” 悩めるアダム、エースを探せ。 "
(月刊ゴルフダイジェスト 6月号より)
以前、オデッセイの#7 ホワイトアイスを手にしたのですが、
絶対エースの予感を感じながら、
罰ゲームでしばらく使わないことにしてる間に本当に使わなくなって、昨年夏に売却してしまいました。
(無敵のパターは#7)
売却すると同時に、マレット型のNIKEのパターグリップを流行りの太グリップ「SuperStroke」に変えておかしくなり、
直ちにホワイトアイスを買い戻そうとしたものの、瞬く間に売れてしまったようで、ショップに問い合わせると、
” いいパターを有難うございました。また宜しくお願いします。”
そこで今春、GWに同じオデッセイの最新モデル「ワークス#7 」を買い求めましたが、
クランクネックとツノ型ヘッドという違和感のある組合せにどうも馴染めず、
このたび、差額数千円で、ベントネックの付いた旧モデルの、「ヴァーサ#7」に買い替え。
正統派のパターやフィーリングへのこだわりも捨てられず、「PINGスコッツデール シェイ」も使っていますが、
パターに迷いが生じている時には、もっとアバウトに打っていけるような、もう少し茫洋とした安心感のある、ツノ型パターが欲しくなる。
アダムと同じように悩んでいるのですが、ひと足先にイヴを見つけたのかもしれないわん。
( ↓ ) アダムとは試しているパターまで同じ、「ホワイトアイス#7」と「ヴァーサ#7」。
やはりベントネックがツノ型のヘッドにはしっくりくる。
クランクネックであろうが、そんなに変わらないようにも思いますが、「しっくりくる」というこの気持ちが大事。
パターの座りもよく、ライ角通りにいつも構えられそう。
シェイを購入する時にもお世話になったショップのお兄さんは、パターコレクションが止められないというパターマニア。
縦に入った白いサイト・ライン、ツノ型ではまだ珍しいバーチカル・タイプですが、
欧米では、むしろ、ホリゾンタル・タイプより、フェースのアライメントが合わせやすいバーチカルが主流になりつつあるのだという。
デザイン的にはホリゾンタルの方がなんだかプラレールっぽくてキレイに感じたりもするが、
構えてみた時に、後方のツノを過度に大きく感じたくない。
今私が、パッティングで心がけたいと思っている、ダウンブロー気味にカツンとインパクトするイメージが湧きやすいのはヴァーチカル・タイプだ。
これからはこちらが主流、と言うお兄さんのアドバイスに素直に従いました。
( ↓ ) ”マムシの矢吹”の真骨頂は、”1.5メートルは外さない”。
ボールに最初から順回転をかけるためにはアッパーブローに打つのだ、とい意見もあるのですが、
”転がりの良い球でカップに飛び込んでくれる”のはダウンブローだと思います。
1)「最新パターはこう打って / 絶対条件はダウンブロー」より
~正確に転がるボールを打つために必要なのがダウンブローです。
しっかりと上から打って、ボールにヘッドの重みを伝えてください。
ダウンブローで打ち出されたボールは、地面に張り付くように飛び出し、そのあとに順回転をしてグリーン面をしっかりととらえて転がっていきます。
アッパーブローの方が、ボールをこすり上げるヘッド軌道になるので、順回転をかけやすいように思えるかもしれませんが、あまりよくありません。
弾みの多い軽い球質のボールだと、芝の種類や、グリーン上のわずかな起伏、ゴミなどの影響を受けやすくなってしまうので、距離感も方向性も出しづらくなってしまうのです。
薄い当りになりやすい打ち方なので、ボールは順回転していても、距離感も方向性も安定しなくなります。手先で順回転を掛けるような打ち方では意味がありません。
私がパッティングで最も大事だと思うのは、ヘッドのエネルギーをボールに確実に伝えて、まっすぐ、しっかり転がる球質のボールを打つことです。
~フェースの芯より上側で打つより、下側で打つ方が、
アッパーブローよりダウンブローの方が、直進性の高い転がりになります。
ツアープロは、ドライバー以外のクラブはパターも含めて
経験上、フェースの上下の真芯か少し下でボールを打っています。
パッティングでパーフェクトに正しく打たれたボールは
カップの底に向かって強い回転で転がり込みます。
そして、マムシの矢吹さんの教えの中で、もうひとつ、これが大事なんだよな、と思ったのが、
表現はやや異なりますが、パッティンググリップの握り方、
「クラブを下から支え持つ感じ。」
アップライトに構えるのも、下から支え持つと自然にパットを釣るような構えになって、腕が悪さをするのを防止する構えだと読み取りました。
アダム スコットも、右手が悪さをすることを徹底的に排除する打ち方やグリップに気をつけています。
「下からクラブを支え持つのは、フェースをまっすぐロールさせずに動かしたいので、腕の前側の筋肉を使いたくないからです」。
「PING スコッツデール シェイ」の調子が良くない原因は、
イメージを出し過ぎて、左手人差し指を伸ばすだけでは飽き足らず、
(<パッティングのファイナル・アンサー>末端と中心を結ぶのは左手だった)
右手人差し指まで伸ばしてグリップに添えてみたりしたからだと思います。
固定して動かないようにしているとはいえ、
これでは、悪さをする右手を殺せていない。
下からパターグリップを握りに行くと、筋肉の裏筋を使う構えになるから、表筋側の力みを防止できそうだ。
高いミート率を誇るアダム スコットのスイングを今さらながらですが、見習ってみようと思います。
左重心で、右腰を高く使って右足を倒し込みながらのスイングは、ジェイソン デイと同じように力感とバランス感覚が参考になる。
高いマウンドから重力なりに投げ下ろす理にかなったピッチングフォームのような動き。