1883(M16)生まれの内藤濯(あらう)さんのエッセイ集を読んでいます。少しずつですけど……。 1884年生まれで(~1950 若くして亡くなられています)、大学では同じところでフランス文学を研究された方で一年後輩になるようですが、その折竹錫(たまう)さんのことを書いておられました。三高のフランス語教授やら、いろいろとされたし、いろいろ書いておられたのだそうです。そ . . . 本文を読む
あるいは、去年焼けて、今年作れり。あるいは、大家滅びて、小家となる。 『方丈記』が現在の私たちに教えてくれる真理です。家というのは、何百年とそこに立つものではありませんでした。人はある程度の時間が経過すると、代替わりしていきますし、それは他人にとってはついこの間までのことなのに、当事者にはものすごい激動の時間だったりします。 家は、人よりはもう少しゆっくりではないのか、と思ったりもしますが、その寿 . . . 本文を読む
作詞家の松本隆さんが、2024年の6月29日の朝日新聞にこんなことを書いておられました。 この春から「風街ラヂオ」という番組を始めたそうです。そこでラジオパーソナリティーを担当しているそうです。 番組のなかで、ひとつ気をつけているのは、人の悪口を言わないこと。ことばには、プラスの影響をあたえる「いいことば」と、その逆の「悪いことば」がある。 そうですよね。悪いことばを自分の口から出してると、自分 . . . 本文を読む
私たちの生活の中に、アジアやアフリカ、オセアニアの人の名前が言葉になっていないのかなあ。あると思うんですけど、勉強不足で見つかっていません。とりあえず、最後の人たちも見てくださいませ!★ 「言葉」になった「人物」 西洋架空人物編 次の[ ]に、後の意味にふさわしい人物名を答えてください。1[ と ]極端な二重人格(者)。 [英]スティーブンソンの作品中の同一人物。ジ〇〇博士は善良な紳士だ . . . 本文を読む
★ 「言葉」になった「人物」 西洋(仏・独・墺斯多利・波蘭土)編 次の[ ]に、後の意味にふさわしい人物名を答えてください。1[ ]…①角(度)。 ②材木など斜めに取り付けて固定する金具。 フランス19世紀の新古典派を代表する画家。的確な素描に基づく端正な形 式美を追求したという。フレームというか、構図というか、こだわった方なんですね! 2[ 係数]&h . . . 本文を読む
ものすごく昔、エリザベス・テーラーさんが出ていた『若草物語』(1949 監督は名匠・マービン・ルロイさん)がたまたまテレビでやっていて、昔には珍しく字幕で放映されていて、何番目かのお姉さんがビックリした時というのか、やったぞ、みたいな感じだったのか、「クリストファー・コロンブス」と叫んでたのが、すごく印象に残りました。アメリカの若い人たちは、ヤッターという時にコロンブスさんを口にするのだ、それが . . . 本文を読む
石坂洋次郎さんは1900年生まれ、1986年の10月7日に亡くなられています。 孫引きはよくないけど、たまたまネットで見つけたのをそのまま貼り付けて今朝の記述にしたいと思います。 1966年、「健全な常識に立ち明快な作品を書きつづけた功績」が評価されて第14回菊池寛賞を受けたということだそうです。菊池寛賞というのは、どんな人が受賞しているのか、イマイチイメージが湧かないですけど、表彰された。作品 . . . 本文を読む
聞いたことがあったような、初めて聞くような話です。他のことを調べていて見つけました。 オケラとは、すっからかんになる、みたいな昔の賭博関係の言葉だと思っていましたけど、どうだったのかどうか、どっちにしろオケラには失礼な話でした。家々の置いてある石の下などにオケラの世界は広がっていて、あちらこちら地面の中で走り回っていて、簡単に捕まえられるし、お腹はプニュプニュしているし、かわいらしさの塊みたいな . . . 本文を読む
サイエンスライターで作家の田中真知さん(男性)がこんなことを書いておられました。 ありのままの世界とはどのようにイメージできるのか。それは生まれたばかりの赤ん坊や、先天的に目の見えなかった人が手術で目の機能を回復して、初めて目でものを見たときに感じる世界に似ているかもしれない。 脳神経科医のオリヴァー・サックスは、そんな患者が初めて自分の目で世界を見たときのことを書いている。そのとき患者は 「何 . . . 本文を読む
昨日[2024.4.7 日曜]の朝日新聞にこんなことばを見つけました。 自分がそんなふうだから、どうせみんなも隠しごとがあるんでしょう、と日々疑っている。 見渡す限りのひとびとみんな、隠しごとを持っているのだと思うと、さみしさを抱くと同時に、あたたかい気持ちにもなる。 自分の想像もつかない他者が生きる世界は、なんて孤独で、書くべきことに溢れているのだろうと、ときめく。 お仕事をしつつ小説を書き、 . . . 本文を読む
漢字の「火」に関係するものを勉強していました。というか、漢字を書く時のひとつひとつの断片が頭の中でつながらなくて、それをどうしたら結び付けられるかということで、集めていました。 漢字は、たぶん、老化する頭に刺激を与えるものだと思うから、これらをシステマチックに利用して、老化防止の一つの方策にできないかと思ったりします。私は、パソコンでキーボードをたたいて文字を出すのも好きなんだけど、文字の大切さ . . . 本文を読む
やっと「灬」(れんが・れっか)にたどり着きました。「火」の漢字は他にもありますが、あまりになじみがなくって、そちらはパスすることにしました。かといって、下から火で燃やしている「灬」には、どれくらいなじみがあることやら。「灬」(か)ということで打ち込んでますけど、何だかパカボンのパパの鼻毛に見えてきたりして、変な感じです。 「灬」(か)は簡単に取り出せるようになりましたけど、他はなかなか取り出せな . . . 本文を読む
(今回の火山は、桜島です。もう他に火山の写真データないかもしれないな) 「火」のつく漢字の勉強をしてから、「火」と「灬」と他の文字との組み合わせを追いかけていましたけど、それぞれいろんなものを組み合わさっています。なかなか理屈では説明できないですね。そういう文字だよと言われても、どうして? と、疑問がわいて、素直にのみ込めないことが多いのです。 まあ、簡体字とか、当用漢字とか、略字に俗字、いろいろ . . . 本文を読む
「火」は、ほのおの象形でした。よくぞあの形のないものを瞬間的にとらえましたね。天才的な目を持った人たちと長い歴史の中で、ほのおは「火」という形を与えられました。人間にとって「火」は、どうしても欲しいものでした。自分自身では簡単にほのおが作れないのに、自然は思うがままに火を起こしていた。 日本には火を吐く山がありましたけど、中国にはあったかな? 燃えるような砂漠の山はあっただろうけど、火山を誰か探 . . . 本文を読む
阪神の岡田監督が初めて日本一を達成した監督インタビューを受けていました。2005年にもチャンスがあったけれども、全くものにできず、そこからでも18年過ぎています。2005年に「日本一」の監督になれるチャンスがあったのに、なれなかったなんて……。 そして、岡田さんは1985年の日本一の時には、「27歳だった」というのを話されていました。そこから38年、だから今は65歳と . . . 本文を読む