Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画偏愛(2)→映画偏愛(3) ~自分を構成する「あらゆるヒト・モノ・コト」vol.27~

2012-03-28 00:20:00 | コラム
好きな映画館について書こうと思ったが、
その半数ちかくが閉館しているという事実にゾッとした。

自分には、自分が関わったところは「悉く潰れる」という、東原亜希に負けない? 妙なジンクスがある。


(1)生まれて初めてアルバイトしたところが地元の映画館『清流』で、自分が働いていたころから閑古鳥が鳴いていたが、上京して3年後に閉館。
(2)専門学校卒業後にアルバイトとして入った実験型? シネコン『多摩カリヨンシアター』も閉館。
(3)和菓子製造の期間従業員として働き始めたパン工場、『日糧製パン町田工場』も閉鎖。
(4)ビデオテープの映像をDVD化していく作業に携わった『東京現像所』のDVDチームも、自分が働いていた時期「のみ」業績不振により人員カット、それを機に職を辞したのだが、その数ヵ月後に持ち直して現在では大忙しという。
(5)パチスロ製造工場『オリンピア』も、自分が働いていた時期だけ赤字に喘いでいた。


ヤケクソでいおう、
なんだかすごいぞ、自分っ!!


不運というか凶運? 自慢は、とりあえず自分は生き続けていられるのだから、べつにいい。
ただ気に入りの映画館がなくなってしまうのは、とてつもなく寂しい。

スクリーンがでかく、音響設備が最高でも、いい映画館とはかぎらない。
(非常灯が、必要以上に明るいところがある。光と影の世界が、台無しになる可能性も)

座席に高低差を設けてあっても、観づらい映画館だってある。
(スクリーンの位置が、異常に低いため)

逆にスクリーンが「えらく」小さくとも、チップを渡したくなるほど親切な係員が居れば「また来よう」という気になるもので。

かける映画に「とことん」こだわる支配人が沢山居てほしいが、シネコン隆盛の時代では希少な存在か。

という自分は、べつにアンチ・シネコンというわけでもないが、
ちょっと建てられ過ぎた感は否めない。

また、誰と観たかも重要であり、
いやいや「ひとり」で観たときの居心地具合? も、場所によってちがう。

などなど、チェック項目は細かいことを挙げていけば100以上になる。

そういった諸々を含めての、自分の気に入りの映画館。


(1)恵比寿ガーデンシネマ
(2)シネマスクエアとうきゅう
(3)渋谷パンテオン
(4)シネマライズ渋谷
(5)高島屋東京IMAXシアター
(6)新宿武蔵野館
(7)吉祥寺バウスシアター
(8)池袋文芸座
(9)シネスイッチ銀座
(10)館林清流
(次点)テアトル新宿


このうち半分が消えているって、どうよ。

ときの流れの無常を感じるが、
老朽化ならともかく、経営難が理由というのがいちばんつらい。

思わずシネコン批判を始めたくなるが、コトはそう単純ではない。

「映画はスマホで!」なんていうCMが流れ、試しにスマホの画面でYoutube動画などに触れると、まぁ観れないことはない、、、と思ってしまうし。
「これじゃあ、来なくなるよね」と受け手ばかりの問題として片付けてしまいそうになるが、
ほんとうに観たいものが出現すれば、やっぱり映画館に足を向けるものだろう・・・と想像すれば、映画の力が弱くなっている、、、ところがあるのかもしれない。

個人的にはそんなもの、感じていないけれど。

じゃあどうすればいいのかという問いに、明確なこたえを出せない映画小僧なのだった。


とりあえずスコ爺とでに郎に聞いてみよう。
そういうことを話し合っている―トップ画像―のでしょう、おふたりさん。仲間に入れてくださいな。


※でもこのCMは、理想的に過ぎる気がするけれど、かなりいい。





つづく。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

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明日のコラムは・・・

『映画偏愛(3)→映画偏愛(4) ~自分を構成する「あらゆるヒト・モノ・コト」vol.28~』


コメント (5)
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