甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

隠し砦の三悪人 1958

2024年01月31日 21時04分49秒 | だいたい映画、ときどきテレビ
 先日、BSでやってた黒澤明の『隠し砦の三悪人』というのを見ました。たぶん、前にもBSで見たはずでしたが、何だか『七人の侍』と混同してる部分もありましたね。サムライの方も、集落を攻めて来る山賊の砦を襲撃する場面があって、あのイメージが強かったからかもしれません。砦には奪われた妻たちがいて、その妻と農民代表の土屋嘉男さんが再会する厳しい場面もあったような気がします。 どうしてそんなに酷な場面を描かな . . . 本文を読む

今日、不染鉄さんを見に行ってきました!

2024年01月30日 16時39分40秒 | わたしの好きな絵!
今から、奈良県立美術館に行こうと思います。何時に向こうに着けるかな?不染鉄さんの作品を初めて自分で見て来ます。何を見つけられるでしょう?  わからないけど、決めたので、行って来ます。また報告します![夕方にはおうちに帰ってきました!] 鉄さんの絵は、おうち、実家のイチョウの木、三年間漁師として過ごした伊豆大島、船、海、いろんなモチーフがあって、それらを丁寧に取り上げておられました。 全体的に黒っぽ . . . 本文を読む

野村芳太郎監督のこと

2024年01月29日 19時15分47秒 | だいたい映画、ときどきテレビ
 20日の朝日新聞に山田洋次さんが、『砂の器』を監督された野村芳太郎さんについて書かれていました。抜き書きしてみます。 慶応ボーイでシティボーイ、クールでドライな監督、僕はそんな野村さんが好きで、志願して野村組の助監督をつとめていたのです。 でも、なかなか目が出ず、辞めるなら今じゃないかと思っていたそうです。 チーフの助監督が「山田君は要領が悪くて役に立たない、(このまま映画の野村)組につけるのは . . . 本文を読む

(^^♪ 少しだけファンキーな私

2024年01月28日 20時21分05秒 | わがまま音楽
 少し前、マイルス・デイビスさんの「doo-bop」を聞いてます、と書きました。そして、とうとう禁断のクルマのハードディスクに入れてしまった。もうこうなると、クルマの中でずっとトランペット吹いてるみたいになりますよ。ラッパッパーです! ただでさえいつも現実離れをして、お仕事生活にちゃんと復帰できてないのに、行き帰りがファンキーじゃ、人から何を言われても、ひとりでラッパ吹いてるみたいなもんですよ。困 . . . 本文を読む

司馬さんとキーンさんと

2024年01月27日 20時16分14秒 | 本読んであれこれ
 司馬遼太郎さんとドナルド・キーンさんの対談集『日本人と日本文化』(1972 中央公論)というのを読みました。 今から100年くらい前、司馬遼太郎さんは1922年のお生まれ、D・キーンさんは翌年の1923年生まれでした。そのお二人が、すでに日本とは何か? 日本文化とは? という大きなテーマで、ドラマチックに語るのではなくて、話題にしたいあれこれを一つずつ取り上げて、それぞれの専門のところへ持ってく . . . 本文を読む

はりねずみくんです!

2024年01月26日 20時10分05秒 | わたしたち、家族
 こんばんは! 昨日、今日と寒いですね。三重県でも北部でも、津市でも、山間部でも、伊勢市でも雪が降ったそうです。南の方は積もりはしなかったけれど、一年のうちで今が一番寒いみたいです。 はりねずみです。もう何年も前からこの家に住んでいます。この家の手芸家さんがボクを作ってくれました。 何年も前から、特に何をするわけではなくて、ここにチョコンと座ってたりします。 家の中は、そんなに寒くもないし、暖かで . . . 本文を読む

片岡千歳(ちとせ)さんのことばから その1

2024年01月25日 21時09分27秒 | 古本探しの旅
 何日か前に片岡千歳さんの『古本屋タンポポのあけくれ』(2004)という本は読み終えていました。 そこから、いくつか抜き出しておこうと思います。適当に拾ってみます。付箋でもつけておけば良かったですけど、寒くてちゃんとやれてませんでした。 タンポポは百パーセント自分の意志で、花を咲かせる場所を選択することはできない。自然まかせ、神様のご配慮に従うしかないのだから、どんな過酷な場所でも、根を下ろした所 . . . 本文を読む

