このブログを始めた頃の副題は ~ 風と遊ぶ ~ でした。
ただの球打ちではなく、風を感じながら、風を読み、球と共に風と戯れる。
リンクスを発祥とする、元来ゴルフの原点にあったような、ピュアなゴルフの嗜み方。
そこに戻ってみようと思いました。
久しぶりに訪れた河川敷のショート。
練習場と違って、本物の芝の上で、風を感じながらの球遊び。
隣には9ホールながら通常のコースも併設されているのですが、
ショートコースの方には、1コインの手軽さもあってか、
当時は老若男女問わず、いろんなプロフィールを持った、ゴルフ好きな人たちが集まって来ているような雰囲気がありました。
交通事故に遭ってリハビリして、ゴルフが出来るまでに回復した、というおじいさんがいたり、
(同伴で廻ったよしみで、バスで通ってくるというそのおじいさんを駅まで車で送っていったこともあったっけ。)
飲み屋の女将みたいなキレイなひとや、シングルハンデのひとまで、ゴルフ好きの集まるコミュニティみたいな感じが好きでした。
受付小屋で受付票に名前を書いて出すと、おばさんが覚えていてくれて、うれしかった。
ずいぶん空いてますねぇ、というと、最近は大体こんな感じなんですって。
3ホール×2周で500円だった頃によく通っていたのですが、
2周ではなく、1周廻るだけで700円という料金設定になってしまって、客足が減ってしまったのです。
2周6ホールだとフィーリングも掴めてきますが、さすがに1周3ホールだとウォーミングアップでおしまい、みたいな感じで。。
(割引無しだと1周で1000円に値上がりしています。)
しかし、ホームコースも高速に乗らずして1時間弱で行ける手軽さとはいえ、
ここなら車で20分程度ですから、ほんとに散歩がてらに来れるのです。
ホームコースがあるからと、遠のけてしまうには勿体ない環境。
シロツメクサ、朝露、風の匂い。
ショートゲームを大切に、といいますが、
ここではショートゲームだけですから、ショートゲームを上手くするための工夫に自然と集中できる。
また、あとで、日記風ではなく、ちゃんとした記事にしたいと思う位の、インスピレーションが降ってきました。
1) なぜ 『お先に』のパットは、スコスコ入るのか。
そんなことを考えながら練習していると、
お先に、のパッティングでは、
アドレスでソールを地面につけていないことに気付きました。
そのほうがインパクトが揃う。
ちゃんとアドレスして(その間に、本能的な感覚より、理屈が優位になって、がんじがらめになって)、ということはしていない。
なぜかはよく分かりませんが、
べたっとソールしてしまうと、手元への感覚や集中力が、他の余計な部分に分散してしまうのではないでしょうか。
だから、肝心のインパクトが少し緩む。
フェースを決めたら、あれこれバタバタしないで、ただ正確にインパクトする。
そして、お先に、のパッティングでは、カップに狙いをつけてパッティングするというよりは、
カップを覗いて、既にカップインしている前提でもって、入れています。
入るかどうか、という迷いがありません。ある意味、打つ前にボールは当然にカップに沈んでいる。
だから、カップの直径面の円ではなく、
カップの内側の小傷めがけて打つことしました。
(下の写真でいうと少しカップの内側の白とグレーの境目にある小傷をイメージして入れる。)
平面的な円をめがけて打つと、カップの淵を舐めても入らない、ということが起こりますが、
平面ではなく、円のその下、カップの中をめがけて打つと、そのようなことは起きにくいような気もします。
シミュレートの仕方が間違っているのです。
既にカップインしている前提で打つ、というイメージを、もっと具体的に噛み込んでみると、
(既にカップインしている状態から)逆向きにカップから向かってくる軌道に対して、
カップの中へスッポリ戻すように、打ち返すイメージです。
(よく言われるフォワード・プレスというやつかもしれません。)
2) 右手人差し指をシャフトに添えることで、フェース面を安定させる
さらに、インパクトを緩ませることなく、きっちりしたフェース面をキープする方法があることに気が付きました。
『右手人差し指をシャフトに添える。』
左手人差し指を真っ直ぐ伸ばしてシャフトに添える、ということは実践していますが、、、
(<パッティングのファイナル・アンサー>末端と中心を結ぶのは左手だった)
右手の人差し指も同じように、真っ直ぐ伸ばしてシャフトに添えると、
俄然球の転がりが良くなって、ストロークも安定してきました。
