ちょっくら、地元の館林で遊んできます。
というわけで今週はずっと、10傑シリーズ「再録」を展開!
ではどうぞ。
【映画でコクる。】
10年と、ちょっと前―新世代と話題になった映画監督のひとりに、リチャード・ケリーというひとが居た。
最近は振るわないが、デビュー作『ドニー・ダーコ』(2001…トップ画像)に触れた瞬間、確かに新しい才能が出現したと感動を覚えたものだった。
いや、映画監督論とかやりたいわけではなく、テーマは『ドニー・ダーコ』で描かれるエピソードにある。
ある日、主人公が通う学校に美少女が転校してくる。
自己紹介を終えると、教師は「好きな子の横に座りなさい」みたいなことをいう。
すると彼女は、「ほとんど迷うことなく」主人公の横に座る。
囃し立てるクラスメイトたち。
で、ふたりは実際に交際を始める。
えっ。
それで、付き合えちゃうの??
特殊な映画話法か、
あるいは、米国ではこんな感じなのか。
アイ・ラブ・ユーもいわず、なんとなく付き合うカップルに違和感を抱くジャパニーズなオレ、、、みたいな。
米国のティーンはティーンにして恋愛の達人? ってことなのかもしれないが、やっぱり相手にちゃんと伝えたい。
というわけで、今宵は「映画の告白10傑」。
サリエリの懺悔っぽい告白や松たか子の確信犯っぽい告白は省き、ここでは愛の告白のみを選出することにする。
いうのは勇気が要るけれど、いわれたほうは、よほどの相手? でないかぎり、たぶんうれしいと思う。
そう思えば、一歩前進出来るべさ少年少女たちよ。
真似するために観るのは薦めないが、背中を押してほしいというひとは、どうぞ。
(1)アンドリュー・リンカーン→キーラ・ナイトレイ、『ラブ・アクチュアリー』(2003)
我流解説は可能なかぎり短くして、動画を観てもらおうか。
旦那は在宅中、ゆえに声を発して告白出来ない。
だから、こんな感じで。
(2)ホリー・ハンター→ハーベイ・カイテル、『ピアノ・レッスン』(93)
こちらも声なし。
ただ、鍵盤に彫った愛のことばは、夫が彼女の指を切り落とすほどの嫉妬心を生んだ。
(3)麻生祐未→役所広司、『絆』(98)
「商売女しか抱かないっていうんだったら、あたし、商売女になる!」
これいわれてみ、二度も三度も抱くべさ、フツーは。
でも抱かないんだな、役所さんは。
(4)松山ケンイチ→ペ・ドゥナ、『リンダ リンダ リンダ』(2005)
韓国人留学生に、韓国語で告白する同級生―この間が、最高。
(5)シルベスター・スタローン→タリア・シャリア、『ロッキー』(76)
リング上で、愛を叫ぶ。
いまじゃほとんどコメディかもしれないが、このふたりが美男美女ではないところがいいんです、いや冗談でなくほんとうに。
(6)トーマス・サングスター→オリヴィア・オルソン、『ラブ・アクチュアリー』(2003)
映画小僧を名乗っている割にはベタかもしれないが、敢えてダブル・ランクイン。
恋する女の子のため、少年は空港内を走る走る。
その褒美は、彼女からのキスだった。
(7)ジョン・C・ライリー→メローラ・ウォルターズ、『マグノリア』(99)
自身を傷つける彼女に対し、彼は諭すように「きみは、ぼくの大切なひと。二度とそんなまねはしないでくれ」という。
最後のショットは、彼女の「泣き」「笑い」。
刺さったなぁ。
(8)ロバート・デ・ニーロ→シビル・シェパード、『タクシードライバー』(76)
サイコ野郎というと内気なイメージが漂うが、トラビスはベッツィのような美女に対し口説くことが出来る。
しかも公衆の面前で、「きみはいろんなものに囲まれているけれど、ほんとうは孤独だ」などと自信満々にいってのける。
やるじゃないか、相棒!
まぁそのあと、最初のデートでポルノ映画館に行ってしまうのだが・・・。
(9)松田優作→藤谷美和子、『それから』(85)
「僕の人生には、あなたが必要だ」―原作と同じ台詞だが、それに対して「残酷だわ」と返す藤谷美和子が真に迫って素晴らしい。
(10)芳賀優里亜→鈴木雄作、『どこまでもいこう』(99)
好きだとはいわないが、女の子が男の子に「ビスコ」(お菓子ね)をふたつプレゼント。
ほんとうはふたりで食べたかったのだろうが、彼女は「あげる」とだけいって、去っていく。
たぶんふたりは付き合うのだろうな・・・と予想させるラストで、胸キュンだぜ!!
