Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

エナジーより、エレジー

2013-06-28 00:15:00 | コラム
♪ ときの流れと空の色に、なにも望みはしないように
素顔で泣いて笑う君に、エナジーを燃やすだけなんです ♪

~椎名林檎、『幸福論』~

エナジードリンクが大人気である。

簡単にいえば、洗練された『オロナミンC』や『リポビタンD』だとは思うのだが、スターバックスも参入してきて、おやおや、これはどうしたことかと。

コンビニで確認してみると、なかなかのスペースを占拠している。

自分?

基本、酒か水か家で淹れるコーヒーくらいしか飲まないので、エナジードリンクの類もサプリメント系飲料も、ほとんど飲まない。


【エナジー(energy)】…エネルギーに同じ。

へぇぇ!

それに近い意味とは「なんとなく」思っていたけれど、まったく同じなのだね。


エナジードリンクをよく飲む友人に質問してみた。

「美味いの?」
「・・・まぁ、不味くはない」
「どういうとき、飲むの?」
「そりゃあまぁ、元気出したいときとか、頑張らなければいけないときとか」
「効果、ある?」
「分からんけど、気持ち的には上がる」
「“景気づけに、一杯”みたいな感じ?」
「同じだと思う。まっき~みたいに、なにしなくても元気というのだったら、必要ないけど」
「(笑う)いってくれるね」
「(笑う)褒めことばだよ。実際、彼女とエッチするときなんか、俺はエナジー飲まないとキツいかもしれない」
「マジで?」

というわけで、とりあえず飲んでみた。

・・・うん、まぁ、確かに不味くはない。
ないが、自分には酒やコーヒーのほうが効き目がありそう。


少年のころ? は、飲むだけで筋肉がつくと信じていたプロテイン飲料『PF21』を飲んだり、
繊維が必要だからと『ファイブミニ』を飲んだり、骨も大事だからと『鉄骨飲料』なんかを飲んだりしていたが、いつごろからか、CMに煽られることがなくなった。

それはたぶん、効果というものが目に見えるものでなかったからだろう。

効いている気がする、、、みたいな。

ただ、それでいいのだと思うし、実際そういうものかもしれない。
友人がいうとおり、気持ち的には上がっているのだから。

1000円くらいする栄養ドリンクや、それこそバイアグラだったら効き目なきゃ怒るかもしれんけれど。
数百円しか出していないのに効くだの効かないだのというのは、ちょっと都合がいい気がするし。


さて語感としては似ているが、まったく意味の異なることばに、エレジーというのがある。

エナジーとエレジー、一文字違いだ。

【エレジー(elegy)】…悲歌。哀歌。挽歌。

いいねぇ、グッとくるねぇ。
そういう雰囲気を漂わせるオトナになりたい。

つまりあれだ、無駄に元気なヤツだから、エレジーな感じ? になる飲料はないのかと。

あるわけないが、ひとによっては酒をちびちびやっているだけで、エレジー節を発揮する中年だって居る。
どうすれば「そういうもの」を表現出来るのかと思うが、だからそれが、そのひとの歩んできた人生というわけなのだろう。

なにかに頼っている時点で、エレジー臭? など出せるわけがないということか。

いっぽうで。
そういうこと考えているということが、すでに充分エレジーなんじゃないかとも思う。

・・・って、なんの話だ?


※幸福論




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明日のコラムは・・・

『多妻に憧れはないが、多才にはなりたい』

コメント (3)
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