ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

[ピアノ弾きおじさんへの道] 大人のピアノ発表会でヘイジュードを披露するの巻

2016年05月29日 | ツールとしての音楽

この程度の腕前で、ピアノの発表会に出ていいのでしょか。

昨年暮れから通い始めて半年近くになるピアノ教室主催の「大人のピアノ発表会 ~ 大人サロン・コンサート」に参加してきました。

気安く参加表明したものの、前日のレッスンで、ジーパンはだめ、みたいなドレスコードチックな説明があったり、
演奏の前は一礼をしてから始めてくださいね、とか言われまして、
あぁ、ピアノの発表会って、やっぱり堅苦しいかも、とやや怖気づく。

フォーマットを与えられてるのだから、乗ればいいだけなのだが、
フォーマットがあると、愉しいばかりでもないよな気がしてくるのです。

だがしかし、ピアノ弾きおじさんへの道の途上イベントであります。

発表会の前日に、ヘイジュードを一曲通しでレッスンを受けたのですが、
なんだか気持ちが乗っていかず、歌詞も指もついてこなくてボロボロ、
おいおい、大丈夫か、状態。

いや、気持ちを乗せていくだけの技量が伴っていないといったほうが正確でしょう。

  

4番バッターです。家族連れで観に来ていらっしゃる中には男性もいますが、発表会の参加者は女性ばかり。

しかし、このマイノリティ感は悪いものでもありません。

弾き歌いするのは私だけだったので、演奏前にはピアノの前にマイクロフォンがセットされました。
なんだか それだけで上手くなった気になれますが、とんだ勘違いで、皆さんお上手でした。

丁寧にピアノを弾き込んでいるのが感じられるような演奏ばかりです、すばらしい。

ブルグミュラーを弾いてらしたのは70歳台のおばあさん。
私が弾き歌いするのを聴いて、今度は岩崎宏美さんの聖母達のララバイ、を私も弾き歌ってみるわ!って仰っていました。
同じく、教会で伴奏なんかをしながら、コード弾きをメインに練習されているという方が、バリスタの資格をお持ちで、
演奏がひと通り終わってからの懇親会では、自慢のコーヒーをふるまってくださいました。


で、私は逆立ちしても、そんなに上手に弾けるわけもないので、
前日のレッスンで、テンポが速くなりがちだったのに気をつけて、ゆっくり弾くことを心がけました。
しかも、通しで弾き歌うと、どうも歌詞が怪しくなることに、前日に気づいたのもラッキーでした。
指がもつれると、頭ももつれてしまうものですね。

これは、ボロボロだったレッスンを受けて、自宅で修正練習したバージョン。

大して変わり映えしたわけではありませんが、発表会が終わってから、
これまでで一番良かった!と先生に言ってもらえたのが何よりでした。

Hey Jude (大人のピアノ発表会当日の自宅練習バージョン)


皐月も終わろうかという、スイカズラの花香が漂う夕べ。

あまり見かけたことのなかった、花を咲かせる前のマロニエの蕾。

 

うちのファットアルバータも銀青色のキレイな新芽を吹いて見事になる時季なのですが、
かなり樹高も幅も出てきたので、刈り込みました。もうそろそろ、芯止めもしたほうがいいかもしれません。
チンシバイもすっかり根付いて、
植えては枯らしていた好きなアスチルベに似た、
それでいて、アスチルベよりも高さのある花穂を揺らす。

ピアノ弾きおじさんへの道はつづく。

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[2016年5月]  『お先に』のパットは何故入るのか。

2016年05月28日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

このブログを始めた頃の副題は ~ 風と遊ぶ ~ でした。

ただの球打ちではなく、風を感じながら、風を読み、球と共に風と戯れる。
リンクスを発祥とする、元来ゴルフの原点にあったような、ピュアなゴルフの嗜み方。
そこに戻ってみようと思いました。

