痛々しくて。
あるいは、切なくて。
見てはいけないような。
それでも顔を背けることが出来なかったりして、ハダカはつくづく罪作りだなぁ、、、などと。
映画はエロスと暴力だっていうけれど、
自信満々に「ほら見ろっ! 見ろって!」と煽るものと、そうでないもの―ハダカの描写は、その二種類に分けられるのだと思う。
「そこに文化が介在しないと、男は不能になるイキモノだ」と、ある漫画家はいったが、
実際そのとおりで、
沢尻エリカに「見たいものを見せてあげる」と挑発されてもチンピクこないのに、
コスプレな格好をした田畑智子の「ひかえめな喘ぎ声」に、カウパーが暴発しちゃったりするのである。
『羅生門』(50)の志村喬のように、「分かんねぇ、さっぱり分かんねぇ!」といってみたくなるが、その分からなさが性の面白さでもあるはずで。
ところで某成人誌から、矢口真里について一本書いてくれという原稿の依頼がきた。
ジャンルとしては得意分野? で、書き易いが、
しかしまぁあれだ、暴露される内容の「お下品」なことと、ここぞとばかりに誰もが叩く展開に、ちょっと嫌気が差してきており。
「あの、便乗して叩くのは好きじゃないんで、応援っぽい内容になっちゃうかもしれないですけれど、それでいいんですかね?」
「いいよ、いいよ、なんでも。面白く書いてくれれば」
・・・うーむ。
まぁ可愛い子だからね、いろいろあるのも不思議な話ではないと。それを面白く書けばいいってわけね。
ただひとつ、はっきりしているのは、矢口真里のハダカは切なくはないだろう、、、ということ。
スキャンダル性は帯びているが、なんとなく明るく「翳」がない。
切ないハダカ―その絶対条件とは、「翳」があることと、豊満でないこと。
そうして、もうひとつ。女であるとは、かぎらない、、、ということ。
とかいって、以下のリストには、豊満な身体だって含まれてはいるのだが。
~「翳」のある、切ないハダカが登場する映画10傑~
(1)星野真里、『さよならみどりちゃん』(2004)
(2)大谷直子、『肉弾』(68)
(3)エミリー・ワトソン、『奇跡の海』(96)
(4)ガイ・ピアース、『メメント』(2000…文末動画参照)
(5)坂井真紀、『ノン子36歳(家事手伝い)』(2008…トップ画像)
(6)ナスターシャ・キンスキー、『マリアの恋人』(84)
(7)荻野目慶子、『皆月』(99)
(8)ジュリエット・ルイス、『ストレンジ・デイズ』(95)
(9)クリスティーナ・リッチ、『私は「うつ依存症」の女』(2001)
(10)田畑智子、『ふがいない僕は空を見た』(2012)
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『制服の女王』
あるいは、切なくて。
見てはいけないような。
それでも顔を背けることが出来なかったりして、ハダカはつくづく罪作りだなぁ、、、などと。
映画はエロスと暴力だっていうけれど、
自信満々に「ほら見ろっ! 見ろって!」と煽るものと、そうでないもの―ハダカの描写は、その二種類に分けられるのだと思う。
「そこに文化が介在しないと、男は不能になるイキモノだ」と、ある漫画家はいったが、
実際そのとおりで、
沢尻エリカに「見たいものを見せてあげる」と挑発されてもチンピクこないのに、
コスプレな格好をした田畑智子の「ひかえめな喘ぎ声」に、カウパーが暴発しちゃったりするのである。
『羅生門』(50)の志村喬のように、「分かんねぇ、さっぱり分かんねぇ!」といってみたくなるが、その分からなさが性の面白さでもあるはずで。
ところで某成人誌から、矢口真里について一本書いてくれという原稿の依頼がきた。
ジャンルとしては得意分野? で、書き易いが、
しかしまぁあれだ、暴露される内容の「お下品」なことと、ここぞとばかりに誰もが叩く展開に、ちょっと嫌気が差してきており。
「あの、便乗して叩くのは好きじゃないんで、応援っぽい内容になっちゃうかもしれないですけれど、それでいいんですかね?」
「いいよ、いいよ、なんでも。面白く書いてくれれば」
・・・うーむ。
まぁ可愛い子だからね、いろいろあるのも不思議な話ではないと。それを面白く書けばいいってわけね。
ただひとつ、はっきりしているのは、矢口真里のハダカは切なくはないだろう、、、ということ。
スキャンダル性は帯びているが、なんとなく明るく「翳」がない。
切ないハダカ―その絶対条件とは、「翳」があることと、豊満でないこと。
そうして、もうひとつ。女であるとは、かぎらない、、、ということ。
とかいって、以下のリストには、豊満な身体だって含まれてはいるのだが。
~「翳」のある、切ないハダカが登場する映画10傑~
(1)星野真里、『さよならみどりちゃん』(2004)
(2)大谷直子、『肉弾』(68)
(3)エミリー・ワトソン、『奇跡の海』(96)
(4)ガイ・ピアース、『メメント』(2000…文末動画参照)
(5)坂井真紀、『ノン子36歳(家事手伝い)』(2008…トップ画像)
(6)ナスターシャ・キンスキー、『マリアの恋人』(84)
(7)荻野目慶子、『皆月』(99)
(8)ジュリエット・ルイス、『ストレンジ・デイズ』(95)
(9)クリスティーナ・リッチ、『私は「うつ依存症」の女』(2001)
(10)田畑智子、『ふがいない僕は空を見た』(2012)
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明日のコラムは・・・
『制服の女王』