★ 2014年10月16日 22時13分37秒 | 本と文学ということで、以下の記事を書いていました。 それを一部コピーして載せてみます。 ほんの少し冒頭を読んでみたら、なかなか良かったので、もう一度大事な作品を取り上げてみようと思ったのです。そして、現代に意味を問いたかったのです。でも、そんなことは私の仕事ではないので、無責任に思ったことを書いてみます。 戸島炭鉱から長崎港ま . . . 本文を読む
世の中こんなになっているので、何か笑えるネタないかなと思ったんですけど、何も笑えることはありません。 笑えるのは、自分くらいで、みんなに失笑でもしてもらいますか! 私は、もう少しシャープな顔をしていると自分では思ってたんですけど、それは大いなるカン違いで、実はピーナツ顔をしていると気づいたのは、二十歳を過ぎて髪の毛を短くした時だったのかなあ。こめかみのあたりがへっこんでいて、鏡を正面から見たら、 . . . 本文を読む
今日は四時半から起きています。だったら、今は十数時間起きてるわけで、もうすぐ寝た方がいいはずです。それなりに眠くなってきました。 でも、そうなるとわかってたのに、江藤淳さんの「妻と私」(1999)をついつい読んでしまって、落ち着かなくなりました。 どうして、よりによってそんな本を読んでいるのか? 江藤淳さんはいつからか、避けるべき保守系の論客だし、まともに相手をしてたらダメだ、あんなの嘘っぱちだ . . . 本文を読む
「オニはどこから来たかって? それはもう、海の向こうから来たんだよ。」 「それは、どんな人たちでしたか?」「背が高くて、髪の毛はボサボサで、声はでかくて、何を言ってんだか、サッパリことばもわからないし、おっかなくて、まともに見られなかったよ。」 「どうして海から来たってわかったんですか?」「そりゃ、船でたどり着いたみたいだったから、海から来たはずなんですよ。船を持ってたんだ。オンボロの船をね。でも . . . 本文を読む
故郷に帰る女性のフリをして、蕪村さんは故郷を眺めています。ネコはミャーミャー相手を呼んでいました。昔はそういうのをよく聞きました。近ごろは、ネコもおうちで引きこもりです。声もあげられないし、声をあげても、それこそ応える相手もいないでしょう。去勢もされて、どんな子が好きなのか、自分でもわからなくなっているのかも……。何だかかわいそうです。 つい何十年か前だったら、野良猫 . . . 本文を読む
ついこの間まで、NHK-FMに出てたと思ってた中川安奈さん。女優さんで、映画の「敦煌」でデビューしたんだったかな。とてもシャープな方で、美人さんだと思っていました。女優さんだから、番組で映画のことをあれこれ語っておられました。DJというよりは、映画界の人として音楽をあたたかく語ってくれてたと思います。 その彼女が亡くなってからもう六年ほどになるわけで、時が過ぎていくのが怖いくらいです。今は紺野美 . . . 本文を読む
あいかわらず、ロイ・オービソンを家でもクルマでも聞いています。「カリフォルニア・ブルー」もクルマの中で歌ってますよ。 ほんとに、アホですね。クルマの中ではひとりで明るくて、指揮者になったり、ロイ・オービソンみたいに歌ったりしています。 ロイ・オービソンさんは、1936年の4月23日生まれでした。うちの父より6つ若いだけか。そして、1988年の12月6日に亡くなっている。52歳の短い生涯でしたが、 . . . 本文を読む
三連休がありました。今日はその三日目です。私は、どこにも行かず、何もしてこなかった庭の片付けしようかなという気分ですけど、昨日の夜から今朝にかけてのハナ水状態を考えると、それは止めた方がいいのかもしれません。 とうとう花粉症のシーズンに入ったみたいです。38年目のシーズンになるのかな。そんなキャリアなんて、全く誇れるわけはないし、むしろ自分が何もしないで泣き寝入りしてきた負の歴史だし、恥ずかしい . . . 本文を読む
今、すべてを焼き尽くす火という力があれば、いろいろな問題で困窮している人間たちはそれに頼ってしまいたいだろう。けれども、そんな万能のものはなくて、人間社会の諸問題は淡々と続いていく。善後策は施されるだろうけれど、根本的な解決には至らず、現代に生きる私たちは、もうお手上げ状態に陥っている。 火は、たまたま人間が見つけて、長い歳月で手なずけて、仲良くしてきた存在である。火が人間の文明を作ったという面 . . . 本文を読む
堤を歩いて行けば、いつかは故郷にたどり着きます。当然、そこには誰かがいて、少しずつ地元の人々とふれあうことになります。〇一軒の茶見世(ちゃみせ)の柳老(おい)にけり 一軒の茶店のそばにあった柳の木は、知らない間に大きくなっていました。 これはもう俳句ではないですね。日記でもなくて、漢詩と五七五を組み合わせて、何かを物語ろうとしている。 堤防にある茶店は、一軒だけです。その印象的な、思い出深い茶店 . . . 本文を読む
近ごろ、やたら昔のことを書いているなあと思ったら、高校の同級生のみなさんにメールしたり、手紙書いたり、やたら懐古的になっていたから、当たり前のことでした。 いや、もともとブログを始めたのも、父の日記を打ち込もうと思って始めたんでしたね。ブログそのものが懐古的なところからスタートしていた。 その肝心の父の日記第一号のうすいノート、最初の方を打ち込んだだけで、私の部屋の混乱の中に埋もれてしまって、ど . . . 本文を読む
彼、このブログ、見てくれたらいいんだけど、たぶん、見てくれてないと思います。でも、彼のことを書いてしまおう! 今も毎朝、彼から私のガラケーにショートメールが届きます。 内容は、「今日は何時から仕事です(たいてい10時なのかな)」とか、「今日の金沢は雨です。雪ではありません」とか、「生活苦です」とか、「折り紙を探して街中をあちらこちらしました」とか、そういう内容です。 わざわざ私なんかに報告する必 . . . 本文を読む
つい最近のことです。こんなの初めて見ました。 朝なのに、何だか暗かった。上り線のホームで待機している電車に、二両編成の下りがやってきました。 そのヘッドライトに待機している電車が照らされていました。じーっと見ていて、こんなに暗いから、ヘッドライトの光がうまくもうひとつを照らしているんだな、キレイだなと見ていたんです。せっかくだから、ポンコツのカメラで写真撮りましたよ! 最近、うちのカメラはさあ、 . . . 本文を読む
もう二十数年前、ボランティアで虎のぬいぐるみを着たことがありました! 地域の何とかフェスティバルというやつで、熊野川の川原で、ということは、現在のこのブログの表紙の左側の広いところです。 ここで、よくわからないけど、イベントがあって、子どもたちもたくさん参加するし、その子どもたちを喜ばせる役割のぬいぐるみのボランティアをしました。遠い昔です。 初夏、5月か6月、それなりに暑かった。もう一人の仲間 . . . 本文を読む
本文を読んでみましょう! 蕪村さん自身も、ここにたどりつくまでに長い歳月を要しています。ものすごく長い時間を経て、改めて故郷というのを振り返ろうとしています。普段は京都に住んでおられて、わざわざ大坂に行くのは、誰か知り合いを訪ねるとか、用事がないと行かないのです。 京都と大坂、舟だと下りは一晩で、上りは12時間くらいかかったそうです。歩いたら、速い人なら一日だったのかなあ。近くて遠い故郷でした。 . . . 本文を読む