久しぶりに訪れた河川敷のショート。
練習場と違って、本物の芝の上で、風を感じながらの球遊び。

隣には9ホールながら通常のコースも併設されているのですが、
ショートコースの方には、1コインの手軽さもあってか、

当時は老若男女問わず、いろんなプロフィールを持った、ゴルフ好きな人たちが集まって来ているような雰囲気がありました。
交通事故に遭ってリハビリして、ゴルフが出来るまでに回復した、というおじいさんがいたり、
(同伴で廻ったよしみで、バスで通ってくるというそのおじいさんを駅まで車で送っていったこともあったっけ。)
飲み屋の女将みたいなキレイなひとや、シングルハンデのひとまで、ゴルフ好きの集まるコミュニティみたいな感じが好きでした。

受付小屋で受付票に名前を書いて出すと、おばさんが覚えていてくれて、うれしかった。
ずいぶん空いてますねぇ、というと、最近は大体こんな感じなんですって。
3ホール×2周で500円だった頃によく通っていたのですが、
2周ではなく、
1周廻るだけで700円という料金設定になってしまって、客足が減ってしまったのです。
2周6ホールだとフィーリングも掴めてきますが、さすがに1周3ホールだとウォーミングアップでおしまい、みたいな感じで。。
(割引無しだと1周で1000円に値上がりしています。)

しかし、ホームコースも高速に乗らずして1時間弱で行ける手軽さとはいえ、
ここなら車で20分程度ですから、ほんとに散歩がてらに来れるのです。
ホームコースがあるからと、遠のけてしまうには勿体ない環境。

シロツメクサ、朝露、風の匂い。

ショートゲームを大切に、といいますが、
ここではショートゲームだけですから、ショートゲームを上手くするための工夫に自然と集中できる。

また、あとで、日記風ではなく、ちゃんとした記事にしたいと思う位の、インスピレーションが降ってきました。

1) なぜ 『お先に』のパットは、スコスコ入るのか。

そんなことを考えながら練習していると、
お先に、のパッティングでは、
アドレスでソールを地面につけていないことに気付きました。

そのほうがインパクトが揃う。
ちゃんとアドレスして(その間に、本能的な感覚より、理屈が優位になって、がんじがらめになって)、ということはしていない。
なぜかはよく分かりませんが、
べたっとソールしてしまうと、手元への感覚や集中力が、他の余計な部分に分散してしまうのではないでしょうか。
だから、肝心のインパクトが少し緩む。
フェースを決めたら、あれこれバタバタしないで、ただ正確にインパクトする。

そして、お先に、のパッティングでは、カップに狙いをつけてパッティングするというよりは、
カップを覗いて、既にカップインしている前提でもって、入れています。

入るかどうか、という迷いがありません。ある意味、打つ前にボールは当然にカップに沈んでいる。

だから、カップの直径面の円ではなく、
カップの内側の小傷めがけて打つことしました。
(下の写真でいうと少しカップの内側の白とグレーの境目にある小傷をイメージして入れる。)
平面的な円をめがけて打つと、カップの淵を舐めても入らない、ということが起こりますが、
平面ではなく、円のその下、カップの中をめがけて打つと、そのようなことは起きにくいような気もします。
シミュレートの仕方が間違っているのです。

既にカップインしている前提で打つ、というイメージを、もっと具体的に噛み込んでみると、

(既にカップインしている状態から)逆向きにカップから向かってくる軌道に対して、
カップの中へスッポリ戻すように、打ち返すイメージです。
(よく言われるフォワード・プレスというやつかもしれません。)

2) 右手人差し指をシャフトに添えることで、フェース面を安定させる

さらに、インパクトを緩ませることなく、きっちりしたフェース面をキープする方法があることに気が付きました。

『右手人差し指をシャフトに添える。』

左手人差し指を真っ直ぐ伸ばしてシャフトに添える、ということは実践していますが、、、
(<パッティングのファイナル・アンサー>末端と中心を結ぶのは左手だった)

右手の人差し指も同じように、真っ直ぐ伸ばしてシャフトに添えると、
  俄然球の転がりが良くなって、ストロークも安定してきました。

再現性が高くて、狙い通りのラインに打ち出していける。

最後に右にふにゃっと曲がるような転がりの悪い球ではなく、ターゲットを捉える球質になる。

これはアプローチにも効きます。
シャンクが出たり、ザックリしたりするのは、フェース面が安定していないから。
ところが、右人差し指を添えると、フェース面が安定するのです。
フェース面を正しく安定して使えるから、球がフェース面上の一定の距離をちゃんと駆け上がるので、スピンの効きも安定して良くなる。
フェース使いやボールのスピン量に至るまで、偶然だらけ、のアプローチにならない。

