ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

藤沢周平に学ぶ/月刊「望星」編

2009年04月30日 | 読書ノート

図書館で借りてきて、ぱらぱら読んでみると、いいことが語られていました。(くりかえしになりますが、僕は小説に疎くて、藤沢周平の小説を読んだこともありません。でも、たくさんの人たちが上手く咀嚼して語ってくれています。)
近ごろは、多少マトがはずれてても、こういった説教を、一杯やりながら、とつとつとたれてくれるような人がいなくなったように思います。

<佐高 信/評論家>
・私は円熟という言葉が嫌いで、“角熟”をめざせと言ってます。歳を重ねることは、ただ丸くなればいいというものではない。カドがとれずに熟すべきじゃないかということです。
・純粋に生きるとか、大人になるということは、表面的なことではない。ある種のあきらめや哀しみを湛えつつ、失わないものを持ち続けることができるかということだと思います。そして、純粋性や信念を貫くのであれば、現実の中で、ある程度の妥協や後退は即敗北ではない、ということを知っていることです。完全勝利みたいなものはないのです。すごすごと退散するような薄っぺらな理想主義を掲げるのではなくて、たとえ連戦連敗でも、失ってはならないものがある。
・濁りの中に身を置いて、それでも失ってはならないものは何かを考える。そして気づくのですね。世の中の多くの人たちは、濁ったそれぞれの場所で、それぞれにもがいているんだということを。

<田中優子/法政大学教授、江戸文化研究者>
・自分を優先させずに、しかし、しっかりと自分自身を生きている人々の世界を藤沢周平はきちんと書いている。
・現代人は、自分の感情を重大なものだと思い込み、そこに価値を置き過ぎている。格差社会が進んでいくなかでは、うまく感情をコントロールできないと、敗北感にとらわれたり、人々の中にルサンチマンが情勢されることになりかねません。
自分の感情なんて本当はどうでもいいことなんです。生活するなかで、人間には決着がつかない感情なんていくらでもあります。どんな現実でも感情でも、拒否しないで受け入れてもいいでしょうし、無視してもよい。忘れるという方法もあります。
いちいちすべてを解決する必要はないわけです。

<山田 洋次/映画監督>
・高学歴とか高収入とか勝ち組、負け組といった安っぽい価値観が横行するようになってしまっています。競争一辺倒の安っぽい価値観が支配するなか、バランスの取れた良識を持つ大人が少なくなった。
「価値観の多様化」は聞こえのいい言葉ですが、じつは価値観など不要、もう何でもありの世の中なんだ、ということになってしまったように思えてなりません。

<山本一力/作家>
・これだけあればいいという、自分なりの満足の器をちゃんと持っていれば、あれが足りない、これが足りないと嘆くこともないでしょう。何でもかんでも欲しがる人が多すぎる。しかもそれは自分の尺度から出る欲求ではなくて、他人や世間と比べてどうなのか、というバカバカしい尺度だったりする。他人の尺度、世間の尺度に振り回された、馬鹿げた判断ですよ。オレにはこれだけあればいいという満足の器があれば、モノや金に飢えることもない。それを作品や生き方で示してきたのが藤沢さんであり池波さんなんです。そこを学べばいいんだと思うよ。

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ブルッフのヴァイオリン曲

2009年04月29日 | お気に入り♪(クラシック)
クラシックですが、ブルッフの曲を2つ。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲の第3楽章です。この曲の溢れ出るような生命感が、夏山の緑陰ドライブなどにはもってこい、です。
ヴァイオリンに限った話ではないですが、演奏者でずいぶん曲のイメージは変わります。たとえば、シンドラーのリストという映画のテーマ曲がありますが、オリジナル(イツァーク・パールマンの演奏)は映画の悲しくて暗いイメージばかりが浮かんで、曲を独立して聞くことはありませんでした。しかし、Janine Jansenという人のデビュー盤(日本国内デビュー盤?)で聴いたそれは、とても情感に溢れていて、こころが暖かくなるような演奏で感激したのを覚えています。
今回、ブルッフのコンチェルトに、このジャイーヌ・ヤンセンの演奏も見つけましたが、こちらは、パールマンおじさんの方が僕には心地よかったです。
Bruch Violin Concerto #1 mvt.3 - Itzhak Perlman



