夏の終わりに、ウィークからストロングへとグリップの改造にトライしてみたら、ゴルフ肘になってしまいました。
もっともなような気がします。
ウィーク・グリップだと、左手小指側から腕の付け根まで裏筋の筋肉を使うのですが、
ストロング・グリップにすると、左手親指~中指側から表筋の筋肉を使います。
フェースが開かないようにあらかじめ捻じってグリップすることになるので、捻れた状態でインパクトの衝撃を加え続けた結果、肘を痛めてしまったのだと思います。
こういう時に効くのは、やはり鍼灸です。
業務用のパイオネックスという、自分でも貼れる円皮鍼(えんぴしん、貼ったまま置いておくので置鍼(おきばり)とも呼ばれる)も処方していただく。
(四日~一週間程度貼りっぱなしでもよいそうです。)
(肘のサポーターもいくつか試しましたが、勧められた『ドクター・エルボー』が一番痛みの軽減に効果がありました。)
円皮鍼は、スケートの羽生結弦選手や、横綱の白鵬関も使っているようです。
シルバーウィークに予定していた、赤城への泊まりのゴルフも断念し、
慢性化させないように、じっくり約1ヵ月間を治療期間に充てました。
さらに、タルセバの副作用の爪囲炎(そういえん)が数年ぶりにやって来たのか、
左足親指にも痛みが。。
( ↓ ) テーピングと併せて、大山式ボディメイクパッドというのを足指に装着して、1ヶ月ぶりのラウンドに臨みます。
夏場から、冴えない天気の日が多かったのですが、祝福の秋晴れに恵まれる。
前回は、肘の痛みで途中から右手だけで打ったり、スコアもつけられないような按配だったので、
今回は、まずは18ホールをちゃんと完走すること、
痛みが酷くならないように、無理のない機能的なスイングで力みなくラウンドすることが目標。
グリップは元のウィーク・グリップというか、
松山英樹選手もそうだというスクエア・グリップにして、肘に負担のないニュートラルで効率的な動きに専念。
これまで、アドレスの都度、こんなに丁寧にグリップしたことはありませんでした。
左手親指を伸ばしたロングサムにして、フェース面をスクエアにします。
左手首を縦にコックすることで、インパクトの時に必ずトゥダウンを生じさせる遠心力を反力のようにも使えます。
アレクサンダー・テクニークという、演劇や音楽家向けとして有名なメソッドがあります。
身心の負担を軽減する「余計な力を抜く技術」であり、関節痛や身心のパフォーマンス向上にも効果的だというので、
自分なりに工夫しながら採り入れてみることにしました。
( ↓ ) 私はかかと体重に過ぎる傾向がありましたが、
やや前傾姿勢をとって、少し太腿の前側に体重をかけたほうが骨盤が立ってくるとのこと。
スパインアングルを維持する緊張感も生まれるし、
背中側の大きな筋肉とのカウンターバランスがとれるようにも思えます。
「体軸の骨を突っ張り棒のようにする」と、有利な姿勢になるのは、
上からの重力と下からの反力を、両端からの内向きの力として、体軸の骨を安定させ、
無駄なく、効果的にパワーを生み出すことができるから。
音楽とゴルフを繋ぐ試みにも思えたが、まさしくゴルフ・ライクである。
肘痛から学んだことは望外に大きかったと思います。
痛みが出ないように、丁寧にグリップして、
負担をかけない、スクエアで、機能的な動きを終始心がけていたら、
1ヶ月ぶりのラウンドでしたが、80台でラウンドできました。
(ドライバーをエピック・スターにした7月30日のラウンド以来、故障を挟んではいるものの、80台をコンスタントに出せる感じが出てきた。)
スコア以上に、確りしたゴルフが出来る手応えを感じましたし、、
パッティングまでつれて良くなる。
帰宅してからは、しっかりアイシング。 (矛盾するようですが、冷やして炎症を鎮めた後は、お風呂で温めて血の巡りを良くして、老廃物を流してやるとよい。但し、患部を手揉みするのはだめ。)
丁寧に労わりながら、ゴルフをすればいいのだ。
がさつさを逃れた、体の使い方。
[HD] Queen - Play The Game DTS 5.1 Remix
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