ラインも出しやすくなったし、しゃくるような動きも抑えられる。
フェースの開き具合とか、カット気味に入れたりとか、細かいテクニックの掛け合わせが、ゴルフを難しくしている、のだと思う。

最近は、グリーンのカラー付近までくると、専ら安全を期して、多少のラフでもパターで寄せていたが、
この安定感があれば、自信を持って、ウェッジでも狙っていけそうな気がする。

 本日は、最近記事化できていなかった気づきを続けます。今度はドライバー編です。

 月刊ゴルフダイジェストが、ここのところ、私の考えていることと、見事なシンクロニシティぶりなのですが、今月号もまた。

 (端点をキメてペンタゴン打法を強化する ~ リベラル・アーツとしてのゴルフ)

 ” 左脇を締める ” です。

左脇を締めて、まっすぐテークバックを始動する。
左脇が開くと、フェースは開くし、空いた左脇をインパクトからフォローで締める動作が入るから、引っかけが出やすくなる。

前回も取り上げましたが、レッドベターの新理論「Aスイング」もこれに似ている。
予め左の手首もコックして、そのままタテにテークバックする。

ニクラウスは、シャンクなんて打ったことがない、と言っていた。

予め左手首を固めておいたり、左脇を締めてテークバックすることで、後で調整するような偶然性を排除していけば、帝王のゴルフに近づけるのでしょか。

 

 さて、地に落ちたゴルフの立て直しに取り組み始めました。

(  ↓  ) この日は、武者修行のつもりで、単独エントリーしての、見知らぬ上級者二人組とのラウンド。

時刻通りにフロントに到着したのですが、仲間同士二人で廻りたかったようで、先に出発したみたいですー、とのこと。
係の人が無線機を使って調整してくれたおかげで、スタートホールで挨拶して同伴させていただきましたが、
なんとなく、急かされているようなムードが。。
(上手い人の中には、プレーファストを通り越した、せっかちなペースを強いるようなゴルファーが多いように思う。)

でも、必要だったのは、この緊張感。
スタートホールから2つ続けてパーを取ると、話をしてくれるようになりました。

前半はショットは良いのですが、ショートゲームに難があり、苦手にしている7番でまたも11の大叩き、
勿体ないねえーと言われる、いつものゴルフに逆戻り。

しかし、後半は4連続を含む5つのパー。
その間はオナーを渡さず、ティーショットも好調で、飛距離も二人を置いていく展開に。

なんでもない50cmのパットを続けて外したり、粗さも出ましたが、ハーフ43と、久々の快心ラウンドでした。

 

(  ↓  )  そして、私を師匠と呼んでくださる、国際派のRさんとのラウンド。
ドライバーは水物といいますが、ドライバーの調子がいい時は、たいてい飛ばそうという邪念がなく、謙虚にスイングしている時。
この日は、邪念がかなり混ざり込んでいて、引っかけを連発、ティーショットの精度が悪すぎました。
それでも前半47で堪えて踏みとどまる。

パッティングとショートゲームで凌いだ後半でしたが、
あがり4ホールで3つのOBでは巻き返しとはいかず、47-54で101.

理事長杯があったみたいで、青ティーはフルバックでした。
いつもの200yard Par3は220Yard近くあるので、アイアンで攻めるには厳しかったし。

スコアメイクには、必ずしも自己ベストを目指すばかりの単細胞的スコアメイクだけではなくて、
最低線をどのレベルで揃えて、堪えて、凌いでいくかというスコアメイクもあるのだ、と考え直すことにしました。

これからは、雨か曇りのような、停滞した梅雨前線のようなスコアしか望めないような時に、
最低線を、どうやって押し上げていくか、ということも、大切にしようと思うのです。

悪い時も受け容れないとね。それが人生というものさ、セラヴィ。

Elton John - Dear John (1982) With Lyrics!

