横浜という街は、もともとの美しさに加えて、それを活かそうと官民一体となるところが魅力的です。
たとえば赤レンガ倉庫は、私が横浜に住んでいた昭和50~60年代には文字通り「倉庫」でした。
その後、テレビや映画のロケ地となったものの、いつしか放置されて荒廃の一途を辿ります。
しかし、取り壊すことなく見事に復活を遂げて、周辺の施設ともども活気溢れる観光名所に変貌。
赤レンガ倉庫から山下公園へと続く道は、休日には海風を浴びて散策する人々の憩いの場となり、
手入れの行き届いた花々を、思い思いにカメラに収める姿が多く見受けられます。

マスコットキャラクター・ガーデンベア
そんな海沿いのエリアから小高い丘へと登れば、そこはかつて外国人居留地だった所。
異国情緒漂う山手西洋館に惹かれて、元町での買い物がてら、昔からよく訪ね歩いていました。
もちろん建物だけでも充分に見応えあるのですが、その素晴らしさを一層引き立てる花と器。
3年ぶりに開催された『花と器のハーモニー』会期終了の直前に、駆け足で廻ってまいりました。
山手234番館[横浜市認定歴史的建造物]
1927年頃、外国人向けの共同住宅として建築。


こんな所でお食事がしてみたい
エリスマン邸[横浜市認定歴史的建造物]
アントニン・レーモンドの設計により、1926年に生糸貿易商エリスマン氏の私邸として建築。
以前は1階のガラス張りの所がカフェでした


楽譜の専用棚
譜面台に置いてある楽譜は「トッカータとフーガニ短調(J.S.Bach)」
ベーリック・ホール[横浜市認定歴史的建造物]
1930年にJ.H.モーガンの設計により、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として建築。


室内ながら、イタリアやフランスの庭園で見られるような壁泉が特徴です。
外交官の家[重要文化財]
1910年にJ.M.ガーディナーの設計により、明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として建築。


横浜の海を思わせる花
ブラフ18番館[横浜市認定歴史的建造物]
大正末期に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅。
その後、カトリック山手教会の司祭館として使用。


目に緑が優しいお部屋でいただくアフタヌーンティーはどんなに美味しいかしら
5つの建物をご紹介しましたが、山手西洋館は現在7つあります。
また、7つには入っていないものの、カフェを営業している洋館「えの木てい」も人気がありますし、
港の見える丘公園には「神奈川近代文学館」や「大佛次郎記念館」もあり、見どころ満載です。
駆け足なんてもったいない。
次回はバラの美しい季節にゆっくり訪れたいものです。
お読みくださいましてありがとうございます。
実際に使えるエリスマン邸の公衆電話 に、
お手数ですがクリックをお願いいたします。
たとえば赤レンガ倉庫は、私が横浜に住んでいた昭和50~60年代には文字通り「倉庫」でした。
その後、テレビや映画のロケ地となったものの、いつしか放置されて荒廃の一途を辿ります。
しかし、取り壊すことなく見事に復活を遂げて、周辺の施設ともども活気溢れる観光名所に変貌。
赤レンガ倉庫から山下公園へと続く道は、休日には海風を浴びて散策する人々の憩いの場となり、
手入れの行き届いた花々を、思い思いにカメラに収める姿が多く見受けられます。

マスコットキャラクター・ガーデンベア

そんな海沿いのエリアから小高い丘へと登れば、そこはかつて外国人居留地だった所。
異国情緒漂う山手西洋館に惹かれて、元町での買い物がてら、昔からよく訪ね歩いていました。
もちろん建物だけでも充分に見応えあるのですが、その素晴らしさを一層引き立てる花と器。
3年ぶりに開催された『花と器のハーモニー』会期終了の直前に、駆け足で廻ってまいりました。

1927年頃、外国人向けの共同住宅として建築。


こんな所でお食事がしてみたい


アントニン・レーモンドの設計により、1926年に生糸貿易商エリスマン氏の私邸として建築。
以前は1階のガラス張りの所がカフェでした



楽譜の専用棚
譜面台に置いてある楽譜は「トッカータとフーガニ短調(J.S.Bach)」


1930年にJ.H.モーガンの設計により、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として建築。


室内ながら、イタリアやフランスの庭園で見られるような壁泉が特徴です。

1910年にJ.M.ガーディナーの設計により、明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として建築。


横浜の海を思わせる花


大正末期に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅。
その後、カトリック山手教会の司祭館として使用。


目に緑が優しいお部屋でいただくアフタヌーンティーはどんなに美味しいかしら

5つの建物をご紹介しましたが、山手西洋館は現在7つあります。
また、7つには入っていないものの、カフェを営業している洋館「えの木てい」も人気がありますし、
港の見える丘公園には「神奈川近代文学館」や「大佛次郎記念館」もあり、見どころ満載です。
駆け足なんてもったいない。
次回はバラの美しい季節にゆっくり訪れたいものです。
お読みくださいましてありがとうございます。
実際に使えるエリスマン邸の公衆電話 に、
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>30歳頃まで横浜に住んでいましたので、「横浜」と聞いただけで懐かしく感じます。
わぁ、Yuki さんもお住まいだったのですね。
>山手辺りのレトロな建物が点在する場所も良いですよね。
私など新しいお店は気後れしてしまいますので、専らレトロ散策ですよ。
>意外と山坂が多いことはあまり知られていないでしょう。
石川町の駅から外交官の家まで一気に登ると膝が笑ってしまいます(^_^;)
そんな時は元町を通り抜けて外人墓地を目指しますが、
港の見える丘公園に着くと、頑張ってよかったと爽快な気分になります。
ランドマークタワーなど、現代的な建物も素敵ですが、山手辺りのレトロな建物が点在する場所も良いですよね。
横浜って「お洒落な港町」のイメージが強すぎて、意外と山坂が多いことはあまり知られていないでしょう。山手もそんな場所の1つですね。
>中華街で迷子になるし
迷子になっちゃいましたか~
いや、わかります。
道路が縦横斜めにあり、似たようなお店ばかりですものね。
>山手の方まで歩いて結構坂がきつくて、足痛いし、
外人墓地の坂は左右にあって、勾配が急で短いのと、緩やかで少し長い坂があり、
どちらも足が疲れて息が切れます。
>みなとみらいの夜景も素晴らしかったです。
ホテルなどの高層ビルが白で統一されて屋根が波の形で連なっていて、
街をあげて横浜のイメージ作りに貢献しているのが印象的です。
夜になるとロマンチックですしね
中華街ではコロナの影響で老舗が閉店したりしていますので、
hirorin さんがいらした頃の活気が戻るといいと想います。
いつかまたいらっしゃる機会があるといいですね
初めは、中華街で迷子になるし(神戸の中華街くらいやと思ってたから)山手の方まで歩いて結構坂がきつくて、足痛いし、みなとみらいの夜景も素晴らしかったです。
洋館は、前を通っただけなんですよ。
中に入りたかったわ~
ああ~洋館の通りの辺りに歴史の教科書に出てくる人達の名前が刻まれた石碑もありました。
なつかしいです。