最近、呑んだ騒いだ・・・みたいな内容がやけに多いが、実際にそうで、まぁ金はかかるが毎日楽しく過ごしているぜと。
シナリオ脱稿したばかりだしね、ふだんはひとりで悶々とシコシコとしているばかりだから、とにかくひとと触れ合いたいのだった。
きのうは知り合ったばかりの20代後半の女子と呑んだ。
志田未来がそのまま大人になったような感じの子で、まあ美人である。
かつて不登校児だったというので同性から妬まれたりしたのかと問うと、そうではなく、
学年ごとに1クラスしかない学校に転校し、学年が上がっても「なにひとつ変わることがない」クラスに馴染むことが出来ず、それで不登校になったと話してくれた。
母親が心配をして、ダンススクールに通わせた。
そこでヒップホップダンスに出会い、生まれて初めて弾けることが出来たと。
「イメージとちがうねぇ!」
「そうですかー?」
「いや、踊るにしてもヒップホップは想像出来ない」
「じゃあ、こんど機会あったら、、、」
「あぁ、続けているんだ?」
「週に1度くらいですけど」
「映画とかは、よく観る?」
「・・・いちばん好きな映画は、」
「うん」
「『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』」
「へー! 珍しい!!」
「そうですかー?」
「そこそこ」人気のある作品だとは思うが、これをベストワンに持ってくるひとに初めて会った。
「なんで? 吸血鬼モノが好きということ?」
「うーん、嫌いではないけど、そういうわけでもないんです」
「ブラッド・ピットが好きとか」
「まぁ好きですけど、それより、吸血鬼でも美しくないものはダメなんです」
「あぁ! なんか分かった」
「分かります? あの映画のふたりは、美しいでしょう」
なるほど。
ということは、あれだ。
クリスチャン・スレーターも美男ちゃあ美男だが、
最初のキャスティングどおり、リヴァー・フェニックスが死ぬことなくインタビュアー役を演じていたとしたら、美しい男が3人出ていたことになり、彼女はもっと喜んでいたのかもしれない。
こうした視点で映画を捉えることがあまりないため、じつに新鮮な意見だと思った。
捉えたことがあったとしても、こういう歪んだ男なので、美しいものと醜いものの対比がないと満足出来なかったりしてね、
だから好きなAVのジャンルが「ぶっかけ」(=美女とザーメンの対比)なのだろうが、
そこで、「うつくしいもの、みにくいもの」を描いた映画をいくつか挙げてみることにしよう。
ベタなものから、え、それ選ぶの? みたいなものまで。
『ベニスに死す』(71)
美しいものを求めたジジイの話。
『ピンク・フラミンゴ』(72)
醜いものの頂点に立とうとしたドラァグ・クイーンの話。
『フリークス』(32)
奇形を扱っているため、「え?」と思うひとも居るかもしれないが、敢えて。
ところで滝川クリステルの発言「お・も・て・な・し」をパロディにして、乙武さんが「て・あ・し・な・し」とツイート。
賛否両論だが、自分は割と好き。
『永遠に美しく…』(92)
死ぬまで美しくあろうとする女たちの話。
『夢』(90)
ゴッホが出てくる、「鴉」のエピソード。
『風立ちぬ』(2013)
美しい飛行機を作ろうとした青年の話。
『あつもの』(99)
美に執着したジジイたちの話。
『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)
コックと泥棒、その妻と愛人たちの話。
『ブレインデッド』(93)
鮮血も、ここまで派手に描かれると美しい。
『マルホランド・ドライブ』(2001)
観終わった直後の感想が、「ただただ美しい」だったので。
※『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』より、ガンズの主題歌を。オリジナルのストーンズも最高に格好いいが、こっちもグー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『役に勃つ』
シナリオ脱稿したばかりだしね、ふだんはひとりで悶々とシコシコとしているばかりだから、とにかくひとと触れ合いたいのだった。
きのうは知り合ったばかりの20代後半の女子と呑んだ。
志田未来がそのまま大人になったような感じの子で、まあ美人である。
かつて不登校児だったというので同性から妬まれたりしたのかと問うと、そうではなく、
学年ごとに1クラスしかない学校に転校し、学年が上がっても「なにひとつ変わることがない」クラスに馴染むことが出来ず、それで不登校になったと話してくれた。
母親が心配をして、ダンススクールに通わせた。
そこでヒップホップダンスに出会い、生まれて初めて弾けることが出来たと。
「イメージとちがうねぇ!」
「そうですかー?」
「いや、踊るにしてもヒップホップは想像出来ない」
「じゃあ、こんど機会あったら、、、」
「あぁ、続けているんだ?」
「週に1度くらいですけど」
「映画とかは、よく観る?」
「・・・いちばん好きな映画は、」
「うん」
「『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』」
「へー! 珍しい!!」
「そうですかー?」
「そこそこ」人気のある作品だとは思うが、これをベストワンに持ってくるひとに初めて会った。
「なんで? 吸血鬼モノが好きということ?」
「うーん、嫌いではないけど、そういうわけでもないんです」
「ブラッド・ピットが好きとか」
「まぁ好きですけど、それより、吸血鬼でも美しくないものはダメなんです」
「あぁ! なんか分かった」
「分かります? あの映画のふたりは、美しいでしょう」
なるほど。
ということは、あれだ。
クリスチャン・スレーターも美男ちゃあ美男だが、
最初のキャスティングどおり、リヴァー・フェニックスが死ぬことなくインタビュアー役を演じていたとしたら、美しい男が3人出ていたことになり、彼女はもっと喜んでいたのかもしれない。
こうした視点で映画を捉えることがあまりないため、じつに新鮮な意見だと思った。
捉えたことがあったとしても、こういう歪んだ男なので、美しいものと醜いものの対比がないと満足出来なかったりしてね、
だから好きなAVのジャンルが「ぶっかけ」(=美女とザーメンの対比)なのだろうが、
そこで、「うつくしいもの、みにくいもの」を描いた映画をいくつか挙げてみることにしよう。
ベタなものから、え、それ選ぶの? みたいなものまで。
『ベニスに死す』(71)
美しいものを求めたジジイの話。
『ピンク・フラミンゴ』(72)
醜いものの頂点に立とうとしたドラァグ・クイーンの話。
『フリークス』(32)
奇形を扱っているため、「え?」と思うひとも居るかもしれないが、敢えて。
ところで滝川クリステルの発言「お・も・て・な・し」をパロディにして、乙武さんが「て・あ・し・な・し」とツイート。
賛否両論だが、自分は割と好き。
『永遠に美しく…』(92)
死ぬまで美しくあろうとする女たちの話。
『夢』(90)
ゴッホが出てくる、「鴉」のエピソード。
『風立ちぬ』(2013)
美しい飛行機を作ろうとした青年の話。
『あつもの』(99)
美に執着したジジイたちの話。
『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)
コックと泥棒、その妻と愛人たちの話。
『ブレインデッド』(93)
鮮血も、ここまで派手に描かれると美しい。
『マルホランド・ドライブ』(2001)
観終わった直後の感想が、「ただただ美しい」だったので。
※『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』より、ガンズの主題歌を。オリジナルのストーンズも最高に格好いいが、こっちもグー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『役に勃つ』