 

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[ピアノ弾きおじさんへの道] セブンスコードを分数コードにして1+3和音に分けてしまう

2016年05月21日 | ツールとしての音楽

「セブンスを分数コードに置き換えて弾く」、
この発想が、眼からウロコでした。

 

 

ルートを左で弾いて、のこりは第三音をルートにしたトライアドにして右手で弾く。

『CM7のようなメジャーセブンスなら、第三音( E )をルートにしたマイナー・トライアド( Em )』

『Dm7のようなマイナー・セブンスなら、第三音( F )をルートにしたメジャー・トライアド( F )』 を右手で弾く。 (分母はそれぞれ/C,/D)

 

12キー(C , D , E , F , G , A , B と D♭, E♭, G♭, A♭, B♭)について、
トライアドの時と同じように、メジャーセブンスとマイナーセブンスを分数コードにして書き出してみた。

1) トライアドの時

 右手だけだとつまらないから、左手はルート音を弾くのだが、

   エイトビートを意識して、” 「1」・と・2・「と」「3」・と4・と ” の青字部分のタイミングで、右手が四分を打つ間に三回弾く。

 

  ちなみに、このメジャートライアドをCからオクターブ上のCまで半音ずつ上行してまた下降するトレーニングは、

    先掲の本の著者である杉山 泰さんによると、” この10年で最も成果を上げたトレーニング方法 ”とのこと。

2) メジャーセブンスとマイナーセブンスも同じように。

当たり前のことだが、右手はトライアド(三和音)なので、音の並びの法則性みたいなものは、トライアドと同じ。

AM7を C#/Aと書いてる。(トライアドの時は、♭に統一した方が分かり易かろうということで、D♭と書いていたのだから、D♭/Aの方が分かり易そうな感じがするのだが・・。)

これには理由があって、もともとがA(A, C#, E )にセブンス(G)を加えたコードなので、
C #のトライアドだと 解釈すると、( C#, E , G)/A でセブンスコードが分割されているのだと分かるが、
D♭のトライアドだと解釈すると、(D♭, F♭, G)/Aになってしまって、音名から元々のセブンスコードの構成音が失われてしまうから。

(弾いてみれば、同じ音を弾いていることに変わりはないのですから、きっとどちらでもいいのです。)



以前、ヘイジュードをYouTubeの見よう見まねで弾き始めた頃、先生に指使いをもっとシンプルなものに変えてもらいました。

ヘイジュードのBメロの下降進行( Hey Jude、Refrain, don't carry the world upon your shoulder♪ )の部分、
B♭- B♭/A‐ Gm7 - Gm/F - C7 - F というコード進行なのですが、
右手をB♭のまま、左手だけをB♭-A-G-Fと下降させていけばいいと教わって、
手品のような芸当にしか思えなかったのに、その理由も分かるようになりました。
Gm7は分数コードで弾くとB♭/ Gだし。

 Take a sad song , and make it better, っていい詩だなぁ。

  悲しい歌が現実だったとしても、受け容れることができれば、マシにはできる。

The Beatles - Hey Jude


何だか一皮むけてきました。

 

ヘイジュードのエンディングの決め方を教わりました。

この娘のちょっと抜いたNananaも参考になります。

Beatles - Hey Jude (cover)

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[ピアノ弾きおじさんへの道] コードを覚えるためのアイデア

2016年05月14日 | ツールとしての音楽

ハノンも指の強化に大切ですが、コード譜をみて弾き歌いするための基礎練習が出来ていませんでした。

コードを見たら、すぐに構成音を理解して、反応するように弾けてしまう。
さらには、メロディや歌声に合わせるトップノートを決めて、転回させて弾ける。

これが出来るようになるには、面倒なようですが、ひたすらコードを弾いて覚える。
クラシック畑は違うかもしれませんが、ミュージシャンと呼ばれるような人達であっても、
最初は退屈でも、まずは、ひたすらコードを覚えるのだと聞いて納得いたしました。

ハノンと併せて、コードを覚えるための基礎練に取り組んでいくことにします。
基礎練でありながら、単なる指の強化訓練だけではなく、
弾き歌いや、伴奏をつけたり、曲を作ったり出来るようになるための、直接的な訓練にもなる。
曲を弾きながら、慣れていけばいい、という考えは捨てて、意識的に覚える。
いつまでもYouTubeの指使いを真似たりしてではなく、コードネームが分かれば、弾けてしまうようにする。