五島みどり盤でこの曲(スコットランド幻想曲)を知りました。
クリアでふくよかなサウンドで聴くと(僕はイコライザで自分好みに低音を効かしてCDに録音してます)、穏やかで輝かしいこの曲の素晴らしさが浮き出てきます。夕方の読書にぴったり、って感じ、でしょうか。
(埋め込み無効になってますが、クリックするとYou Tubeのサイトに行けます。)
Midori Goto - Bruch Scottish Fantasy 1st mvt




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Mary Macgregor - Sayonara

2009年04月29日 | お気に入り♪(CM/TV/映画)
映画「銀河鉄道999」、1作目は主題歌をゴダイゴが歌っていました。
僕はゴダイゴのCD-BOXを持っているくらいで、今でもフェイバリットです。
ビートルズを聴き始めたのも、タケカワユキヒデがビートルズのレディ・マドンナの影響でピアノを始めたという話を聞いたのがきっかけのひとつ、でした。

さて、これは、2作目「さよなら銀河鉄道999」のエンディングです。
長めの映像ですが、6分過ぎあたりから、メアリーマッグレガーの歌う”SAYONARA(サヨナラ)"が出てきます。
Mary Macgregor - Sayonara

前に紹介したヘイリーにも通じるはかなげな歌声が好きで、珍しい映像を見つけました。(この曲は70年代後半に、そこそこヒットしたようです。僕は、SAYONARAの後、しばらく経ってから知りましたが。。)
Mary McGregor Torn between two lovers

思い出プレイバックみたいになってしまいましたが、映画リトルロマンスのイメージソングだったPAO(パオ)のサンセット・キスも捜索中です。
(映画のテーマ曲には、ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲が使われていました。)


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気持のミスはするな

2009年04月29日 | ゴルフィーライフ<気づきとアイデア>

(↑ひとりで廻ることも多いのですが、今日は知合い3人でした。あと上手な少し年配の方とご一緒しました。)
近くの河川敷の早朝ハーフに散歩がてら早起きして行ってきました。
(ここのOut コースはパー5が3つあって、Par37です。)
またも掲載をためらうスコアですが、冷静に反省して次に活かしたいと思います。
昨年秋ごろは、ハーフ45,46くらいで廻ってて、それでもスコアを伸ばせる余地がまだまだある、と思っていたのに、今はこんな按配です。
(言い訳すると、その頃エスカレーターで転んで手首を痛めて、ゴルフをしばらく控えていました。再びクラブを握ったら、なぜかシャンクが出るようになってて、そのままシーズンインしたって感じです。)

ラウンド終盤に、ドライバーの時に手を小さく動かしたら、との助言をもらったら、まずまずの当りに戻ってました。
ラウンドになると、手が浮いて、体が暴れてパワーロスしてしまっているようで、飛距離も落ちてます。手元は小さく、です。プレーンを外れた動きは再現性がありません。

江連プロの「技術のミスはしても、気持のミスはするな」、はしっかり覚えておきます。
今日は、ドライバー最悪だったので、もっとひどいスコアもあり得ましたが、気持ちはきれませんでした。
かたや一緒に廻ったうちの一人、「無名氏」は、横浜の自宅そばの練習場で毎日のように練習している成果が出てきて、きれいに芯を食ったきれいなショットが続くようになり、見違える程の上達ぶりでした

<反省>
・ティーショットについては、FKしたか(多少ラフでもセカンドショットがちゃんと打てるならOKです)を重視するようにしているので、○、×をつけてみました。
・ 無駄なミスを排除していくために、OBは▲2、1ペナは▲1、4パットは▲1として、
 防げるロスをカウントしてみました。)

ロス合計は、▲13なので、62-13=49換算になります。
ゴルフに "たられば" はなし、ですが、前向きに考える材料になるならそれもまたよし、です。
今日はドライバーの方向性が安定してないことにつきます。
アイアンはつかまった球を打ってる分には若干左にいっててもOKです。

1番:○=FK(フェアウェイキープ)OK。
   ここは砲台グリーンで難しいのでボギーオン(3打目)まではOK。

2番:×=ドライバーが右に出たが運良くネットにあたってラフに残る。

3番: - 7アイアンショットが左へ一直線のOB。打ち直し(3打目)から4打(ボギー)であがる。
   ロス▲2打

4番: × = ドライバー右へOB。打ち直し(3打目)から6打(ボギー)であがる 
   秋ごろは、このあたりからリズムに乗ってきてたのですが。。
       ロス▲2打