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『(帰省のため再録)映画10傑シリーズ(2)』
というわけで今週はずっと、10傑シリーズ「再録」を展開!
ではどうぞ。
【映画でコクる。】
10年と、ちょっと前―新世代と話題になった映画監督のひとりに、リチャード・ケリーというひとが居た。
最近は振るわないが、デビュー作『ドニー・ダーコ』(2001…トップ画像)に触れた瞬間、確かに新しい才能が出現したと感動を覚えたものだった。
いや、映画監督論とかやりたいわけではなく、テーマは『ドニー・ダーコ』で描かれるエピソードにある。
ある日、主人公が通う学校に美少女が転校してくる。
自己紹介を終えると、教師は「好きな子の横に座りなさい」みたいなことをいう。
すると彼女は、「ほとんど迷うことなく」主人公の横に座る。
囃し立てるクラスメイトたち。
で、ふたりは実際に交際を始める。
えっ。
それで、付き合えちゃうの??
特殊な映画話法か、
あるいは、米国ではこんな感じなのか。
アイ・ラブ・ユーもいわず、なんとなく付き合うカップルに違和感を抱くジャパニーズなオレ、、、みたいな。
米国のティーンはティーンにして恋愛の達人? ってことなのかもしれないが、やっぱり相手にちゃんと伝えたい。
というわけで、今宵は「映画の告白10傑」。
サリエリの懺悔っぽい告白や松たか子の確信犯っぽい告白は省き、ここでは愛の告白のみを選出することにする。
いうのは勇気が要るけれど、いわれたほうは、よほどの相手? でないかぎり、たぶんうれしいと思う。
そう思えば、一歩前進出来るべさ少年少女たちよ。
真似するために観るのは薦めないが、背中を押してほしいというひとは、どうぞ。
(1)アンドリュー・リンカーン→キーラ・ナイトレイ、『ラブ・アクチュアリー』(2003)
我流解説は可能なかぎり短くして、動画を観てもらおうか。
旦那は在宅中、ゆえに声を発して告白出来ない。
だから、こんな感じで。
(2)ホリー・ハンター→ハーベイ・カイテル、『ピアノ・レッスン』(93)
こちらも声なし。
ただ、鍵盤に彫った愛のことばは、夫が彼女の指を切り落とすほどの嫉妬心を生んだ。
(3)麻生祐未→役所広司、『絆』(98)
「商売女しか抱かないっていうんだったら、あたし、商売女になる!」
これいわれてみ、二度も三度も抱くべさ、フツーは。
でも抱かないんだな、役所さんは。
(4)松山ケンイチ→ペ・ドゥナ、『リンダ リンダ リンダ』(2005)
韓国人留学生に、韓国語で告白する同級生―この間が、最高。
(5)シルベスター・スタローン→タリア・シャリア、『ロッキー』(76)
リング上で、愛を叫ぶ。
いまじゃほとんどコメディかもしれないが、このふたりが美男美女ではないところがいいんです、いや冗談でなくほんとうに。
(6)トーマス・サングスター→オリヴィア・オルソン、『ラブ・アクチュアリー』(2003)
映画小僧を名乗っている割にはベタかもしれないが、敢えてダブル・ランクイン。
恋する女の子のため、少年は空港内を走る走る。
その褒美は、彼女からのキスだった。
(7)ジョン・C・ライリー→メローラ・ウォルターズ、『マグノリア』(99)
自身を傷つける彼女に対し、彼は諭すように「きみは、ぼくの大切なひと。二度とそんなまねはしないでくれ」という。
最後のショットは、彼女の「泣き」「笑い」。
刺さったなぁ。
(8)ロバート・デ・ニーロ→シビル・シェパード、『タクシードライバー』(76)
サイコ野郎というと内気なイメージが漂うが、トラビスはベッツィのような美女に対し口説くことが出来る。
しかも公衆の面前で、「きみはいろんなものに囲まれているけれど、ほんとうは孤独だ」などと自信満々にいってのける。
やるじゃないか、相棒!
まぁそのあと、最初のデートでポルノ映画館に行ってしまうのだが・・・。
(9)松田優作→藤谷美和子、『それから』(85)
「僕の人生には、あなたが必要だ」―原作と同じ台詞だが、それに対して「残酷だわ」と返す藤谷美和子が真に迫って素晴らしい。
(10)芳賀優里亜→鈴木雄作、『どこまでもいこう』(99)
好きだとはいわないが、女の子が男の子に「ビスコ」(お菓子ね)をふたつプレゼント。
ほんとうはふたりで食べたかったのだろうが、彼女は「あげる」とだけいって、去っていく。
たぶんふたりは付き合うのだろうな・・・と予想させるラストで、胸キュンだぜ!!
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『(帰省のため再録)映画10傑シリーズ(2)』