( ↓ ) 流麗に弾かれるピアノもいいが、一音のタッチや響きまで身体化されたような弾き歌いが素晴らしい。
基礎練習であっても、音に対する接し方みたいなものを大切にしよう。

(ハノンでも、スタッカートで音を切りながら弾いたり、滑らかにレガートで弾いたり、
5本の指を鍵盤の上に置いたフォームから、鳴らす鍵盤の指を順番に押さえたり、(これは最初は指がふるえて上手く出来ませんでした)
いろんな表現方法や練習方法がある。)

Nina Simone - feelings (1976) HQ

コードを覚える時、ルート音はコードネームそのままだからいいのですが、
マイナーキーかメジャーキーかといったコードの性質を決める ミドルの第三音、
そして、歌のメロディを支えるトップノートの第五音が、すぐに出てこない。

転回形をスムースに弾くためには、
コードネームから、ミドルノートとトップノートが何の音なのかすぐに分かる必要があるので
愚直に書き並べてみた。( ↓ )

  まずはコードネームそのものでない、ルート音以外の構成音もすぐ分かるようにしよう。

   (たとえば、Amを転回させて弾くときに、ルート音をCで弾く、っていう反射が働きますか?)

音階に色彩をつけてイメージする方法があるが、そういうアイデアも良いかもしれない。

マイナーのAmコードが、C,Eで構成されていたり、
明るいイメージのGコードが、B,Dで構成されていたり、

音名だけでは、感覚的に意外だったりする。

【メジャー・トライアド(3和音)】

一番上に書いた12個のメジャーコード「C-D♭-D-E♭-E-F-G♭-G-A♭-A-B♭-B」は、
Cから同じ指の形で平行移動していくだけで弾けてしまうのだが、音楽的でないから面白くはない。

むしろ、縦に並べて書いた転回形(1-3-5、3-5-1、5-1-3)を自在に弾けることのほうが実践的だ。
(たとえば、Amを弾くのに、ルートをCにして「1●2●●5」の型で弾く。
 こういう反応が出来る為には、意識して覚えるようにしないと、なんとなくでは100年かかりそうだ。)

覚えやすくするために、「C,D,E,F,G,B」と、フラット(♭)系の「D♭,E♭,G♭,A♭,B♭」を上下に分けて書いてみました。

すると、ハ長調のダイアトニックコード(C-Dm-Em-F-G-Am-Bm♭5)に含まれる
マイナーコードの
「Dm,Em,Am」を軸にして考えれば、
D,E,F、そしてD♭、E♭、A♭は同じ指の形としてグループ化して覚えられることに気が付いた!

D,E,Fはマイナーな響きの第三音を#させるだけで弾ける。
Dm(D-F-A)⇒ D(D-F#-A)
Em(E-G-B) ⇒ E(E-G#-B)
Fm(F-A-C) ⇒ F(F-A#-C)

D♭,E♭,F♭は、逆に第一音と第五音(ルートとトップ)を♭させるだけ。
(D,E,Fを構成する2和音を各々半音下げるだけ。)
Dm(D-F-A)⇒ D♭(D♭-F-A♭)
Em(E-G-B) ⇒ E♭(E♭-G-B♭)
Fm(F-A-C) ⇒   F♭(F♭-A-C♭)

そうすると、覚える残りのコードは少ない。
G♭はG(G,B,D)を各々♭させて、(G♭-B♭-D♭)だし、
少し特殊なBについては、よく出てくるB♭(B♭-D-F)を各々半音上げて、(B-D#-F#)になる。
簡単だ。

音感を磨くために ~音程の捉え方について~)

(コードのボイシングとハーモニーについて)

(転回形の3パターンをコード進行させて揺らぎながら上手くなる)

 

 【マイナー・トライアド(3和音)】

  理屈はメジャーコードと何ら変わらない。

 

コードを一覧化して、転回形の形を含めて、繰り返し練習しやすいようにしました。 

Dm,Em,Gmを軸にグループ化した固まりとして覚えやすいし、
 転回形で使うルート、ミドル、トップノートが何の音かも覚えやすい。
一覧化しているから使いやすいし、縦にも横にも練習できる。