5番: × = ティーショットは180Yのポール狙いという変則パー4のホール。
                左目に5Iで打ったら、つかまりすぎてポール左手のクリークへ一直線の1ぺナ。
                おまけにさえない3パット。  
        ロス▲1打(1ぺナ)

6番: × = 左のホールのFWへ一直線。1ぺナ。
        3打目からは4打であがる。
    ロス▲1打

7番:  × = 左へOB(チーピン)。おまけに4パットで9。(2パットなら3打目からパー)
    ロス▲3

    ※ ご一緒した上手な方は、最初OBで、その後途中までよく似たショットでグリーン近くまでいきましたが、
      4パットで9の僕に対して手堅く2パットでダボの7(ロスの2打がなければパー)にまとめられてました。
      これです、大事なのは。 

8番:  ○ = 手の動きを小さくしたら、左ラフながら今日一番のティーショット。
        そこから3Iの方向どりを間違えて、OB2発。(ロス4)  
    ロス▲4

9番:   - = 3Iで軽めにティーショット、左隣のグリーンにナイスオン。 ボギーでしたが、この距離のpar3は好きなんです。

    

 

  

 

 

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groovyなロックショウと貴重な音源

2009年04月28日 | お気に入り♪(ビートリー_見つけもの)
ブログは自己満足でOK、みたいなことを言ってくれるひともいたので、マイナーなラジオ番組みたいなコーナーも続けます。
(結構コアなポール・ファンのひとがいたら、今日はいけてるセレクトだと思います。)

<リンダ・マッカートニーの歌うif you want me>

"If You Want Me" Linda & Paul McCartney


貴重な音源を見つけました。ポール関係は未発表の曲を含めてかなり詳しいつもりでしたが、これは初めて耳にしました。(リンダの声にそっくりだけどパロディかな??)

ブログに載せるのはなぜか、PCで聴くのを前提にするせいか静かな曲になる傾向があります。

< groovyなRock show >
ちょっと元気になるのも入れておきます。
ポールの「ロックショウ」のalternative Version。初めて耳にするバージョンです。オリジナルとはボーカルや演奏がずいぶん異なっていて、風変わりですが、groovy です!映像も曲にマッチしてて元気はつらつ!です。
Paul McCartney & Wings - Rock Show (alt ver)


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ブログを使って仕組みをつくる

2009年04月26日 | ブログについて

すっかり、ブログが生活に入り込んでいます。
ちょっとした空いた時間を見ては、思いついたことをメモするように書きかけブログにしています。
なんだか、思いつくことや、興味や、考えていることがいろんな方向を向くので、ゴルフの話題以外の方がメインになってしまっている感がありますが、カテゴリー分けしてるから、まぁ、いいか、って思っています。

でも、ゴルフのことも忘れていません。
車のエンジンオイル交換待ちの間に本屋へ行ったら、江連 忠コーチの「ゴルフ巧くなる人ならない人」を思わず買ってしまいました。これから ちゃんと読みます。

 「上田 桃子はブログで成長した」
 新しい知識をブログに書くことで、内容をもう一度イメージすることができ、2回勉強したことになります。さらに実際に体を動かしてやってみると3回になります。この繰り返しを続ければ、本当の技術になるのです。

自分の夢や目標を一日一日、自分の志として言葉にすることは、日記ではなく日誌(日を志す(しるす))です。日誌は読み返したとき、思い出ではなく「志」ですから、自分に役立つテキストや資料にもなります

ゴルフのテーマの枠にとどまらない話にまた戻ってしまいますが、僕も自分の書いたブログは再利用できるようにしたいと思っています。
初投稿の日時を添えて、旧くなった記事にその後の肉付けを加えて、再投稿してみる。
勝間和代さんのいうところのタグ付け(http://blog.goo.ne.jp/lifelongpassion/e/8cd91ed10ab8ad9f75142a9580524b19)をどんどんしていって、内容が拡がり、あるいは深まってきたら、引用する/再編集してみる、といった使い方のできるものにしたい。整理する(タグ付けする)ことで、頭の中をクリアにして、タグ付けされたアイデアが有機的につながりはじめると、まさしく読書進化論的な生きたブログになるのではないかな、と思います。