Miles Davis doo-bop 1992

2024年01月24日 21時54分46秒 | わがまま音楽
 今日も何だかパソコンは具合はよくありません。でも、何とか書けそうですので、少しだけ書くことにします。 最近ずっとこのCDを聞いています。何年か前にタワーレコードで紙ジャケットのマイルス・デイビス五枚組が千いくらだったので、興味本位で買いました。他の四枚はたぶんダメだと思いました。まあ、一回か二回しか聞いてないので、いつこの耳のうろこというのか、耳のタコというのか、耳の偏見かな? これがポロリと落 . . . 本文を読む

芭蕉さん、酒田へ向かう

2024年01月23日 19時38分35秒 | 芭蕉さんの旅・おくのほそ道ほか
 長いブランクがありましたね。もう2024年になりました。また、今年の夏も東北に行くと思うんですけど、今年こそ秋田の温泉に行きたいですけど、どうなることかなあ。三重からだと少し遠いですね。 さて、芭蕉さんの旅は、月山の登山を行ない、湯殿山へ降りてきて、そちらで見たことは一切語らないということでした。そのあと、俳句をいくつか書いていて、残り二つありました。 語られぬ湯殿にぬらす袂かな 湯殿山は神秘な . . . 本文を読む

ちょっと心臓が……

2024年01月22日 20時08分49秒 | High School Days
 先生、「まさか、そんなことはない」と、完全にうっかりしてたんですけど、そんなことが簡単に起こってしまった。というか、もうずっと前にそうなってたのか……。 先生との出会いは、高校の入学式の時でした。何十年も前のことでしたね。入学した生徒たちの名前を、担任の先生が順番に読み上げておられた時でした。とても衝撃的な出会いでした。 何クラスあったんだろう。読み上げの後半のクラス . . . 本文を読む

むつき、きさらぎ、やよい

2024年01月21日 20時26分04秒 | ザンネン日記・身辺雑記
 むつき、きさらぎ、やよい……、どんどん月日は過ぎていきます。 今年が始まる前、去年の終わりのころ、もう少しテキパキと何かしているようなイメージを持っていました。たぶん、理想と希望でそんな風に思い描いていたんでしょう。 昨年の一月は、福井と金沢を旅して、「もうすぐ新幹線がすべてをぶった切って敦賀まで来てしまうな」と悲しい気持ちでした。 山形の海側の酒田という町に友だちが . . . 本文を読む

弥縫と拡綻

2024年01月20日 08時21分42秒 | 私たちの社会・世界
 「弥縫(びほう)」という言葉があります。「弥」は「満(完全にする)」という意味で、完全にしてつくろう(繕う)。「縫」と合わせて、失敗・欠点などをとりつくろって、一時的に間に合わせること、という意味になりますね。だから、メモとして書きとめたものを「弥縫録」なんて名前を付けたりするようです。 ほころび(綻び)を繕うことではなかったんですね。ただの間に合わせという意味だった。今の政府の対応は、裏金体質 . . . 本文を読む

既視感がないと、ものは見えない!

2024年01月19日 22時09分54秒 | 本読んであれこれ
 あれこれと大騒ぎして毎日それらしくブログを書いていましたけど、私のブログなんて、すべて既視感の積み重ねであり、過去のいくつものイメージをつなぎ合わせているパッチワークみたいなものでした。 あらためてそう思うような文章を見つけました! 田中真知(まち 男性)という思想家みたいな方の書かれたものから引用させてもらいます。 ありのままの世界とはどのようにイメージできるのか。それは生まれたばかりの赤ん坊 . . . 本文を読む

夕暮れ時の母親の姿

2024年01月18日 21時03分29秒 | 本読んであれこれ
(孫引きで申し訳ありません。でも、この祝福された母子の姿に感動しました! 今読んだばかりではありますが……) 今、小津夜景というフランス在住の俳人の『いつかたこぶねになる日』(2023 新潮文庫)というのを読んでいます。 彼女が、シャーロン・ビールスの『鳥の巣 50個の巣と、50種の鳥たち』という本が気に入っていて、とうとう日本語版も買われたそうです。その序文に博物学者 . . . 本文を読む

自分たちの世界を視覚化する

2024年01月17日 21時10分57秒 | わたしの好きな絵!
 今年は辰年だから、年賀状にはいい加減な龍を描きました。とはいうものの、マンネリ化していて、そこから抜き出た龍が描けていない。それはどこかで見た龍であり、何度かラクガキしてきた龍を再現しただけです。 私のイメージの中には、龍といい、ドラゴンといい、小さい頃の怪獣映画のシルエットたちの焼き直しなんでしょう。実際には、私のイメージというのか、何とも言えない、モヤモヤとしたイメージの中には龍は飛んでいな . . . 本文を読む