ちょっとしたアイデアだが、なかなかこういう便利なものを見たことがない。
 まだピアノも購入していない頃に、転回形には何か法則のようなものがあるのではないかと考えた時にも似て、ささやかな発明をしたような感じ。
 (転回形の3パターンをコード進行させて揺らぎながら上手くなる


 譜面を読めるにこしたことはないのだが、それが為にコード弾きが遠回りになってしまうと本末転倒だ。
まずはコードを叩き込みたい。


 

 音名はカタカナでなく英字で覚えようと思う

分数コードやセブンスやナインスをそのまま弾くのではなく、
たとえば左手と右手に音を割り振り直して弾くような時、
英語でコードの構成音を覚えている方が便利だと思うから。
 

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伊藤若冲 ~ ひと月限りの、この世の楽園

2016年05月05日 | 日記

若冲の雀に実際に謁見してきました。
(若冲の雀 ~ 一リットルの脳髄
)

若冲がおよそ十年がかりで書き上げた「動植綵絵(どうしょくさいえ)」三十幅。

人生50年と考えられていた時代に、まさにそこに到達しようという年齢を前にして
死を意識し始めながら、仏に少しでも近づきたいという想いを持って描いたといわれる究極の仏画。
若冲は仏教の「山川草木悉皆仏性」の思想を、「釈迦三尊像」三幅と合わせ、
観音菩薩が三十三の姿に変化してあらゆる衆生を救ってくれるという「三十三応身」として描き尽くした。

そんな若冲と同じ50歳を目前にした時期に、
全三十三幅を、若冲が構想した往時の浄土空間そのままに一堂に会した形で見ることができました。
よい巡り合わせに恵まれたような気がします。

近年、謎の天才絵師としてにわかに注目されることになった伊藤若冲。


「千載具眼の徒を俟つ」(たとえ千年経とうと 眼力を備えた友が現れるのを待つ。)という言葉通り、
千年を待つことはありませんでしたが、近年まで永らく評価されなかった。一体どうしてなのか。

江戸絵画に、西洋印象派以上の早熟と、光の陰影を与えている。
(まるでスーラーのように、点描で灯篭を描いた屏風風の大きな絵もあった。)

(伊藤若冲(1716-1800)は江戸中期に京都で、
葛飾北斎(1760-1849)は江戸後期に江戸で活躍していた。二人に接点はあったのだろうか。~ ボストン美術館所蔵の葛飾北斎)


” ひと月限りの、この世の楽園 ”

「山川草木悉皆仏性」の思想の元に描かれる楽園は深淵でもある。

モダンアートのようなハート模様、
輪郭線無しで、一本のミスタッチや重ね塗りによる修正もなく、細やかに描かれた鳳凰。
艶めかしくも完ぺきな美を象徴しているかのような絵だが、

足元にはなぜか、虫に食われたり枯れたりした病葉(わくらば)が描かれている。

生きとし生けるものを同じように扱った若冲には、
まさしく「草木悉皆仏性」の美意識を感じる。

虫や蛙も楽園のなかにいる。
人間中心のルネサンスとはえらい違いだ。

 

 「秋塘(しゅうとう)群雀図」の雀にも、色彩に対する執拗なまでのこだわりがあるという。

分析してみたら、雀のお腹の部分に、微量の鉛(鉛丹)が検出されたという。
僅かに画材の上から置かれたオレンジは、目で認識できなくても、なんとなく人間の脳は認識して、
複雑な色使いを感じ取るのだという。
視覚を超えて訴える色へのこだわりと執着、すごい。

 

紅葉の葉の色も「裏彩色」という技法を使って、一枚一枚、濃淡を変えている。

(画面左の紅葉の枝の輪は、近所にあるのとそっくりだ。尋胡隠君の黄色 ~ もみじの腹上死 )

モザイクを組み合わせた東洋風の珍獣絵巻みたいなのもあったが、

こちらの象が気になった。
目はなんとなく色目っぽいのに、画面は色を失って、時が止まったかのようだ。
幽玄さを感じる墨絵はあるが、このアンマッチな感覚が不思議、
象は死ぬときは群れを離れて独りで死んでいくというが、この幽玄さは悠々と朽ちていく象の姿なのか。