たとえば、モッコウバラが咲いた記事にしたって、来年、また同じようなブログをはじめから書くんではなくて、再投稿することで、前年の記事に+アルファを加えざるをえない(= まったく同じ繰り返しではない)ような気になって、知識や興味の幅を拡げる仕組みを作ってしまうようみたいな。

だから、隙間時間を見つけては書き留めていくようなことができるのだと感じます。ただの日記だったら、飽きっぽい自分が1か月近くもこんなことやってるとは思えません。
実際、日記という体裁はとっていますが、今日はどうで、みたいなことは殆ど書いてなくて、むしろ雑記帳かメモ帳みたいでいいと思っています。

 

 

 

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大河ドラマ 天地人ゆかりの地へ

2009年04月26日 | 旅と帰省とお出かけと
GW後半は恒例の会津に行きます。
長男の部活などもあり、暦どおりのGW休みですが、
今年は会津を拠点に、いつもの裏磐梯に加えて、大河ドラマ「天地人」ゆかりの場所を訪ねてみよう、と思ってプランを考えています。
(両方はちょっときついかも。。)

□ 日本の風景 ~ 棚田


 


天地人のオープニングで、美しい棚田の風景が出てきます。
あれは、コシヒカリで名高い魚沼地方にある棚田とのことで、その写真を並べてみました。
会津を拠点に只見川方面にも何度か出向いているのですが、田子倉ダムを越えて、直江兼続と彼が生涯をかけて仕えた上杉景勝、ふたりが生まれ育った南魚沼まで足を延ばそうというプランです。

 <大河ドラマ天地人と十日町>
 http://www.tokamachishikankou.jp/modules/content03/index.php?content_id=12

 <十日町の棚田情報>
 http://www.echigo-matsudai.com/nature/map.html

□ 会津から西吾妻スカイバレーを走って米沢へ

 http://www.yonezawa-naoe.com/index.html


 上杉神社は、次男坊がいったことがありません。
以前は当時 読んでた本の影響もあって上杉鷹山ゆかりの地として訪れました。
今回は、上杉鷹山が藩政改革のおり、お手本にしたという直江兼続を訪ねてみようというプランです。


兜の前立に“愛”の字(戦国時代の武将の甲冑になぜ”愛”?)


この「愛」の字については、俗説として「仁愛」や「愛民」の精神に由来するとも言われるが、上杉謙信が毘沙門天の信仰を表した「毘」の字を旗印に使用するなど、当時、神名や仏像を兜や旗などにあしらう事は広く一般に行われていたことから、「愛染明王」または「愛宕権現」の信仰を表したものと推測されている。





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モッコウバラ満開です

2009年04月26日 | 日記
 

狭い庭ですが、壁面はたっぷりあるので、モッコウバラを育てています。
棘がなくて、しなやかな蔓はとても扱いやすく、病害虫知らずでとても丈夫なのでお薦めです。
一季咲きですが、常緑で、一年中葉っぱが風にそよいでいるところも気に入ってます。

 

モッコウバラを楽しんでいるひと、たくさんいるみたいです。
http://ameblo.jp/nkiyo/entry-10032235581.html
ガーデニング雑誌なんかより、こちらのサイトのほうが、等身大の役立つ情報がたくさんあるように思います。
(人気ブログなのも納得です。)
寝っ転がって、好きな雑誌や本を読んでるのは、それはそれで愉しみなので、サイトと単純に比較もできないのですが、クレマチスをテグス(釣り糸)で誘引するアイデアとか、思いつきそうで、思いつかないことです。参考にしよっ!
http://ameblo.jp/nkiyo/entry-10248683805.html

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まほろば~鶴ヶ城の夜桜

2009年04月25日 | 旅と帰省とお出かけと


会津 鶴ヶ城の夜桜(2005)です。この年は春が遅くて、4月末まで桜が残っていました。
今年はまったりとGWを会津で過ごすのもたぶん最後になります。誰も住んでいない旧宅がとうとうなくなるのです。

~ 清水へ祇園をよぎる桜月夜
    こよひ逢う人みなうつくしき  (与謝野晶子)

