Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(218)田辺誠一

2014-02-21 03:59:29 | コラム
69年4月3日生まれ・現在44歳。
東京出身。

公式プロフィール


自分の文章をせっせと、、、訂正、シコシコと書くので精一杯、だからブログウォッチャーとはいえません。
そんな自分が、更新する度に欠かさず目を通す有名人が数人だけ居ます。
日本の俳優さんに限定すると、わずかひとり。それが田辺誠一(たなべ・せいいち)さんです。

プロ並みのネット技術を持ち、かなり早い段階でブログを展開していた―というのもありますが、このひとがアップする奇怪な? 絵が面白いというのが最大の理由です。

こんな感じ笑
http://files.hangame.co.jp/blog/2011/71/16eb4bf9/09/23/36464432/16eb4bf9_1316739271206.jpg

で、5年くらい前でしょうか。
いちど、お会いしたことがありまして。

ゲスな質問ですが「この絵で、奥さん落としたんですか」と聞いてみました。

たしか「これで落ちるような女じゃないですよ」と、答えてくれたと記憶しています笑

そう、奥さんは女優の大塚寧々。

羨ましいなぁ。
素直に、羨ましいと思います。


※代表作のひとつ、『害虫』予告編…胸が痛くなる映画だが、いや、しかし、いろんな才能がきらきらと輝いている青春映画の秀作




<経歴>

アート志向が強く、高校生のころに映画の自主制作を始める。
興味は映画だけに留まらず、絵を描き、写真を撮り、小説まで書き上げていたそうです。

しかし業界へのデビューは、まずはモデルから。
18歳のころ『メンズノンノ』専属モデルに選出される―その時点で俳優へのオファーがあったそうですが「機は熟していない」と思ったか「ホンが気に入らなかった」のか、俳優デビューはもっと先になります。

23歳になった92年、TBSのテレビドラマ『熱い胸騒ぎ』で俳優デビューを飾る。

映画への参戦は95年から。

『冬の河童』(95)、(個人的には)岩井俊二の現時点における最高傑作『四月物語』(98)、『MIND GAME』(98)、『あつもの』(99)。

2001年、『ハッシュ!』に主演。
寡作の才人・橋口亮輔による「刺激的な」コメディの傑作。

ゲイのカップルと子どもがほしい独身女性の三角関係を軽やかに描いたこの映画は、21世紀の映画表現の方向性までをも示してくれたように思います。

以後―とくに2000年代なかごろまでは自身のアート志向/嗜好に沿った作品選びを展開、テレビドラマとのバランスを図っていました。

背徳的なキャラクターも意外に似合った『害虫』(2002)、『黄泉がえり』(2003)、『解夏』(2004)、『半落ち』(2004)、「映画もいけるよ」を証明した松尾スズキの『恋の門』(2004)、『またの日の知華』(2004)。
『明日の記憶』(2006)、『ハチミツとクローバー』(2006)、『NANA2』(2006)、再び橋口亮輔と組んだ力作『ぐるりのこと。』(2008)、『ハッピーフライト』(2008)、『少年メリケンサック』(2009)、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(2009)。

『ジーン・ワルツ』(2011)、『ランウェイ☆ビート』(2011)、最新作は『ロボジー』(2012)。

99年、『DOG―FOOD』で映画監督デビューを飾る。

1度だけ監督にチャレンジする俳優さんは多いですが、2作目の『ライフ イズ ジャーニー』(2003)も発表。
確実に「巧く」なっています。
3作目で、大きく化けてくる可能性―おおいに「あり」だと思います。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

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コメント (2)
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