「翻訳は良い趣味だ」(内田 樹)
山で聴くガブリエルのオーボエが大好きなのだが、(弦のコラージュ、そして「倍音」の魅力)
年齢を経て段々と禅僧のごとくなってきたこちらのガブリエルの音楽に山で失くしてきた元気をもらう。
今朝は久しぶりにピアノ・レッスンにも行ってきましたが、
不調のゴルフとは別のところからもエネルギーを充填して、立て直しを図っていきましょう。
いや、立て直せなくても(立て直したところでたかがしれていても)、
別の方法があるのかもしれない、潮の流れはひとつではない。
流れに乗れなかった男の歌だ。
So deep, so wide, will you take me on your back for a ride お前はこんなに深くて大きかったか、いっそ背中に乗せたまま連れて行ってくれ。
If I should fall, would you swallow me deep inside 流れから落っこちてしまったら、お前は俺を呑み込んでしまうかい?
River, show me how to float 大いなる河よ、どうしたら浮上できるんだろう
I feel like I'm sinking down 俺はもう沈んでしまうのだろう
Thought that I could get along なんとか上手くやって行こうと思っていたのだが
But here in this water この泥沼にあっては
My feet won't touch the ground もう立っていることはできない
I need something to turn myself around 向きを変えるような何かが必要だ
Going away, away towards the sea 山からは降りることにして、遠くへ、海のほうへと流れていこう
River deep, can you lift up and carry me 深遠なる河よ、俺を力づけて運んで行ってくれ
Oh roll on though the heartland 心の故郷へと
'Til the sun has left the sky 太陽が空から消えてなくなるまで
River, river carry me high 大いなる河よ、高みへと運んでくれ
'Til the washing of the water make it all alright 水がすべてを洗い流すまで
Let your waters reach me like she reached me tonight 今宵お前の水を浴びせ続けてくれ
Letting go, it's so hard このまま続けるのは難しい...
The way it's hurting now 十分傷ついたよ
To get this love untied 情熱だって解けてしまうくらいに
So tough to stay with thing そのままでいる、というのは実はタフなことなのだ
'Cause if I follow through
I face what I denied
I get those hooks out of me
And I take out the hooks that I sunk deep in your side
Kill that fear of emptiness, loneliness I hide
River, oh river, river running deep
Bring me something that will let me get to sleep
In the washing of the water will you take it all away
Bring me something to take this pain away
翻訳まで途切れがちですが、最後の一行を残しておきたかったのです。
さて、ホームコースでありながら、ようやくの初訪問となった上毛・赤城のゴルフ、それはひどいものでした。
思ったほど寒くはなく、アニカにあやかったCUTTER&BUCKのブルゾンもプレイ中は不要。
( ↓ ) 初日、上毛。
IN 59/ Out54、
なんですか、これ。
ビジョン54? Mrs59? ってこのこと?
途中、ショットのテイクメモも取らず。アプのあまりの酷さにショートゲームスコアも途中でやめ。
( ↓ ) 二日目、赤城。
二日酔いの風邪っぴきで、朝から喉が痛い。
初日からの悪い流れは一向に止まず、二日目もショットのテイクノートを早々にやめ。
山から帰還した三連休最終日の夜、
体調はすぐれず、仮眠をとってから夜中に目覚めるとひどい悪寒に襲われて、明け方になっても39度の熱。
昨冬は治験期間中でもあり、風邪をひくとややこしいことになるので、万全を期していましたが、脇が甘かったのかもしれません。
体調不良で会社を休むのは病を得てからはじめて。
( ↓ ) Amazon等の書評でも評価の高い「阿修羅の呼吸と身体 - 身体論の彼方へ」(勇崎賀雄)」。
これでもか、これでもか、と徹底的に寝ていた合い間に読み切りました。
「骨ストレッチ」からの流れで、「骨呼吸」なるものを紹介している本で言及されていたのがきっかけで手にしたのですが、
濃厚な内容でした、得るところが沢山ありました。
年末には倍音声明を体験してこようと考えているので、この本で得た内容とあわせて、身体論を実践する年末になりそうです。
一日で体調を立て直し、てきぱきと仕事を片付けられたのは、この本によるところも大きかったように思います。
何度も思ってきたことですが、ゴルフというのは、それほど自分に向いていないのではと思うことがあります。
いいショットを打つという面ではなく、いいスコアを出せるという面で、特にそれを感じます。
勝負の些末にこだわり続け、勝ちを得て、自信満々でいるほうが、負け惜しみを言うよりずっといいのですが、
些末と言う資格がないくらいに、その部分が欠落している。
しつこく粘り強く頑張ったのに、なぜそこであっさり淡白になるのだ??という、欠落。
理想というか、イメージとしては出来ている状態と、現実の結果との差に落胆する。
落胆の連続であります。
欠落と落胆の繰り返しに終わりはないのかもしれないと思うくらいに落胆は続くのであります。
だから、映画監督の篠田正浩さんが言っていたようなゴルファーとしての身の処し方もあると思うのです。
(鷹のダンディズム)
得意なことをやるのがもちろん賢明です。
しかし、あまり得意でないものになぜか向かってしまう、惹かれてしまう、
そういう性癖があったとしたら、それは不足を知る、ということにつながる。
不足や欠落に自覚的であれば、改善する作用は必ず働くから必ず欠落は埋まっていく。
決して悪いことばかりではない。気長に。