下の句がいいでしょう?「もののあはれ」と「文明開化」が今宵出会ったみたいな雰囲気があります。



この夜 お堀にかかっている太鼓橋をとおったら、
爛漫と咲き乱れている桜が、夜風にのって光のように降ってきました。

子どもたちがよろこんで声をあげて、空中を流れていく花びらの群れを追いかけていると、
大正ロマンみたいな出で立ちの婦人がふたり、
なかよく滝廉太郎の花(春のうららの~)を二重唱しながら現れて、
まるで夢に誘われたような情景でした。
千と千尋の神隠し的な、不思議な、生き生きとして、もののけづいたような妖しい美しさ。

花 (唱歌♪春のうららの隅田川)- 安田姉妹

白虎隊で有名な鶴ヶ城は、荒城の月のモチーフになった城でもあります。(青葉城だという説もあるようです。)



鶴ヶ城桜 Tsurugajo sakura

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麗しのリンダ・マッカートニーです(~-~)

2009年04月25日 | お気に入り♪(ビートリー)

Wings/Paul McCartney - Maybe I'm Amazed (HQ)

理想のタイプの話はだれ、みたいな話しになると、リンダマッカートニーがいいって言ってました。誰それ?って感じで話の腰を折ってオシマイみたいな。。でも、ビートルズがbroke upして絶望のさなかにいたポールと、リンダが出会った頃のエピソードが、抜群にいかしてます。
太宰治にことばを借りれば、
「君にこの生活を教えよう。知りたいとならば、僕の家のものほし場まで来るとよい。其処でこっそり教えてあげよう」みたいな映像といえばいいんでしょうか。
ひとには普通見せることのない、絆(きずな)の原風景みたいなものを感じます。

"Another Day" by Paul McCartney & Wings lyrics (HD)

リンダとは一緒にいて心から楽しかった。たとえば、(ごたごただらけの)"ロンドンから抜け出しましょう"って彼女が言うから、"いいよ、どこへ行きたい?"って聞くと、"行き先なんて決めなくていいわ。ただ、あなたと迷子になるの"って。すばらしい女性だと思ったね。リンダとの時間は、僕にとって心の休息だったんだ。two of usはその時書いた。どこでもないところに向かう2人のドライブのことを歌った曲だよ。~
ある日彼女が言ったんだ"あなたにすてきな家庭をつくってあげる"。その言葉に、ひどく感動した。14歳で母を亡くして、そういうものに飢えていた。

(Let it beの出だしの歌詞、「when I find myself in times of troubles, Mother Mary comes to me,speaking words of wisdom, let it be ♪ の『Mary』は聖母マリアのことと解釈されていますが、母親のメアリーのことだそうです。two of us♪はまたの機会に。)

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自分の苦しみは口にしないあいつ

2009年04月23日 | お気に入り♪(マイナーなラジオ局編)

Terrific tune. Outstanding album. Love this, "Saint," "Cold as Christmas..." This album brings back a lot of memories. というコメントが入っていました。
僕は、エルトン・ジョンのハードボイルド風な雰囲気の曲が好きですが、
これには心が浄化されます。これをTerrific tuneと感じる人がいてうれしい。

特に、最後の"Strictly from the old school He was quiet about his pain "
(旧式の教育を受けたあいつは、自分の苦しみには寡黙だった。)
のくだりなんかは。。

前に「シューベルト/楽に寄す」をブログに載せたときに、歌と詩が合わさった時のパワーをあらためて感じました。
気分にあわせて曲を選ぶと、自分でみても楽しめるブログになります。
なんだか流行りにのってないマイナーなラジオ番組みたいなのも悪くないでしょう?

Elton John - One More Arrow (1983) With Lyrics!

He said I want to grow up、 And look like Robert Mitchum
And I hope that when I'm gone
There'll be some say that I miss him
"もっと背が高くなって、ロバート・ミッチャムみたいになりたい。
そして もし 僕が死んだ後、 淋しいと思ってくれるひとがいたらいいな"
He must have been romantic
 He must have sensed adventure
And I feel the steel of his strong will In the frame around his picture
そういったあいつはロマンチストだった
そして冒険心に満ちていた
フレームに入ったあいつの写真には 鋼鉄のような意志の強さが現れている

And he's one more arrow flying through the air
One more arrow landing in a shady spot somewhere
Where the days and nights blend into one
And he can always feel the sun
Through the soft brown earth that holds him
Forever always young
あいつは空に放たれた もうひとつの矢
昼と夜が溶け合う どこか うす暗い場所に落ちる もうひとつの矢なのだ
そこであいつは いつも太陽を感じているだろう

