きのうに引きつづき「性とぼく」10傑シリーズ。
いや、そんなつもりじゃないのだけれども。
きのうの「脚美人キャラ」10傑は、あくまでも趣味みたいなもの。
きょうは、大きく出るが、自分の目指す方向、、、みたいなところがある。
映画における「歩く性感帯キャラ」の10傑。
明けても暮れてもセックス、ひたすらセックス。
もうほとんどビョーキ、というキャラクターを集めてみた。
AV女優やデリヘル嬢のインタビューをしているのは「喰うため」・・・であると同時に、勉強というか、自分もそういうキャラクターが「わんさか」出てくるシナリオを創りたいのだよね。
誰が最初に発したのか、映画はエロスと暴力。
10代後半で「そのとおりだ!」と思った自分は、主に暴力をテーマとするシナリオばっかり創ってきた。
それが20代後半あたりからエロスへと変わり、いまごろになって、ふたつは直結するものだと気づいた。
表現とは、見えないものを見えるようにすること。
ハダカにならなきゃ見えないものがあるし、ハダカになっても見えないものもある。
そういう難しい世界をシナリオ化する際、参考になるのが以下に挙げた10人の色情狂たちなのだ。
・・・で、結論。
エロスという観点からいえば、キューブリックはエロくない。
渡辺淳一の世界も、面白いとはいえない。
(1)レイ、『ブラック・スネーク・モーン』(2006、トップ画像)…クリスティーナ・リッチ
鎖につながれても性への「しがみつき」を抑えることが出来ない女子を、ブルースで救おうとする男の物語。
リッチの代表作にして(いまのところの)最高傑作。
(2)ローズ、『ランブリング・ローズ』(91)…ローラ・ダーン
性欲過多のヒロインをダーンが好演、彼女を更生させるのではなく「受け入れようとする」展開が新鮮だった。
(3)定、『愛のコリーダ』(76)…松田暎子
変態・猟奇性ばかりで語られることの多かった阿部定事件を、オオシマは愛の神話として切り取る。
このあとパッとしなかった松田暎子が全身全霊の演技、ふたりの関係を純粋に羨ましいと思った。
(4)ヘレン、『シー・オブ・ラブ』(89)…エレン・バーキン
ビッチ風の服装と口。それに「まんまと」ヤラれるアル・パチーノ。
うん、パチーノの気持ちは分かる。
しょうがないよ。
(5)出演者全員、『愛の渦』(2013)…池松壮亮、門脇麦、滝藤賢一、中村映里子、新井浩文、三津谷葉子ほか
まもなく公開。文末動画参照。
全キャストが「ほぼ」ハダカ、やはりハダカにならなきゃ見えないものがあるのだ。
(6)りん子、『六月の蛇』(2003)…黒沢あすか
地味な主婦は、ストーカーによって花ひらく―まさに映画的。
(7)シャーロット、『ペーパーボーイ』(2012)…ニコール・キッドマン
刑務所でだって股を開く―ニコールが強烈なビッチキャラを好演。
振り回される主人公は災難だが、相手がニコールであれば「それもいい」と思った。
(8)赫い髪の女、『赫い髪の女』(79)…宮下順子
中上健次『赫髪』を映画化。
ひたすらセックスする男女を見つめ、はっきりいって原作より面白い。
(9)セイラー&ルーラ、『ワイルド・アット・ハート』(90)…ニコラス・ケイジ&ローラ・ダーン
逃避行の合間にセックスをしているのか、セックスの合間に逃避行しているのか。
(10)名美、『夜がまた来る』(94)…夏川結衣
歩く性感帯とはちがうかもしれないが、堕ちてこそ輝く「名美」という石井隆独特の世界のなかで、もっとも輝いていたのは、この映画の名美だったと思う。
※先行で観させてもらった。こりゃ傑作だ!!
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『ROAD OF THE RING』
いや、そんなつもりじゃないのだけれども。
きのうの「脚美人キャラ」10傑は、あくまでも趣味みたいなもの。
きょうは、大きく出るが、自分の目指す方向、、、みたいなところがある。
映画における「歩く性感帯キャラ」の10傑。
明けても暮れてもセックス、ひたすらセックス。
もうほとんどビョーキ、というキャラクターを集めてみた。
AV女優やデリヘル嬢のインタビューをしているのは「喰うため」・・・であると同時に、勉強というか、自分もそういうキャラクターが「わんさか」出てくるシナリオを創りたいのだよね。
誰が最初に発したのか、映画はエロスと暴力。
10代後半で「そのとおりだ!」と思った自分は、主に暴力をテーマとするシナリオばっかり創ってきた。
それが20代後半あたりからエロスへと変わり、いまごろになって、ふたつは直結するものだと気づいた。
表現とは、見えないものを見えるようにすること。
ハダカにならなきゃ見えないものがあるし、ハダカになっても見えないものもある。
そういう難しい世界をシナリオ化する際、参考になるのが以下に挙げた10人の色情狂たちなのだ。
・・・で、結論。
エロスという観点からいえば、キューブリックはエロくない。
渡辺淳一の世界も、面白いとはいえない。
(1)レイ、『ブラック・スネーク・モーン』(2006、トップ画像)…クリスティーナ・リッチ
鎖につながれても性への「しがみつき」を抑えることが出来ない女子を、ブルースで救おうとする男の物語。
リッチの代表作にして(いまのところの)最高傑作。
(2)ローズ、『ランブリング・ローズ』(91)…ローラ・ダーン
性欲過多のヒロインをダーンが好演、彼女を更生させるのではなく「受け入れようとする」展開が新鮮だった。
(3)定、『愛のコリーダ』(76)…松田暎子
変態・猟奇性ばかりで語られることの多かった阿部定事件を、オオシマは愛の神話として切り取る。
このあとパッとしなかった松田暎子が全身全霊の演技、ふたりの関係を純粋に羨ましいと思った。
(4)ヘレン、『シー・オブ・ラブ』(89)…エレン・バーキン
ビッチ風の服装と口。それに「まんまと」ヤラれるアル・パチーノ。
うん、パチーノの気持ちは分かる。
しょうがないよ。
(5)出演者全員、『愛の渦』(2013)…池松壮亮、門脇麦、滝藤賢一、中村映里子、新井浩文、三津谷葉子ほか
まもなく公開。文末動画参照。
全キャストが「ほぼ」ハダカ、やはりハダカにならなきゃ見えないものがあるのだ。
(6)りん子、『六月の蛇』(2003)…黒沢あすか
地味な主婦は、ストーカーによって花ひらく―まさに映画的。
(7)シャーロット、『ペーパーボーイ』(2012)…ニコール・キッドマン
刑務所でだって股を開く―ニコールが強烈なビッチキャラを好演。
振り回される主人公は災難だが、相手がニコールであれば「それもいい」と思った。
(8)赫い髪の女、『赫い髪の女』(79)…宮下順子
中上健次『赫髪』を映画化。
ひたすらセックスする男女を見つめ、はっきりいって原作より面白い。
(9)セイラー&ルーラ、『ワイルド・アット・ハート』(90)…ニコラス・ケイジ&ローラ・ダーン
逃避行の合間にセックスをしているのか、セックスの合間に逃避行しているのか。
(10)名美、『夜がまた来る』(94)…夏川結衣
歩く性感帯とはちがうかもしれないが、堕ちてこそ輝く「名美」という石井隆独特の世界のなかで、もっとも輝いていたのは、この映画の名美だったと思う。
※先行で観させてもらった。こりゃ傑作だ!!
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『ROAD OF THE RING』