秘書検定 78*第119回 2級と3級の合格率

2019-11-28 | 秘書検定
 日に日に寒さが増し、各地から冬の便りが届く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで私も秘書にゃんこも元気にしております。


     
     冷たい雨の降る中、熱い紅茶でホッとひと息。(東京ミッドタウン日比谷)


 
 さて、先日行われた 第119回 秘書検定2級と3級の合格率が発表されました。

秘書検定のホームページによりますと、

2級 受験者数 25,629名  合格者数 12,523名  合格率 48.9%
3級 受験者数 11,858名  合格者数 6,220名  合格率 52.5%

特に2級が50%を割る合格率の低さに驚きました。

ちなみに前回6月に実施された 第118回の結果は、

2級 受験者数 28,284名  合格者数 19,919名  合格率 70.4%
3級 受験者数 14,375名  合格者数 10,244名  合格率 71.3%

この回は過去数回の合格率(両級とも60%前後)と比べても高いため、

バランスを考えて今回は難しい問題を出したのか、それとも偶然なのか、

第118回と119回の問題を入手して、実際に解いてみました。

(3級より2級受験者数が毎回多いのは、履歴書を書く際に、

やはり2級の方が提出先にアピールできるからではないかということと、

秘書検定の場合、両級の難易度に大きな差が見られないことから、

3級を受けず2級からチャレンジする人が多いためではと推測します。)


     


 もちろん、私にとって易しいかどうかではなく、あくまで受験者の目の高さで試みましたが、

その結果、あくまで私見ですが、両級とも前回と難易度に差があるようには思えませんでした。


 秘書検定の2級と3級では、秘書A子さんのとるべき行動(「適当」と言います)と、

逆に、とってはいけない行動(「不適当」と言います)を5つの文から選ぶ問題が多く出されます。

選択肢の中には明らかに「適当(色に例えるなら○)」「不適当●」と見分けのつくものは少なく、

○でも●でもないグレーの中から、「強いて言えば・・・」を選ぶ問題がほとんどです。

より○に近いグレーや●に近いグレーを、グレーの濃淡から選ぶといった感じでしょうか。

それを見極めて正解を導くためには、秘書A子さんになりきることを置いて他にありません。

言ってみれば、筆記試験は台本の無い舞台の本番です。

秘書A子さんを演じる受験者にとって、本番でどのようなアドリブにも返せるようになるには、

今までのシナリオ、つまり過去問を解いて、秘書としてのA子さんの思考や行動パターンを理解し、

身に付いたかどうかを過去問で繰り返し確かめながら、秘書A子さんに近づいてゆくのです。

3級と2級で秘書A子さんになりきった自信は、必ずや準1級や1級に活かせると確信します。



     
     大好きなWEDGWOODに寄りかかってうっとり(東京ミッドタウン日比谷)


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