あいつを柔らかく包む大地の下で
永遠に老いることなく
He could have been a boxer
But the fight game seemed so dirty
We argued once he knocked me down
And he cried when he thought he'd hurt me
ボクサーになってなれただろうに
でも戦いのゲームは似合わなかった
喧嘩をした時 あいつは俺をブチのめしたけど
傷を負わせたと言っては泣いた

Strictly from the old school He was quiet about his pain
And if one in ten could be that brave I would never hate again
旧式の厳しい教育を受けたあいつは 自分の苦しみには寡黙だった
10人に1人でも あいつほど勇敢だったなら 僕は人を憎んだりしないだろう

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オールドブラックジョー

2009年04月22日 | お気に入り♪(いろいろ)
こどもの頃に、家にあった学研の「こども音楽館」という絵本やレコードのついた12巻セットの中に入っていた
フォスターのオールド・ブラックジョーが忘れられません。
(訳詩の異なるものや、英語版やインストまでいろいろ聞いてきましたが、
あの原体験の素晴らしさには遠くおよびません。)

自分が影響を受けたのと同じものを、幼い自分のこどもにも与えたいと思って
学研本社にtelしてCDでの復刻予定がないのか、と問合せたこともあります。

でも、今日になって久しぶりに検索したら、演奏者がわかりました。
(僕にとっては ちょっとした事件です!)
鎌田典三郎/西六郷少年少女合唱団、です。
http://www.nishiroku.com/

こども音楽館のリストをネットにアップしてくれた人たちがいたので
この情報に辿りつきました。
http://www22.ocn.ne.jp/~yosijyun/houjin/childcon.htm

残念ながら、CD化はされていないようですが、
演奏者がわかれば、いつか復刻される日がくるかもしれません。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
西六郷少年少女合唱団(にしろくごうしょうねんしょうじょがっしょうだん)は、日本の合唱団。

1951年に東京都大田区立西六郷小学校に赴任した鎌田典三郎教諭が、1955年に当時来日していたウィーン少年合唱団の歌声に触発されて児童合唱団を設立した。

1950年代には、日本の小学校合唱コンクールで次々と受賞し、全国に知られるようになる。NHKの「歌のメリーゴーラウンド」「みんなのうた」やアニメソングでも常連の合唱団となる。1960年代には、テレビ番組の『鉄人28号』『狼少年ケン』『少年忍者風のフジ丸』『海賊王子』『ハッスルパンチ』『キャプテン・スカーレット』など数々のテーマソングのレコーディングにも参加した。

1960年代に「みんなのうた」でも歌われた「ぼくらの町は川っぷち」を団歌として歌い続けてきたことでも知られる。

1964年 インドネシアより準国賓として、故スカルノ大統領により招かれる。
1999年、合唱団の創立者である鎌田典三郎の死去にともない、故人の遺志によって解団。
NHKによりドキュメンタリー番組放送。
日本テレビ「おもいッきりテレビ」内「今日は何の日」放送。
その後「新西六郷少年少女合唱団」が結成され、2005年「西六郷少年少女合唱団」に改名。今日に至る。

また、解団後OB.OG有志により「西六郷鎌田記念合唱団」が結成され今日に至る。



Old Black Joe [Me singing] (With lyrics)
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憧れのスカイハイ♪

2009年04月22日 | マスカラスあるいはゴルフィー
というわけで、かまえなくなったところで子供のころ 好きだったミル・マスカラスの貴重な映像です。
(ゴルフでもガーデニングでもなく、あまりブログのテーマに沿ってなくてごめんんなさい。。)
Mil mascaras vs Abdullah The Butcher 1/2
小学生のころ、ゴミ袋用のポリ袋に、マスカラスの仮面の模様をマジックで描いて、目鼻口を切り取った後、顔にフィッティングさせてセロテープ止めしてマスカラスの真似をするのが得意でした。(大人になってそのことを思い出して、節分の鬼の仮面の変わりに作って被った写真もあるくらい。)理解不能?!
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えびのてんぷら(と旨い蕎麦)

