Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

青い影、赤い公園

2013-10-13 03:35:25 | コラム
日本でおこなわれる格闘技の興行が減少しているから・・・だろうか、音楽関係の取材が増えた。

映画ほど精通しているわけではないものの、偏りはあるが音楽も好きだし、よく聴くほうだと思う。
繰り返す、偏りはあるが。

ただアイドルも聴きつつ邦洋ロックもOK! というスタンスは、じつはあまり偏っていないのかもしれない。
「これしか聴かない、これは聴いたこともない」というわけではないのだから。

音楽の情報・知識は主にFMラジオ、それからバンドをやっている友人たちから手に入れる。
あとはあれだ、リンチやQT、フィンチャーやスコセッシなど、映画界のなかでもとくに耳のいい監督と評されているひとの映画に触れていれば、いま最高にエッジなミュージシャン、過去の掘り出し物などに自然と詳しくなったりする。

自宅で原稿を書く際は、ラジオの聴けるサイト「radiko」を起動させ、J-waveかNACK5を聴いている。
大抵が深夜であり、この時間帯はミュージシャンが番組を担当していることが多く、実際、そこでクリープハイプや星野源、オズを知った。

ただ、ひとが歌う音楽は原稿執筆の妨げにはならないが、ひとが喋るのを聴くのはダメなんだよね。そっちに耳を持っていかれるから、ぜんぜん書けなかったりして。
だから、ちょっと面倒ではあるが、音楽が流れると音量を上げ、喋るコーナーだと下げたりしている。

書くことに集中しろってね。

執筆と相性がいいのは、やはりインスト。
つまりひとの歌声のない楽器のみで構成された音楽で、とくにマイケル・ナイマンの曲を流すと、オーバーでもなんでもなく、ことばが弾むように紡ぎだされていく。

2番目に相性がいいのは、50~70年代の米国産ロック。
ストーンズはもちろんだが、プロコム・ハルムの『青い影』なんて執筆のために創られた曲なのでは? と思うほど、とっても相性がいい。

じゃあナイマンか『青い影』を流し続けろ?
まぁそうなのだが、ときどき飽きてしまうから、いろいろ聴いてみたくなるのだ。


取材の多い職種を順に挙げると・・・

AV女優

AV監督

映画監督

グラビアアイドルなど

ミュージシャン

格闘家

・・・となる。

1位のAV女優は、はっきりいってケタがちがう。
自分がモテているんじゃないか・・・と錯覚を抱くほどにAV女優と話したり酒呑んだりしている。

いい意味で? アケスケな子が多いから、その感覚でミュージシャンと対峙するとヤケドしてしまう。
映画監督もそうだが、なかなかこころを開いてくれないひとも多いのだ。
あまりに馴れ馴れしいと「いいたいことは、曲にすべて表現されているから」なんていわれて、あとは無言を通されることだってある。(実際に、そういうことがあった)

まぁそれは、自分がインタビュアーとして技術がないというだけの話かもしれない。
日々、勉強しております。

で、先日取材をしたのがガールズバンドの「赤い公園」である。

ノッポが居たりミニミニな子が居たりアニメ声だったり、バラバラ感の際立つ彼女らだが、歌とパフォーマンスは好みだ。
というか、彼女たちが生み出す音楽は意外にも執筆と相性がよく、最近はラジオがつまらないなぁと感じたら、彼女たちのCDを流すようにしている。

『青い影』から、赤い公園まで。
うん、まぁ、偏りはないかな。・・・たぶん。

音楽好きが着ているTシャツ「NO MUSIC、NO LIFE」とまではいかないけれど、
やはり音楽がないと、この世はつまらないし、いいモノも書けない気がしてきたよ。





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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(206)田口トモロヲ』

コメント (2)
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