らん「ぼー」→「ぼー」いずらぶ(ボーイズラブ)
坊主にアゴヒゲ、しかも「そこそこのガタイ」だと、ゲイ? なんて勘違いされることもしばしばだ。
その度に真面目に否定するのも疲れるし面白くないので、
「基本は異性愛者だけど、若いときのデヴィッド・ボウイとかだったら許せるから、3%くらい同性愛者なのかもね」
などと答えるようにしている。
・・・が、相手からは期待したようなリアクションを得られない。
ちょっと戸惑っているみたいなんだよね。
3%だよ3%、消費税より少ないのに引くわけ? この時代で? 東京って「それ」に関して理解があるところなんじゃないの?
・・・・・。
まぁいいや。
話を戻して・・・
気持ちは分からないが、そういうひとたちが居ることは理解しているし、排除もしないし、どうぞ好きにやってくださいと思うわけ。
同性愛―その男版のことだけを指してBL、ボーイズラブというようになったのは、そんなに昔のことではない。
たぶん90年代からであり、これはコミケ(コミック・マーケット)の隆盛とも関わってくるのだろう、
主に漫画やライトノベルの世界で使用されることばだから、男たちの同性愛を描いた映画のことを「BL映画」、、、とは、あまりいわないような気がする。
気がするが、この際だ、いつかそう呼ばれるようになるかもしれないから、本稿ではBL映画といってしまおうではないか。
映画史的に最も重要とされるBL映画は、おそらくビスコンティの『ベニスに死す』(71)だろう。
でも格調高過ぎて、感情移入はしづらい。
それより、フリードキンの才気が爆発した『真夜中のパーティ』(70)のほうが好き。
ゲイたちのグループによる「痴話喧嘩」を描いた傑作である。
専門学校時代―。
これを強く薦めてきたK先生は、当時からゲイ疑惑があったけれど、ほんとうにそうなんだろうな、、、と思う。
・・・って、ちょっと待て。
完全に定義づけされているわけではないものの、BLの登場人物とは、基本が美男のはずである。(そして、若い!)
『ベニスに死す』の少年は美しいが、主人公は美しいとはいえない。(そして、ジジイだ!)
ということは、『真夜中のパーティ』も含め、これはBL映画とはいえない。
レオくんがランボウを熱演した『太陽と月に背いて』(95)を女子が「嫌いがち」なのは、レオくんは美しいが、相手役が美しいとはいえなかったから―というじゃないか。
だからこれも、BL映画ではない。
なかなか難しいね。
訂正してみよう、
映画史的に最も重要とされるBL映画は、『モーリス』(87)なのではないだろうか。
定番中の定番だが、みんな美しかったもの。しょうがないよ。
『モーリス』を筆頭とする真のBL映画5傑は、だから以下のようになるのだろう。
※すまん! 条件が厳し過ぎて、10傑選べないや!!
『アナザー・カントリー』(81)
『マイ・プライベート・アイダホ』(91)
『ブエノスアイレス』(97)
『御法度』(99)
そして自分が最も好きなBL映画は、やっぱり『ブエノスアイレス』で決まり!!
レスリー・チャンばかり褒められるけれど、トニー・レオンも素晴らしかったと思う。
あすのしりとりは・・・
ぼーいずら「ぶ」→「ぶ」れーどらんなー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(106)』
坊主にアゴヒゲ、しかも「そこそこのガタイ」だと、ゲイ? なんて勘違いされることもしばしばだ。
その度に真面目に否定するのも疲れるし面白くないので、
「基本は異性愛者だけど、若いときのデヴィッド・ボウイとかだったら許せるから、3%くらい同性愛者なのかもね」
などと答えるようにしている。
・・・が、相手からは期待したようなリアクションを得られない。
ちょっと戸惑っているみたいなんだよね。
3%だよ3%、消費税より少ないのに引くわけ? この時代で? 東京って「それ」に関して理解があるところなんじゃないの?
・・・・・。
まぁいいや。
話を戻して・・・
気持ちは分からないが、そういうひとたちが居ることは理解しているし、排除もしないし、どうぞ好きにやってくださいと思うわけ。
同性愛―その男版のことだけを指してBL、ボーイズラブというようになったのは、そんなに昔のことではない。
たぶん90年代からであり、これはコミケ(コミック・マーケット)の隆盛とも関わってくるのだろう、
主に漫画やライトノベルの世界で使用されることばだから、男たちの同性愛を描いた映画のことを「BL映画」、、、とは、あまりいわないような気がする。
気がするが、この際だ、いつかそう呼ばれるようになるかもしれないから、本稿ではBL映画といってしまおうではないか。
映画史的に最も重要とされるBL映画は、おそらくビスコンティの『ベニスに死す』(71)だろう。
でも格調高過ぎて、感情移入はしづらい。
それより、フリードキンの才気が爆発した『真夜中のパーティ』(70)のほうが好き。
ゲイたちのグループによる「痴話喧嘩」を描いた傑作である。
専門学校時代―。
これを強く薦めてきたK先生は、当時からゲイ疑惑があったけれど、ほんとうにそうなんだろうな、、、と思う。
・・・って、ちょっと待て。
完全に定義づけされているわけではないものの、BLの登場人物とは、基本が美男のはずである。(そして、若い!)
『ベニスに死す』の少年は美しいが、主人公は美しいとはいえない。(そして、ジジイだ!)
ということは、『真夜中のパーティ』も含め、これはBL映画とはいえない。
レオくんがランボウを熱演した『太陽と月に背いて』(95)を女子が「嫌いがち」なのは、レオくんは美しいが、相手役が美しいとはいえなかったから―というじゃないか。
だからこれも、BL映画ではない。
なかなか難しいね。
訂正してみよう、
映画史的に最も重要とされるBL映画は、『モーリス』(87)なのではないだろうか。
定番中の定番だが、みんな美しかったもの。しょうがないよ。
『モーリス』を筆頭とする真のBL映画5傑は、だから以下のようになるのだろう。
※すまん! 条件が厳し過ぎて、10傑選べないや!!
『アナザー・カントリー』(81)
『マイ・プライベート・アイダホ』(91)
『ブエノスアイレス』(97)
『御法度』(99)
そして自分が最も好きなBL映画は、やっぱり『ブエノスアイレス』で決まり!!
レスリー・チャンばかり褒められるけれど、トニー・レオンも素晴らしかったと思う。
あすのしりとりは・・・
ぼーいずら「ぶ」→「ぶ」れーどらんなー。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(106)』