再現性が高くて、狙い通りのラインに打ち出していける。
最後に右にふにゃっと曲がるような転がりの悪い球ではなく、ターゲットを捉える球質になる。
これはアプローチにも効きます。
シャンクが出たり、ザックリしたりするのは、フェース面が安定していないから。
ところが、右人差し指を添えると、フェース面が安定するのです。
フェース面を正しく安定して使えるから、球がフェース面上の一定の距離をちゃんと駆け上がるので、スピンの効きも安定して良くなる。
フェース使いやボールのスピン量に至るまで、偶然だらけ、のアプローチにならない。
ラインも出しやすくなったし、しゃくるような動きも抑えられる。
フェースの開き具合とか、カット気味に入れたりとか、細かいテクニックの掛け合わせが、ゴルフを難しくしている、のだと思う。
最近は、グリーンのカラー付近までくると、専ら安全を期して、多少のラフでもパターで寄せていたが、
この安定感があれば、自信を持って、ウェッジでも狙っていけそうな気がする。
本日は、最近記事化できていなかった気づきを続けます。今度はドライバー編です。
月刊ゴルフダイジェストが、ここのところ、私の考えていることと、見事なシンクロニシティぶりなのですが、今月号もまた。
(端点をキメてペンタゴン打法を強化する ~ リベラル・アーツとしてのゴルフ)
” 左脇を締める ” です。
左脇を締めて、まっすぐテークバックを始動する。
左脇が開くと、フェースは開くし、空いた左脇をインパクトからフォローで締める動作が入るから、引っかけが出やすくなる。
前回も取り上げましたが、レッドベターの新理論「Aスイング」もこれに似ている。
予め左の手首もコックして、そのままタテにテークバックする。
ニクラウスは、シャンクなんて打ったことがない、と言っていた。
予め左手首を固めておいたり、左脇を締めてテークバックすることで、後で調整するような偶然性を排除していけば、帝王のゴルフに近づけるのでしょか。
さて、地に落ちたゴルフの立て直しに取り組み始めました。
( ↓ ) この日は、武者修行のつもりで、単独エントリーしての、見知らぬ上級者二人組とのラウンド。
時刻通りにフロントに到着したのですが、仲間同士二人で廻りたかったようで、先に出発したみたいですー、とのこと。
係の人が無線機を使って調整してくれたおかげで、スタートホールで挨拶して同伴させていただきましたが、
なんとなく、急かされているようなムードが。。
(上手い人の中には、プレーファストを通り越した、せっかちなペースを強いるようなゴルファーが多いように思う。)
でも、必要だったのは、この緊張感。
スタートホールから2つ続けてパーを取ると、話をしてくれるようになりました。
前半はショットは良いのですが、ショートゲームに難があり、苦手にしている7番でまたも11の大叩き、
勿体ないねえーと言われる、いつものゴルフに逆戻り。
しかし、後半は4連続を含む5つのパー。
その間はオナーを渡さず、ティーショットも好調で、飛距離も二人を置いていく展開に。
なんでもない50cmのパットを続けて外したり、粗さも出ましたが、ハーフ43と、久々の快心ラウンドでした。
( ↓ ) そして、私を師匠と呼んでくださる、国際派のRさんとのラウンド。
ドライバーは水物といいますが、ドライバーの調子がいい時は、たいてい飛ばそうという邪念がなく、謙虚にスイングしている時。
この日は、邪念がかなり混ざり込んでいて、引っかけを連発、ティーショットの精度が悪すぎました。
それでも前半47で堪えて踏みとどまる。
パッティングとショートゲームで凌いだ後半でしたが、
あがり4ホールで3つのOBでは巻き返しとはいかず、47-54で101.
理事長杯があったみたいで、青ティーはフルバックでした。
いつもの200yard Par3は220Yard近くあるので、アイアンで攻めるには厳しかったし。
スコアメイクには、必ずしも自己ベストを目指すばかりの単細胞的スコアメイクだけではなくて、
最低線をどのレベルで揃えて、堪えて、凌いでいくかというスコアメイクもあるのだ、と考え直すことにしました。
これからは、雨か曇りのような、停滞した梅雨前線のようなスコアしか望めないような時に、
最低線を、どうやって押し上げていくか、ということも、大切にしようと思うのです。
悪い時も受け容れないとね。それが人生というものさ、セラヴィ。
Elton John - Dear John (1982) With Lyrics!