「残りの人生をどこで過ごそうと、パリの日々はいつも君と共にある。」(移動祝祭日 ~ La Mer )
実にいい言葉だ。
楽しかった日々の思い出は過去の中だけに閉じているわけではない。
そこで培った感じ方や物の見方は、どこで過ごそうと、新しい時空での心象風景をつくるチカラの源、粒粒になるものだと思う。
私たちが「自分の心や意識で感じる心的現実に一番の影響を受けながら生きている」というのは
ほんとうだと思う。
(心的現実性こそが重要である)
IKEAのエントランスを入ると、ロフト的な広い空間と、漂ってくる匂いがあいまって、あたかも海外に居るような気分になる。
スウェーデンや北欧の家具は確りしていてシンプルだし、ノルウェイの森をイメージしたような空間は憧れ。(ノルウェイの森)
家具で名高いだけあってインテリアが日本よりももっと身近な存在なのか、
家具屋なのにスウェーデン・カフェみたいな食事スペースを広くとってある。
これは、スウェーデン・ミートボール。つけあわせがポテトなのに、なぜかジャムがあるのがスウェーデンぽい(ような気がする。)
私の場合、この類の料理の醸す匂いで、あっという間にUCLAのカフェテリアに居た時の心象風景を重ね合わせることができる。
マクドナルドのソーセージ・マフィンなんかでも同じような気分になれるから便利なものだ。
ブログ書くようになって、デスク用の椅子に、写真よりも鮮やかなオレンジの椅子に新調したくなった。
ヘッドレスト部分まで背筋をサポートするつくりも快適で気に入った。
しかし、へたってきた子ども二人のデスクの椅子やらコーヒーテーブルやらを買ったら結構な荷物になる。おしまい。
忘れるといけないから、貼っておいた。(MARKUS社の回転チェア)
店を出たら拡がっていたオレンジ。
朝焼けを芝生の上で迎え、暮れなずむ茜色の夕空をまた趣きの違う空間で過ごす、
早朝ゴルフで始まる朝が、ささやかだが、実に立体的な、地球一周的な祝祭日を爽やかに演出してくれる。
空中を縦にたなびく雲までも、シルバーウィークの終りに相応しい夕暮れだ。
少々南下する。
アァ~ン de アムステルダムの挨拶か。妙に艶のある挨拶だな。
アムステルダムの街、船上に集う人たちが思い思いに口ずさむ、幸せの宵の御裾分けだ。
Aan de Amsterdamse grachten door Eva-Maria Westbroek