2009年04月21日 | 旅と帰省とお出かけと
意外に負けず嫌いなところのある僕は、
吉本隆明さんの著作をせめてもう1冊、と思って、
新書から文庫本まで、店員さんに聞きながら本屋を徘徊しました。
しかし、結局購入にいたらず、でした。

思うに、なんでこんなに力はいってるんだろ~?
本当にピュアに読書を求めているのか、
なんだかブログ上決着をつけたいがために読みたいのか、
自問自答してしまいました。

そこで思いついたのが、タイトルの言葉(えびのてんぷら)。

もう十年来、家内の田舎のある会津に何度も行ってるのですが、お気に入りの蕎麦屋さんがあります。
TVなどでもたびたび取材されている桐屋さんで、そこの権現そば(いわゆる更科そば)が僕の好物。

(会津 頑固そば、も捨てがたいですが。。)

作家の村松 友視さんが、小説にもしてます。(読んだことありません。。)

(雑誌編集者・小石原樹里、夢見庵の主人・唐木、そして謎の老人。
そばに魅せられてゆく大人たちを絶妙のタッチで描く会心作。会津の奥深く、水につけて食べる美味なそばがあるという…。 )

この唐木さん(桐屋 夢見亭のご主人)のお父さんが、
会津の奥深く、新潟寄りの飯豊山の伏流水が豊かな"山都(やまと)"というところにある旧い民家で、
そば(山都そば)を食べさせてくれると聞いて、数年前に訪れました。

そのとき、そのお父さんが、
“はじめは、そばと一緒にエビなんかの天ぷらを出していて、
お客さんが山菜とかここでしか食べられない天ぷらが食べたい、というんで、
山菜の天ぷらに変えたけど、そこいらで採れるようなものを出していいんだか。。と思ってた。”
とおっしゃってました。
(娘さんに贈られたという おしゃべりする人形がある居間にお邪魔して、
お話を伺ったのですが、奥さんも高齢ですがとてもピュアな感じの方でした)

何がいいたいのか、というと、このブログも無理に背伸びする必要はなく、
「えびのてんぷら」ではなく、山菜のてんぷらもあり、なんじゃないかということです。もっと自分らしくで、いいように思いました。
なんとなく、サリンジャーについて語っている自分が不自然に思えてきて。。
自分の世界を拡げようという試みはいいのですが、あんまりかまえずに楽しむつもりでやっていこうと思います。




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ライ麦畑でつかまえて/サリンジャー

2009年04月21日 | 読書ノート
「名作はこのように始まるⅡ」~キャッチャー・イン・ザ・ライ/サリンジャー

青春の必読書みたいに言われる本ですが、“インチキはすべてあっち側にあって、自分には関係ないと思えれば、こんなにせかせかした語り口は必要あるまい”と言わしめる書き出し、自意識過剰の悪循環のなかにいて、ごくまっとうに思春期を送っている少年の声、と表現されると新鮮に感じました。


もし君がほんとに僕の声を聞きたいんだったら、まず知りたがるのはたぶん、僕がどこで生まれたかとか、ガキのころはどんなだったかとか、僕が生まれる前に両親は何をやってたかとかなんとか、その手のデイヴィッド・カッパーフィールドっぽい寝言だと思うんだけど、そういう話、正直言ってする気になれないんだよね。まず第一にそういうのって退屈だし、(中略)それに僕だって、べつに自叙伝やら何やらをえんえんやろうってつもりはない。


自分は、周りの世界やら伝統やらとのつながりにおいて自分であるのではなく、いま・ここにいる自分のみを根拠にしようとする多分にアメリカ的な自己観を、この書き出しは、ほとんど教科書的におさらいしている。

(1)僕はどこで生まれたかなんてことは話したくない(かたやイギリスの「デイヴィッド・カッパーフィールド」の第一章はずばり「わが誕生」)

(2)僕はガキのころはどんなだったかも話したくない(=自分の過去を語ったところでいまの自分を語ることにはならない)

(3)僕が生まれる前に両親は何やってたかとかなんとか、も話したくない(=生まれや素姓や親の経歴で自分を語れはしない)

(4)そういうのはみんな「デイヴィッド・カッパーフィールドっぽい寝言」である(=イギリス的な自己観であって僕には関係ない)



うまいこと言いますね。
うちの中2になった上の子も、友達といるときとか素直な抜けるような笑顔を見せてくれますが、こういう年ごろになってきてるのかもしれません。


コメント
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