名事典(1994 改訂版・三省堂)より抜き書きします。 田単(でんたん)生没年不明。戦国時代、斉の武将。斉の王族田氏の一族。前284斉が燕将・楽毅(がくき)のために大敗すると一族とともに即墨(そくぼく、山東省)で燕軍を防ぐ。燕で恵王が即位すると、スパイを放って楽毅を失脚させるとともに、奇計を用いて油断させ、夜火牛を用いて燕軍を破り、斉の70余城を回復。前279襄王を莒(きょ)より . . . 本文を読む
四日間の停戦ということで、イスラエルとハマスとのお互いの人質の交換が進んでいるそうです。それはよいことかもしれないけれど、人質を返すことができたら、また戦闘が始まるのかと思うと、暗い気持ちになります。 イスラエルは、ハマスを滅ぼすというけれど、それはどこで判断するんだろう。ハマスという組織が滅んだというのは、二百万ほどのガザの住人のどれくらいの人の命を奪うことになるのだろう。果たしてそれは正当な . . . 本文を読む
「火」のつく漢字を求めて、あれこれしていました。火へんだけではなくて、「灬」(れっか、れんが)の漢字も探していたんでした。 「跖」(セキ)という漢字の別字として「蹠」(セキ)というのがあるということでした。「遮断」の「遮」(シャ)、「庶民」の「庶」(ショ)など、どうして下から火を燃やさなきゃいけないのか、調べてみましたが、私の漢和辞典では限界がありました。もっとすごい漢和辞典とか、白川静先生の著 . . . 本文を読む
漢字の「火」に関係するものを勉強していました。というか、漢字を書く時のひとつひとつの断片が頭の中でつながらなくて、それをどうしたら結び付けられるかということで、集めていました。 漢字は、たぶん、老化する頭に刺激を与えるものだと思うから、これらをシステマチックに利用して、老化防止の一つの方策にできないかと思ったりします。私は、パソコンでキーボードをたたいて文字を出すのも好きなんだけど、文字の大切さ . . . 本文を読む
五年前の今ごろの写真です。たぶん、うちの庭なのだと思われます。植えたミントだったのか、勝手に生えてきたものか? たぶん、奥さんが植えたのを勝手に生えてきたと間違っていたのか、いつもいい加減です。 五年前を振り返りたかったのではなくて、何だかホンワリした気分を味わいたくて、お花の写真ボックスを見てみたのですが、秋の花はこれくらいしかありませんでした。 そもそも私は、そんなにお花が得意なわけではなく . . . 本文を読む
若い人(お弟子さんたちに)に向かって、これをしなさいと一つのテーマを与えてくださる人がいたら、それはとても貴重というべきか、有り難いというべきか、です。普通は、誰も何も言ってくれないものです。 48【弟子入りては[ ]】……若い人よ! 子曰く「弟子(ていし)入りては孝、出でては則ち弟(てい)、謹(つつし)みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力有らば . . . 本文を読む
『新古今和歌集』から、シカと秋の短歌を抜き出してみます。秋の下巻からです。 下紅葉(したもみじ)かつ散る山の夕時雨(ゆうしぐれ)濡れてやひとり鹿の鳴くらむ[藤原家隆朝臣] 山の下は紅葉になっています、けれども散る紅葉もあります。紅葉を散らすかのように夕暮れの時雨が降ってきます。冷たい雨に濡れてひとりぼっちのシカは鳴いているようです。 山おろしに鹿の音(ね)高く聞こゆなり尾上の月にさ夜や更けぬる[ . . . 本文を読む
やっと「灬」(れんが・れっか)にたどり着きました。「火」の漢字は他にもありますが、あまりになじみがなくって、そちらはパスすることにしました。かといって、下から火で燃やしている「灬」には、どれくらいなじみがあることやら。「灬」(か)ということで打ち込んでますけど、何だかパカボンのパパの鼻毛に見えてきたりして、変な感じです。 「灬」(か)は簡単に取り出せるようになりましたけど、他はなかなか取り出せな . . . 本文を読む
(今回の火山は、桜島です。もう他に火山の写真データないかもしれないな) 「火」のつく漢字の勉強をしてから、「火」と「灬」と他の文字との組み合わせを追いかけていましたけど、それぞれいろんなものを組み合わさっています。なかなか理屈では説明できないですね。そういう文字だよと言われても、どうして? と、疑問がわいて、素直にのみ込めないことが多いのです。 まあ、簡体字とか、当用漢字とか、略字に俗字、いろいろ . . . 本文を読む
(小樽を出ていく日の朝、駅まで向かう途中で、改めて坂の町なんだなって、しみじみしたときの写真です!)たぶん、今日はダメみたいです。明日、元気になるという保証はないけど、とにかくこの長い待機時間が耐えられないです。明日も仕事、せいぜいがんばります。ああ、何かイヤな感じ。 そして今日は、日曜日、お休みですね。何だかうれしい。午前五時すぎですけど、東の空に金星がポツリと輝いています! さあ、何をしよう! . . . 本文を読む
(こちらはキツネではなくて、千歳川の公園のエゾリスです!) 漢和辞典(角川・新字源 1968初版→1987・256版!)を見ていて、初めて見る故事成語を見つけました。こちらでは史記の商君伝(商鞅・?~BC338)とありましたが、故事成語辞典(三省堂 1994)では趙簡子のこととしてかいてありましたので、古い人のこちらで書いてみます。 もうはるか昔に「春秋時代」は終わりましたけど、まだまだ . . . 本文を読む