秘書にゃんこ*京都迎賓館

2023-03-12 | 建築が好き
 暮れから続いた慌ただしい日々が一段落するタイミングで、京都に行こうと考えていました。

折しもコロナが少し落ち着き、飛行機とホテルがスムーズに取れた上に全国旅行支援も利用可能、

さらに滞在中は好天に恵まれ、願ってもない旅となりました




早朝便で発ち、夜遅い便で帰着するため、2泊3日が有効に使えます。



ピーチ航空は格安の分、座席を指定したり手荷物を預けると別料金がかかります。
いつも身軽な旅を目指す私に、望外の座席がアサインされました



関空に到着し、バスで京都に入る頃にはお昼時。



ごはん処 田辺宗



京都のお漬物をお寿司にしたランチ


京都御苑の広大な敷地の中にある京都迎賓館が、今日の目的地です。(ガイドツアー 要予約)


正門  
海外からの賓客御一行は、車列を組んでこちらからお入りになります。



正面玄関 車寄せ



聚楽の間(ロビー)
自然光が入らないため、鮮やかな色の西陣織で華やかさを演出。




夕映(ゆうばえ)の間(立礼式のお茶のもてなしや、晩餐会の待合に利用)
『比叡月映』(ひえいげつえい)京都の東に聳える比叡山を月が照らす様を表現



夕映の間
『愛宕夕照』(あたごゆうしょう)京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様
『比叡月映』共、絵画ではなく織物。



夕映の間から望む庭園



藤の間
壁面装飾『麗花』(織物)と格子天井  
床の段通は『麗花』の藤が舞い散った様子を表現



藤の間
舞や箏(こと)の演奏、雅楽など、賓客に優雅な日本の伝統文化が披露される舞台。



舞台扉に光る伝統技能「截金」(きりかね)は、人間国宝 故 江里佐代子さんの作品。
実は、この截金細工を拝観することこそ、今回の旅の一番の目的でした。



桐の間(和食を提供する和の晩餐室)



桐の間の奥に飾られていたお雛さま
男雛と女雛が見慣れた位置と逆なのは、京都ならでは??



和舟 
海外からの賓客に、日本の文化である舟遊びを楽しんでいただきます。



 旅は続きますが、ひとまず今日はこの辺で。。

お読みくださいまして、ありがとうございます。
迎賓館で見かけた愛らしいお着物 に、
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秘書にゃんこ*有楽町&新有楽町ビルヂング

2023-03-07 | 建築が好き
 有楽町の駅に降り立ち、銀座とは反対側の日比谷に出ました。




 有楽町と聞いて思い出すのは、フランク永井さんが歌う「有楽町で逢いましょう」

駅前に建った百貨店「有楽町そごう」のコマーシャルソングとして巷に流れ、映画化もされました

昭和32年(1957年)のことです。

それから十年ほど経った頃、この地に二つのビルが建ちましたが、

今年中に閉館して建て替えられると知り、前回の三愛ビル同様、見納めに行って参りました。



左:有楽町ビルヂング(昭和41年) 右:新有楽町ビルヂング(昭和42年)



「ビルディング」ではなく「ビルヂング」という名称が、昭和を彷彿とさせます。



「新」が文字通り新しかった頃、日本は高度経済成長期の真っ只中に在りました。



有楽町ビルヂングの玄関を入ると迎えてくれる階段は、昭和の映画に登場しそうな造りです。



有楽町ビルヂングの喫茶店「stone」は、竣工と同時に開業。
初代オーナーのご実家が石材店だったことから、石をふんだんに使ったモダンな内装。



床は大理石。壁は国会議事堂にも使用されている御影石。
色とりどりのミックスサンドと、丁寧に淹れられたコーヒーでひと休み

塩コショウの瓶は、秘書にゃんこサイズのコカコーラ


 二つのビルの館内には、すでに閉店したと思しきお店もちらほら。。

丸の内から日比谷へ向かうときに、通り過ぎてしまいがちな有楽町 日比谷口ですが、

この界隈の風景も間もなく変わると思いますと、なんとも名残惜しい気がします。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
帰りに立ち寄ったお店で ピーターラビットのママ と。
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