秘書検定の面接試験の所要時間は、準1級(3人1組)、1級(2人1組)とも約10分です。
計算上は1人あたり3~5分程度ですが、実際は入室から退室までが面接試験ですので、
1秒たりとも気を抜くことなく、10分=600秒すべてがご自分の面接時間と心得ましょう。
もちろん面接官は、いま目の前にいる受験者をメインに審査していらっしゃるでしょうが、
待機している受験者の姿は、じゅうぶん視界に入っています。
他の受験者が「報告」を行なっているときに、下を向いて自分の報告内容を復唱したり、
先に終えた安堵からキョロキョロしていたりすれば、どうしても目に留まるでしょう。
それでは10分の間、どのような表情を心がければよいのでしょうか。
「挨拶」や「自己紹介」のように、満面に笑みをたたえて話す場面がある一方で、
「状況対応」や「応対」では、歓迎や恐縮、謝罪の気持ちを表現する必要があります。
また「報告」の内容によっては、笑顔だけでは伝えきれない文章もあります。
したがって、いつでも明るくニコニコというのでは、課題にそぐわないこともあるのです。
ちなみに私の手元にある1級の資料によりますと、「応対のポイント」として、
「状況にふさわしい表情で対応しているか」と記載されています。
そこで私がお勧めしたいポイントは「口の形」。
誰しも人目のないところでは、顔の筋肉を緩め、口は「へ」の形になっているものです。
「へ」の形はとても楽ですが、そのままでは気難しく不機嫌な印象を与えてしまいます。
そこで口角を少し上げて「へ」⇒「-」に、さらに左右に伸ばして「-」⇒「―」にしますと、
にこやかで、とても穏やかな表情になります。
「―」を基本にしますと笑顔や恐縮の表情も作りやすいので、ぜひお試しください。
顔にはたくさんの筋肉(表情筋)がありますが、アメリカ人はその60%を使っているのに、
日本人はわずか20%しか使っていないと聞いたことがあります。
面接試験が役割演技だからと言って、オーバーな表情はかえって不自然ですが、
表情にメリハリがつけば、笑顔が一層引き立つことでしょう。
そして、もしかすると、若々しいフェイスラインを保つ効果もあるかも知れませんよ。
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日本人の顔立ちは、欧米人のように彫りが深くない上、
いちいち顔に出さないのが良しとされて来ましたものね。
フィギュアスケートにすっかり魅せられた私は、
日本に居ながらロシア時間で過ごしてしまいました
選手達の表情を見ていると、笑顔は笑顔を呼ぶのだと、
改めて思いました
元々凹凸のない日本人は、表情筋をかなり意識しなくてはいけないですよね。
それにしても、フィギュアスケート選手達の演技後の表情を見るだけて、点数結果がわかりますね。