Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

腕じゃないんだよ、脚なんだな。

2015-01-28 00:10:00 | コラム
格闘技をやっていた。

というと、必ず誰かが腕相撲を挑んでくる―ような「空気」が出来上がる。

そう、「挑戦者が挙手する」というより、リーダー的存在のひとが「じゃあ、誰かとやってみて。Aくん? 強かったよね? 牧野さんとやってみない?」みたいな流れ。

まぁ嫌いではないので拒否はしない。
しないが、自信はない。
ほんとうに。

そりゃ球技や冬の競技、陸上なんかよりは自信があるけれど。
あるけれど、自分なんかより腕相撲強いヤツなんて、どこの職場にも数人は居るだろう。
だろうから、まぁ、中の上くらいなんじゃない?

実際、そんなに腕は太くないし。
脚の太さに関しては、そこそこの誇り? を持っているが。

そうなんだ、腕より脚。
免許を持たないがゆえに、どこにだってチャリで向かうことによって鍛えられた脚。

・・・って、格闘技カンケーないじゃん?

だからソッチが勝手に「格闘技やっている=力がある」と決めつけているだけでしょう。

Tシャツをよく着るのは、腕を見せたいからではなく、ムダに厚い胸囲にあうと思っているだけ。
でもハーフパンツをよく穿くのは、脚を見せたいからなんだ。
もし自分が女子であれば、何歳になってもミニスカを穿くタイプなんだろうね。


ただ腕相撲は「台、のようなもの」があって、レフェリー役さえ探せれば「いつでもどこでも」出来るが、
脚の勝負というのは容易ではない。

走る速度なのか、蹴る強度なのかという問題もあるし。

後者だけ、だけどね自分は。
このガタイで、そんなに速く走れるわけがない。
チャリに乗ったら別だけど。

強度ということは、ローキック対決とか?

痛過ぎて、挑戦者が出てこないよ。
自分だってイヤだし。

だから、なかなか、女子のように「最高の脚は誰か」なんていう勝負を展開出来ないのだった。

女子は容易?
そうでしょうよ、かしゆかで決まりでしょう最高の脚は。


ところで。
日常会話でこういう話をつづけていくと、きまって「最強の格闘技って、なに?」みたいな答えの出ない議論が始まる。
男が5人くらい集まればね、こんな話かエロ話かくらいしか出てこないわけですよ。
冗談抜きで、40年間の人生で50回は話してきたテーマである。

好きな競技、やっていた競技―自分の場合は、柔道―を推したいところだが、たぶん柔道ではない。

ジークンドーを挙げるのも(ロマンがあって)いいが、これもちがう。
実戦向きのサンボも強そうだが、ちょっと面白くない。(ロシアの皆さん、ごめんなさい)

まぁ結局は、同じ階級のひとで100回くらい戦って平均から割り出すほかはないのだが・・・

なんとなく、なんとなく、相撲のような気がする。


いまの白鵬であれば、現UFCヘビー級チャンプを倒すことが出来る―そう思わん?


※前にも書いたことがあったと思うが・・・
毎日毎日、筋トレを欠かさない体脂肪「一桁台」の友人が、20歳くらい上のビールっ腹ジジイに腕相撲で完敗。

そーとー堪えたらしく、その後、呑みの誘いも断るようになり、トレーニングの量を2倍にして半年後に再戦したことがある。

結果は、またもや完敗。

彼には悪いが、爆笑しちゃったなぁ。

自分を含めた目撃者は、そこに真理を見た気がしたんだ。

腕相撲は腕力だけがモノをいうわけじゃない、
そして、
筋トレは筋トレでしかなく、日常生活の積み重ねで出来上がった筋肉のほうが「えらい!」という真理を。





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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(107)』

コメント (2)
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