今年は夏場に確かな手応えのようなものを感じながら、
掴みかけたものは、秋口から肘痛やら長雨に紛れて、何処かへ消えてしまったかのようです。
ヒデキを取り戻しに向かったのは伊香保温泉。
([2017年6月] 18ホールの間だけ『ヒデキ』になってみたら、イーグルもやって来た。)
山梨同様、何故か土地勘が湧いてこない群馬県です。
11月に行った甲府への武田巡りの旅が、何かに導かれているかのように、図らずも12月になっても続きます。
前週誘われて山行に行った岩殿城跡もそうでしたが、宿泊ラウンドに訪れた伊香保温泉も武田ゆかりの場所。
有名な石段もまた、長篠の戦の負傷者のために整備されたものです。
伊香保温泉を整備した、真田昌幸(真田幸村の父)は、武田郡代として仕え、
武田勝頼が敗走する際には、山梨を捨てて上野国(群馬県)に逃げるように進言したが、
勝頼は岩殿城へと向かい、天目山で自刃することになったと云う。
( ↓ ) 前週行ったばかりの岩殿城へとつながる物語の偶然に少し驚く。
何はともあれ、伊香保温泉の思い出から。
デコボコした妙義山に沈んでいく夕陽を追いかけるように上毛から伊香保へと。
温泉街のバスターミナルそばに在る、居酒屋御免。
生涯最高のニラ玉に遭遇した。
20年近く前に白馬にあった(今はもうない)、長野オリンピックの日本選手団も通ったという居酒屋で食べた明石焼きが、
いまだに生涯最高の明石焼きなのだが、その時のことを思い出した。
ニラ玉って、こんなに感動的に旨いものだっけ
なんだか、店の壁に飾ってある2016年Mastersのお土産(ご主人は入院されていて一緒に行けなかったそうだ。)に色合いが似てる。
写真って、そんなにいつもいつも鮮明でなくともよい。
夜霧っぽい、ぼけらっとしてるやつの方がこの時の感覚にも近いし。
さてさて、本題のラウンド。
ゴルフとは関係ないですが、
谷川岳の岩場はギネスに認定される程、遭難事故死の多いところ。
(1960年に自衛隊の一斉狙撃によって、ザイルを切断して遺体を収容するという事件があったことも最近になって知りました。)
雪崩の山・谷川岳 -選んだ者と選ばれた日- Tanigawa-dake movie Trailer
当初は赤城に比べてフェアウェイが狭いように感じていた上毛コースでしたが、
今年になって、それほどトリッキーに感じずに愉しめるように変わってきました。
肘を痛めて、身体を静かに使うようになって、
徐々に可動域を拡げながら、スピードに乗っていけるようになってきてます。
今年になってから、飛距離が落ちているのを感じることが多かったのですが、戻って来つつあります。
この日は白ティーからのラウンド、
最終18番(498yard/par5)では、
ティーショット230yard地点の吹き流しのある辺りは完全な上り斜面でランが出ない状況ながら、
行ってみるとGreenまで残り203yard、単純計算だと295Yard飛んだことになります。
打ち下ろしだし、キャリーでそんなに飛ぶはずもないですが、
吹き流しのK点越えを悠々と達成できていると、それだけで気持ちがいいです。
100切りにはバーディーが必要だったので、2打目はGreenを狙いすまして撃っていきましたが、僅かに届かず手前のバンカーへ。
しかし、ナイス・アウトして、カラーからパターでねじ込んでのバーディー奪取です。
狙ってバーディーを取るなんてまるでプロみたいぢゃないか。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
(ところが、前の17番で、快心のティーショットが僅かに白杭越えのOB、
暫定の3球目からもキレイなゴルフで4つであがったので、横はちゃんとダボでカウントしながら、
完ぺきなゴルフをした感があって、縦のスコアはPar勘定で18番に臨んでいました。
バーディー取って99のつもりが実際は101でした...。)
タムも初バーディーです!
朝の伊香保を散歩。
この写真を撮った直後、暁光が得も言われぬ輝きで朝もやの空気を満たす瞬間が訪れました。
スマホで写真に収めようとしたその時に電話が鳴って、写真には残せませんでしたが、それは美しい朝焼けだった。
電話は、ゴルフ場のクローズを知らせる電話でした。
埼玉へ引き返して代わりのラウンドをしようというアイデアが出て、
Jeepにはキャディバッグを積むスペースがないので、
キャディバッグは向こうで借りればいいから、
キャディバッグはそのまま宅急便で送り返してクラブだけ積み直して向かうことにしました。
ゲリラみたいな道中。本当にゴルフばっかだ。
埼玉に戻ると冬の風物詩、ゆりかもめがお出迎えです。
なんだか、お互いに渡り鳥同士みたいだ。
ホームに戻ってきましたが、統制のとれないゲリラ戦みたいなゴルフをする癖が出た。
スタートホールの12番でナイスショットを続けるもボールを見失ってロストの8、
14番では50cmのバーディーパットを外すと3パットしてボギー。
気持ちがゲリラ化した15番では、残り60yardのセカンドショットから、
スタイミーになっている木の間を通そうとして結局11も叩いた。
得意のインコースのはずが、あまりに酷いので、
後半はスコアカードを新調して、気分転換。
気分転換後のハーフは47。
これが年納めラウンド。
太平の宵の空に、太平の世の幸せを感ず。
太平洋、ハワイ土産。
今年引退した宮里藍選手も2012年コオリナ・ゴルフクラブでのLPGA ロッテチャンピオンシップで優勝した。
(兄の宮里優作選手も初の賞金王&年間最多勝です!)
私も、じっくり静筋を太く育てていきたい。
上手く行くかどうかに関わらず安定している太平。