「―あんな危険な男を街に出すのか」
「昔の話だ。いまは夜中に2回も起きて小便に行く。我々と同じ、老いたんだよ」
―映画『ザ・ロック』(96)より。
小便のために起きるかもしれないが、老いたというのはハズレだった。
ショーン・コネリー爺のことである。
この映画では、ニコラス・ケイジより肉体派していたしねぇ。
さて自分も最近、睡眠中に便意をもよおして起きるようになった。
元々が不眠症気味なのだが、これじゃあさらに安眠が難しくなってくる。
40代だものなぁ、トシを取ったということか。
先日、10年くらい映画ファンという20代の子と話す機会があって、でも自分が口にする映画用語や人名をまったく理解出来ないわけですよ・・・って、それは年齢の問題ではなく、彼が勉強不足というだけのことか。
彼のことなんか、どうだっていいんだ。
昼夜逆転の生活ゆえ、寝るのはだいたいが日中。
4時間で「よく寝た!」といえる程度の睡眠時間だと思うが、そのあいだに2~3回は小便のために起きる。
オッサンではなく、オジイサンじゃないか!!
夜中より暖かとはいえ、この冬の時期に睡眠を中断して小便に行くのは堪える。
でも小便しないと、安心して眠れない。
で、しぶしぶ起きる。
の、繰り返し。
認めたくないが、トシか・・・いや、ちょっと待て。
単にビールの呑み過ぎじゃないかって。
ためしに晩酌を、ビールよりも少ない量で酔えるであろう焼酎に変えてみた。
予想通り、この日は1度も起きることなく起床時間を迎えることが出来た。
なんだ、やっぱりそうじゃん!
トシの所為じゃないじゃん!!
えがったえがった、まだオジイサンじゃなかったんだ!!!
と、くだらないことで喜び、きょうもまた、沢山のビールを呑み干すバカヤロウなのだった―。
※『ザ・ロック』より、いかにもマイケル・ベイらしい、なにも考えていないようなカーアクションの場面を。
いや、これは褒めことば。
ベイちゃんに知性やオタク性を求める観客なんて居ないんだから、このまま突っ走ってくれればいいのではないか・・・と。
とはいえ、この映画にはオタク心をくすぐる描写や台詞がいくつか出てくる。
ニコラス・ケイジがビートルズ・マニアだったり、ショーン・コネリーとエド・ハリスが偉人の名言をいい合ったり。
ハリス「自由の木は愛国者と圧政者の血を交互に吸って大きくなる、トーマス・ジェファーソン」
コネリー爺「愛国主義は邪悪なる者の好む美徳である、オスカー・ワイルド」
ここでハリスがコネリー爺を殴る。
するとコネリー爺は、「ワイルドは正しかった」と返す。
これらの知性・オタク性が光る台詞を創っているのは、ノンクレジットで参加したQTことクエンティン・タランティーノなんだよね。
あぁなるほど、だとすれば頷ける。
QTのノンクレジット脚本参加で有名なのは『クリムゾン・タイド』(95)のほうで、『ザ・ロック』は、あんまり知られていない。
以上、トリビアでした。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『なぜ団地の階段は、あんなに狭いのか』
「昔の話だ。いまは夜中に2回も起きて小便に行く。我々と同じ、老いたんだよ」
―映画『ザ・ロック』(96)より。
小便のために起きるかもしれないが、老いたというのはハズレだった。
ショーン・コネリー爺のことである。
この映画では、ニコラス・ケイジより肉体派していたしねぇ。
さて自分も最近、睡眠中に便意をもよおして起きるようになった。
元々が不眠症気味なのだが、これじゃあさらに安眠が難しくなってくる。
40代だものなぁ、トシを取ったということか。
先日、10年くらい映画ファンという20代の子と話す機会があって、でも自分が口にする映画用語や人名をまったく理解出来ないわけですよ・・・って、それは年齢の問題ではなく、彼が勉強不足というだけのことか。
彼のことなんか、どうだっていいんだ。
昼夜逆転の生活ゆえ、寝るのはだいたいが日中。
4時間で「よく寝た!」といえる程度の睡眠時間だと思うが、そのあいだに2~3回は小便のために起きる。
オッサンではなく、オジイサンじゃないか!!
夜中より暖かとはいえ、この冬の時期に睡眠を中断して小便に行くのは堪える。
でも小便しないと、安心して眠れない。
で、しぶしぶ起きる。
の、繰り返し。
認めたくないが、トシか・・・いや、ちょっと待て。
単にビールの呑み過ぎじゃないかって。
ためしに晩酌を、ビールよりも少ない量で酔えるであろう焼酎に変えてみた。
予想通り、この日は1度も起きることなく起床時間を迎えることが出来た。
なんだ、やっぱりそうじゃん!
トシの所為じゃないじゃん!!
えがったえがった、まだオジイサンじゃなかったんだ!!!
と、くだらないことで喜び、きょうもまた、沢山のビールを呑み干すバカヤロウなのだった―。
※『ザ・ロック』より、いかにもマイケル・ベイらしい、なにも考えていないようなカーアクションの場面を。
いや、これは褒めことば。
ベイちゃんに知性やオタク性を求める観客なんて居ないんだから、このまま突っ走ってくれればいいのではないか・・・と。
とはいえ、この映画にはオタク心をくすぐる描写や台詞がいくつか出てくる。
ニコラス・ケイジがビートルズ・マニアだったり、ショーン・コネリーとエド・ハリスが偉人の名言をいい合ったり。
ハリス「自由の木は愛国者と圧政者の血を交互に吸って大きくなる、トーマス・ジェファーソン」
コネリー爺「愛国主義は邪悪なる者の好む美徳である、オスカー・ワイルド」
ここでハリスがコネリー爺を殴る。
するとコネリー爺は、「ワイルドは正しかった」と返す。
これらの知性・オタク性が光る台詞を創っているのは、ノンクレジットで参加したQTことクエンティン・タランティーノなんだよね。
あぁなるほど、だとすれば頷ける。
QTのノンクレジット脚本参加で有名なのは『クリムゾン・タイド』(95)のほうで、『ザ・ロック』は、あんまり知られていない。
以上、トリビアでした。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『なぜ団地の階段は、あんなに狭いのか』