お箸*1 箸検定

2016-02-08 | お箸の世界
 一日3回お食事をするとして、一年間で1095回。

朝昼兼用のブランチになる日もあれば、体調がすぐれず食べられないこともあるでしょうし、

のように を使うこともあれば、 のように で食べることも。

ですが、ここは分かりやすく、年に1000食を 「お箸」 で頂くとお考えくださいませ。

さて、ご自身の年齢に1000を掛けると、今まで何食くらいお箸を使った計算になりますか?


 昨年、ありがたいご縁から 「お箸のセミナー」 で講師を務めることになった私は、

書店や図書館、お箸の専門店に通って準備をするうちに、すっかり 「お箸」 の虜になってしまい、

セミナー終了後も 「お箸 」は続き 、このたび青山で 「箸検定」 を受験いたしました


     
     お椀は持ち方の練習用ですが、お箸は頂けるのです

 
 秘書検定のように、参考書で勉強し、問題集で力をつけてから受験するというパターンとは違い、

「箸検定」 は、当日テキストが配付され、講義を聴いた直後に筆記&実技試験という初めてのケース。

原宿 表参道と青山通りが交差する辺りは、バレンタインデー間近の週末とあって賑わっていましたが、

交差点から少し奥に入った試験会場では、外の喧騒をよそに繰り広げられる、厳かな 「お箸の世界」。

お箸の歴史、語源、割り箸の種類、正しい箸使い、箸使いのタブーなど、粛々と講義は進みます。

この検定試験は、決して 「お箸の持ち方を教わる場」 ではなく、正しく持てることが前提条件ですが、

お箸を正しく持てると思い込んでいる 方がいらしゃるように見受けました。


 あまりにも身近すぎて、知ることも考えることもなかった 「お箸の世界」。

いままでも、そしてこれからもお世話になる 「お箸」 のことを、少しずつお話ししてまいります。



 さて、試験会場へ行く前に2駅手前で降りて、秘書にゃんこと休日の散策を楽しみました。


     
     東京メトロ銀座線・半蔵門線 「青山一丁目」 下車
     明治神宮外苑にある国立競技場の跡地からは、新宿方面が一望できます。
     

歴史ある競技場が更地になったことは寂しいものですが、新競技場建設前の今だからこそ眺められる景色。

2月3日~6日は 「ダイヤモンド富士」 が見られるかも と、大勢の見物人が訪れたそうです。

試験が終わった夕方に再訪しましたが、私が訪れたのは7日でしたし、西の方は に覆われてしまい、

どころか も見えなかったのですけどね。

それでもたくさんの人が集まって、思い思いに沈む夕日を に収めていました。


     
     この写真を撮って振り返ると、夕焼け色に染まる人々の顔。
     
     富士山を眺めようとするとき、人は皆、いいお顔になるものですね。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
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