Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

歩く性感帯キャラ10傑

2014-02-07 08:27:29 | コラム
きのうに引きつづき「性とぼく」10傑シリーズ。

いや、そんなつもりじゃないのだけれども。

きのうの「脚美人キャラ」10傑は、あくまでも趣味みたいなもの。
きょうは、大きく出るが、自分の目指す方向、、、みたいなところがある。

映画における「歩く性感帯キャラ」の10傑。

明けても暮れてもセックス、ひたすらセックス。
もうほとんどビョーキ、というキャラクターを集めてみた。

AV女優やデリヘル嬢のインタビューをしているのは「喰うため」・・・であると同時に、勉強というか、自分もそういうキャラクターが「わんさか」出てくるシナリオを創りたいのだよね。

誰が最初に発したのか、映画はエロスと暴力。
10代後半で「そのとおりだ!」と思った自分は、主に暴力をテーマとするシナリオばっかり創ってきた。
それが20代後半あたりからエロスへと変わり、いまごろになって、ふたつは直結するものだと気づいた。

表現とは、見えないものを見えるようにすること。
ハダカにならなきゃ見えないものがあるし、ハダカになっても見えないものもある。
そういう難しい世界をシナリオ化する際、参考になるのが以下に挙げた10人の色情狂たちなのだ。


・・・で、結論。
エロスという観点からいえば、キューブリックはエロくない。
渡辺淳一の世界も、面白いとはいえない。


(1)レイ、『ブラック・スネーク・モーン』(2006、トップ画像)…クリスティーナ・リッチ

鎖につながれても性への「しがみつき」を抑えることが出来ない女子を、ブルースで救おうとする男の物語。

リッチの代表作にして(いまのところの)最高傑作。

(2)ローズ、『ランブリング・ローズ』(91)…ローラ・ダーン

性欲過多のヒロインをダーンが好演、彼女を更生させるのではなく「受け入れようとする」展開が新鮮だった。

(3)定、『愛のコリーダ』(76)…松田暎子

変態・猟奇性ばかりで語られることの多かった阿部定事件を、オオシマは愛の神話として切り取る。

このあとパッとしなかった松田暎子が全身全霊の演技、ふたりの関係を純粋に羨ましいと思った。

(4)ヘレン、『シー・オブ・ラブ』(89)…エレン・バーキン

ビッチ風の服装と口。それに「まんまと」ヤラれるアル・パチーノ。

うん、パチーノの気持ちは分かる。

しょうがないよ。

(5)出演者全員、『愛の渦』(2013)…池松壮亮、門脇麦、滝藤賢一、中村映里子、新井浩文、三津谷葉子ほか

まもなく公開。文末動画参照。

全キャストが「ほぼ」ハダカ、やはりハダカにならなきゃ見えないものがあるのだ。

(6)りん子、『六月の蛇』(2003)…黒沢あすか

地味な主婦は、ストーカーによって花ひらく―まさに映画的。

(7)シャーロット、『ペーパーボーイ』(2012)…ニコール・キッドマン

刑務所でだって股を開く―ニコールが強烈なビッチキャラを好演。

振り回される主人公は災難だが、相手がニコールであれば「それもいい」と思った。

(8)赫い髪の女、『赫い髪の女』(79)…宮下順子

中上健次『赫髪』を映画化。

ひたすらセックスする男女を見つめ、はっきりいって原作より面白い。

(9)セイラー&ルーラ、『ワイルド・アット・ハート』(90)…ニコラス・ケイジ&ローラ・ダーン

逃避行の合間にセックスをしているのか、セックスの合間に逃避行しているのか。

(10)名美、『夜がまた来る』(94)…夏川結衣

歩く性感帯とはちがうかもしれないが、堕ちてこそ輝く「名美」という石井隆独特の世界のなかで、もっとも輝いていたのは、この映画の名美だったと思う。


※先行で観させてもらった。こりゃ傑作だ!!




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明日のコラムは・・・

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コメント (1)
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