ニューシネマパラダイスのラストシーンを久しぶりに見たら、
イタリアではなく、なぜだか今度はスパニッシュ・ギターの情念の渦巻くような濃い響きが聴きたくなりました。
(↓)ブライアン・アダムスって、カナダのロックお兄ちゃんって感じであまり興味が湧かなかったのですが、
スパニッシュギターの有名な弾き手、パコ・デ・ルシアと共演するっていうので、この曲はお気に入りになりました。
これって95年の曲、個人的に色々あった年で、
この音楽の持つ濃密な感じが気分にマッチしたんだと今になって思います。
映像もスペイン風ですが、メッセージが濃い。
" 血で感じるくらいまで愛せ。"
you've gotta breathe her, really taste her
till you can feel her in your blood …
have you ever really- really really ever loved a woman?
Bryan Adams - Have You Ever Really Loved A Woman?
(↓)明るすぎる映像が曲のイメージにイマイチ合ってませんが、
スペイン語の言葉に涙する女性のことが、
淡々とした抑えたメロディで、渋目なニュアンスで歌われていきます。
そして2:40過ぎ、ひとしきり盛り上がり、
抑えきれない熱情が溢れ出すかのようにスパニッシュ・ギターのソロが、汗か涙か踊りのように流れ出てきます。
Elton John - A Word in Spanish (1988) With Lyrics!
(↓)最後は、村治佳織さんのアルハンブラの思い出。
スペインの作曲家タルレガの有名なギター曲。
憑依を感じるように楽器を弾いている女性は不思議に美しく見えます。
( セニョリータ、Play the guitar !)
Kaori Muraji 2007 11.7 new dvd
<2009/9/28初稿>
<2019/8/23再稿> エルトン ジョンの映画ロケット マンの公開記念に、「A Word in Spanish」差替え。