多彩にして、深い。

老若男女を問わず、それぞれの楽園を見せてくれる。この世とあの世さえもひと続きの楽園のような気がしてくる。

すごい人がいるものだ。

The Beatles - Tomorrow Never Knows

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病葉(わくらば)を顧みよ

2016年05月05日 | ゴルフィーライフ[ラウンド編]

神だのみする前に、ちゃんとやろう。

イメージと現実のギャップがあり過ぎて、その落差がそのままスコアに反映される。
パーが取れないなら、ダボでもトリでもダブルスコアでも、なんでもいいや、って、きっと思っている。

そんな、どうでもいいや、って時の自分は、自分でも嫌いだ。

嫌いだから、自分で自分を傷つけるようなことをするのだと思う。

Jem - Save Me (lyrics)

Save me save me save me wooh  助けて、助けて、。

清々しいGW前半だというのに、変な羽が生えた。 

Why would I think such things  どうして こんな風になってしまうのか
Crazy thoughts have quick wings 狂ってる方ばかりが すぐに羽を生やして
Gaining momentum fast        どんどんモーメンタムが増していく
One minute I am fine         元気なのは一瞬だけ
The next I've lost my mind     次の瞬間には自分を見失ってしまう
To a fake fantasy            見せかけのファンタジー
 

And none of these thoughts are real いろんな予想があるけど どれもリアルじゃない
So why is it that I feel       どうしてそんな風に感じるのか
So cut up and so bad              もう止めにしたらどうだい?  ひどく気分が悪いんじゃないかい?     
I need to take control     コントロールすることが必要なのに
Coz my mind is on a roll    ラウンドを始めると私の心は廻りつづけるばかりで
And it isn't listening to me   自分の声にも耳を貸さなくなってしまう

Save me ah ah save me ah ah
Save me ah wooh
[thinking and thinking]
Save me ah ah save me ah ah
Save me ah wooh
[thinking and thinking]

 

Mirror mirror on the wall       スコアカード上に映し出されるのです     
Who's the dumbest of them all  一番まぬけなのは誰?
Insecurities keep growing    苛立ちが増長し
Wasted energies are flowing    浪費したエネルギーを垂れ流す
Anger, pain and sadness beckon 怒りと、痛みと、悲しみが手招きをして
Panic sets in in a second      やがて混乱が始まる

Be aware it's just your mind    気をつけるべきは、あなたのマインドのほうです
And you can stop it anytime    いつでも止めれるわけじゃない

 
Okay so here we go
If it works I'll let you know
One two three I say stop

やめたい、と思った。

中9番。二日目は残り60ヤードから十一打叩く。
楽々パーオンして、あわよくばバーディーのつもりが、信じられない位ダフってバンカーへ。

その一打を許せない。

ご破算で願いましては~、そうなるともう、ゼロサム・ゲームになってしまう。
プラスサム・ゲームに戻れない、狂ったカリキュレーター。

もはや技量の問題ではない、怒りと苛立ちの数が積み上がる。

破滅的な性向を持った邪悪な自分にも対峙しなければ。

途中からは、時間が通り過ぎるのを待つが為に、球を打ってるだけになってしまった。
ゴルフは好きだが、そんな気の抜けた球打ちまでカウントする、スコアは嫌いだと思った。
でも、ほんとうは、多分、何よりスコアを求めている。


コントロールカードは提出したが、自分で自分を傷つけるような行為だ。

 病葉(わくらば)のような紙片だが、なぜに病葉を作り出すようなことをしたのか、顧みて、思いを致せ。

そのままで、放っておくな。

   

生きとし生けるものすべて、虫や病葉にまで、丁寧に思いを致した、若冲に心を洗われた。

美しいものを神社仏閣に奉納するというしきたりのなか、
若冲は、虫が食ったり、病気になって枯れかかったような病葉(わくらば)も同じように描いて奉納した。

器量が違う。

 

「千載具眼の徒を俟つ」。

千年を経ても 眼力を備えた友が現れるのを待つ、

人がそんな器量を持ちうることに、勇気をもらうのです。

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