きのう開催された東京国際映画祭の現地取材に行ってきた。
きらきらなスターが、いっぱい。
あっち向いてもスター、こっち向いてもスター、生ゴミを自称する自分が際立つほどに、みんながみんな煌びやかで、これは目の保養だぜと。
せっかくコッポラ父子にも会えたのに、ほとんどなにも喋ることが出来ないでやんの。
みんな『ゴッドファーザー』(72)や『地獄の黙示録』(79)にしか言及しないので、つたない英語で「自分は『タッカー』も好きだ」とだけは伝えたけれど。
・・・・・情けないなぁ自分、ほんとうは『黙示録』のキルゴア大佐(ロバート・デュバル)のモノマネでもやってやろうと思っていたのに。
まぁ実際にやってすべったら顰蹙ものだし、これでよかったのかもしれないが。
『怒り新党』でマツコがいっていた、東京五輪のなにが不安かって、日本のセレモニーの出来の悪さであると。
開会式で、恥だけはかかないでおくれ―ということ。
あぁ、なんか分かる。
チャン・イーモウ(北京五輪の演出)やダニー・ボイル(倫敦五輪の演出)の演出に引けを取らないひとが居るのかっていう話で、
自分なんかは中島哲也あたりがいいと思うのだけれど、どうなのだろうね、確かにちょっと不安ではある。
で、昨日の開会セレモニーはどうだったのかというと。
スターたちがグリーンカーペットの上を歩く開会直前の様子は、とってもいい感じ。
冒頭で記したように、どっち向いてもきらきらしていて眩しいくらいだった。
開会そのものは・・・
米オスカーのような派手さはなく、ではカンヌのように威厳があるかというと、そんなこともない。
正直、やっぱり弱いなぁと感じた。
コンペ出品作が力作揃いであれば、そういった痛いところもあまり突かれない気がするけれど、
それでもやっぱり映画「鑑賞会」ではなく映画「祭」だからね、祭りとして、なにか突き抜けたところがほしいな、、、というのが、映画小僧の本音であったりする。
いまはもう懐かしい『PRIDE』の大晦日イベント『男祭り』のように、分かり易いワクワク感がほしい。
ヒルズ族を排除せよ、きょうから1週間は映画小僧こそ六本木の主役である! みたいな攻撃的な演出があってもいいはずだし。
出来立てホヤホヤであれば、そんな文句もいわないけれど、東京国際映画祭はすでに26歳だからね。
もう青年じゃないかと。
そんなわけで、今回の初体験は「初めての映画祭」でいってみよう。
群馬の高崎映画祭は野心的な企画が多くて有名だが、それも自分が上京してからの話。
だから18歳になるまで、映画祭を体感したことがなかった。
あれはセレブの祭りなのだ、一般市民が気軽に参加出来るものではないのだ―なんて思っていて、非公開の会場では乱痴気な宴が展開されている、、、みたいな、完全に誤った幻想を抱いていた。
その前に。
祭りは好きなのか・・・というと、まあまあと答える。
少年期に体感していたのは、町の夏祭りとか七夕祭りとか、あと、かーちゃんの地元の「ねぶた」とか。
肥満児だったから屋台でなにかを食べるということくらいしか目的はなく、クラスメイトの女子と逢瀬を楽しむなんていう展開は待っていなかった。
上京してからも積極的に祭りに参加することはなかったが、しかし映画祭はべつで。
映画祭のいいところは、なにか。
(1)新作を公開前に低料金で鑑賞出来る
(2)滅多にスクリーン上映されない作品が特集で一気に鑑賞出来る
(3)しかも舞台挨拶つき
映画ファンに聞くと、だいたいこの三点が挙がる。
まさに、そのとおり。
自分もそれが楽しくて、約20年間、東京近郊で開催されるあらゆる映画祭に足を運んでいるのだった。
つづく。
※きのうの模様を、少しだけ
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(56)』
きらきらなスターが、いっぱい。
あっち向いてもスター、こっち向いてもスター、生ゴミを自称する自分が際立つほどに、みんながみんな煌びやかで、これは目の保養だぜと。
せっかくコッポラ父子にも会えたのに、ほとんどなにも喋ることが出来ないでやんの。
みんな『ゴッドファーザー』(72)や『地獄の黙示録』(79)にしか言及しないので、つたない英語で「自分は『タッカー』も好きだ」とだけは伝えたけれど。
・・・・・情けないなぁ自分、ほんとうは『黙示録』のキルゴア大佐(ロバート・デュバル)のモノマネでもやってやろうと思っていたのに。
まぁ実際にやってすべったら顰蹙ものだし、これでよかったのかもしれないが。
『怒り新党』でマツコがいっていた、東京五輪のなにが不安かって、日本のセレモニーの出来の悪さであると。
開会式で、恥だけはかかないでおくれ―ということ。
あぁ、なんか分かる。
チャン・イーモウ(北京五輪の演出)やダニー・ボイル(倫敦五輪の演出)の演出に引けを取らないひとが居るのかっていう話で、
自分なんかは中島哲也あたりがいいと思うのだけれど、どうなのだろうね、確かにちょっと不安ではある。
で、昨日の開会セレモニーはどうだったのかというと。
スターたちがグリーンカーペットの上を歩く開会直前の様子は、とってもいい感じ。
冒頭で記したように、どっち向いてもきらきらしていて眩しいくらいだった。
開会そのものは・・・
米オスカーのような派手さはなく、ではカンヌのように威厳があるかというと、そんなこともない。
正直、やっぱり弱いなぁと感じた。
コンペ出品作が力作揃いであれば、そういった痛いところもあまり突かれない気がするけれど、
それでもやっぱり映画「鑑賞会」ではなく映画「祭」だからね、祭りとして、なにか突き抜けたところがほしいな、、、というのが、映画小僧の本音であったりする。
いまはもう懐かしい『PRIDE』の大晦日イベント『男祭り』のように、分かり易いワクワク感がほしい。
ヒルズ族を排除せよ、きょうから1週間は映画小僧こそ六本木の主役である! みたいな攻撃的な演出があってもいいはずだし。
出来立てホヤホヤであれば、そんな文句もいわないけれど、東京国際映画祭はすでに26歳だからね。
もう青年じゃないかと。
そんなわけで、今回の初体験は「初めての映画祭」でいってみよう。
群馬の高崎映画祭は野心的な企画が多くて有名だが、それも自分が上京してからの話。
だから18歳になるまで、映画祭を体感したことがなかった。
あれはセレブの祭りなのだ、一般市民が気軽に参加出来るものではないのだ―なんて思っていて、非公開の会場では乱痴気な宴が展開されている、、、みたいな、完全に誤った幻想を抱いていた。
その前に。
祭りは好きなのか・・・というと、まあまあと答える。
少年期に体感していたのは、町の夏祭りとか七夕祭りとか、あと、かーちゃんの地元の「ねぶた」とか。
肥満児だったから屋台でなにかを食べるということくらいしか目的はなく、クラスメイトの女子と逢瀬を楽しむなんていう展開は待っていなかった。
上京してからも積極的に祭りに参加することはなかったが、しかし映画祭はべつで。
映画祭のいいところは、なにか。
(1)新作を公開前に低料金で鑑賞出来る
(2)滅多にスクリーン上映されない作品が特集で一気に鑑賞出来る
(3)しかも舞台挨拶つき
映画ファンに聞くと、だいたいこの三点が挙がる。
まさに、そのとおり。
自分もそれが楽しくて、約20年間、東京近郊で開催されるあらゆる映画祭に足を運んでいるのだった。
つづく。
※きのうの模様を、少しだけ
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(56)』