明日香先生のCD発売ライブにお邪魔してきました。
アーティストにピアノを教えてもらうのは、私には敷居が高くてなかなか行けないのですが、
(でも、動画のYesterdayの弾き歌いを褒めてもらえて嬉しかった! )
先日四ツ谷のLIVEにお伺いしたら、アーティスティックな感性のなんと素晴らしいことか。
(夜会、アコーディオンと歌に酔う。)
パリのミュゼットとか、これまで私が聴いてこなかったフランスや、中国といった異国音楽の引き出しをお持ちで、
時にえぐるような詩を含めて、ポップスというよりは、芸術、アートを感じます。
日常だけに留まらない、もっと深くて広くて多様な世界。
3曲入りのマキシ・シングルは、全曲オリジナル。
この日は今年の2月から始まった月末金曜日、プレミアム・フライデー。
職場の仲間と、会場「GRAPES Tokyo」のある東京メトロ副都心線「北参道」駅に初めて降りました。
木目調の温かい雰囲気のスタインウェイのピアノがプレミアム。
奇しくもこの日は、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」の50周年記念盤の発売日。
(Sit back and let the evening Go ! )
たまたまなのでしょうが、途中、「Mr.カイト」風のサイケなライティングに包まれたりして、どこか非日常的な夜。
20170526 AsuKA CD release LIVE @北参道 GRAPES TOKYO
2曲目のPull marineが嬉しい選曲でした。
ゲンズブールには、この美しいピアノシーケンスに、
こんなにも耽美的で頽廃的な詩を乗せれる人がいるのか、と驚いたことがある。
(人生はライブである ~ ゲンスブールの違和感とビロードの滑らかさ)
そして、作った動画では外してしまいましたが、”J'ai bu la tasse, tchin tchin.”ってところが、
不埒ですが、日本人の私の耳につく。
ゲンズブールは日本語を分かっていて、ふざけたのでしょか。
~ Pull marineの歌詞はこちらのサイトが詳しい ⇒ 「マリンブルーのセーターPull marine」)
今、エルトン ジョンの「Your song」の弾き歌いを練習中なのですが、
”水の底だけで輝くのではないマリンブルーの瞳を、視線もくれずに見分けてやって来る”というのは、どこかYour songに似ている。
太陽はしばしの間暖かく、この世はかくも素晴らしい。
彼が素晴らしいと語るのは、あなたの居る世界であり、
自分の記憶すらあてにできなくとも、色を忘れてしまっても、
あなたの瞳がかつて見たなかで一番美しかったと語る。これは無私の歌だと思う。
(ヤマハの電子ピアノ P-105)
瞳について歌った歌は数あれど、このうえないものがあります。
1st Stageは、新曲の「蝶々」で一旦幕を閉じる。
( ↓ ) 異界から舞い現れた蝶々が食していそうなのは、枝付きの干しブドウ。
二幕目は、「蝶々」が出現して耳元で揺れながら、lentementに、ゆったりとしたピアノで始まります。
そして、足元には、美しくもどこか頽廃的な色合いの花々、
蝶々がひゅるひゅると舞っていく宙に在るのではなく。