Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

財布の中身

2015-01-10 00:10:00 | コラム
「メンバーズカードは、お持ちですか」
「いえ、ないですけど、大丈夫です」
「すぐお作り出来ますけど―」
「いえ、大丈夫ですから」
「お作りしますと、特典がですね―」
「あの自分、財布を持ち歩かない主義なんですよ」
「あ、そうでしたか、失礼しました」

このやりとり、大袈裟ではなく100回は経験している。

なら作っちまいな! ということばが聞こえてきそうだし、自分もそう思うことがあるが、実際「ちょっと、そこいらまで」というとき、ポケットに紙幣と小銭を突っ込み、あとはケータイだけ持っていくことが多い。

紙幣と小銭さえ持ち歩かないことも増えた。
オサイフケータイがあるからね、便利な世の中になったものだ。

冒頭の会話は最寄りのスーパーで展開されたものだが、
自分の主義主張を分かってくれているおばさんの店員が居て、可能なかぎりはこのひとにレジを打ってもらうようにしている。
ほかのひとだと、いちいち「あの自分、財布を持ち歩かない主義なんですよ」といわねばならないし。

分かるよ、マニュアルとして「カードを勧めなければならない」というのがあるのは。
でも「大丈夫です」と返されたら、そこで止めておかないと。
しつこいと、それだけでもう「あぁ、この店、やめようかな」と思っちゃうもの。


トップ画像は、現在使用している財布。
映画Tシャツなどを制作しているビンセント・ベガさんが、『パルプ・フィクション』(94)でサミュエル・L・ジャクソンが持っていた財布を忠実に再現したものである。




変わったものがなかに入っている、、、というわけではない。

ごくフツーの中身だと思う。

紙幣に小銭。
なにかあったときのために、コンドームふたつ。
銀行と郵便局のカード。
保険証。
タスポ。
名刺数枚。
病院のカード2枚。

・・・くらいかな。

15年前は、ぱんっぱんに膨らんでいた。

もちろん紙幣ではない。
消費者金融のカードである。

大手のものは全社持っていたし。

合計で何枚だったか・・・
武富士、アコム、アイフル、プロミス、レイク、三和ファイナンス、日本ファンドなどなど。
これらのカードはすべて、債務整理を依頼した際に弁護士さんに預けた。


きっちり完済し、ブラックリストからも外れたので、自分だってクレジットカードを持つ資格を有している。
有しているが、過去が怖くて持てないでいる。
それでいいよね・・・って、オサイフケータイだってクレジットじゃんか!!

ともかく。
「頭のなか」と「こころのなか」はグチャグチャしているヤツなので、財布の中身くらいはシンプルをつづけたい。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(259)中村獅童』

コメント (3)
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