Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間特別篇(3)BROTHER!

2015-04-29 05:59:11 | コラム
自分には兄も弟も居ないけれど、小さいころは弟がほしいかな、、、と思っていた(ような気がする)。

最近はずっと姉と仲がいいので、結果的には要らなかったのだろうが。


先日の帰省時―。
父親に、こんなことをいわれた。

「うちの家系は多産なんだ。そういう素質があるのに、嫁さんももらわず、子どもを作らないっていうのは…」云々。

・・・・・。

まぁ、分かる。
いっていることも、父親の思いも。

でもなぁ。
こればっかりは、なぁ。

2年ぶりの帰省なので喧嘩してもしょうがないから、途中からはいい返すことをせず、笑って聞き流していたけれども。

えぇ、ヘラヘラしているように見える自分でも、そこそこの悩みはあるわけですよ。


以下、自分のなかで印象に残る「映画のなかの、兄あるいは弟」の10傑。

沢山子ども作って、兄や弟の物語の端役になりたい―と思う気持ちだってあるけれどもね・・・。


(1)『ロッキー』(76)

エイドリアンの兄、ポーリー。



酒呑み。
皮肉屋。
ひどい僻み根性の持ち主。

妹をいじめるダメダメな兄貴だが、なぜか憎めないのだよなぁ。

(2)『レイジング・ブル』(80…トップ画像)

ボクシング映画が上位を独占。

嫁でさえ信用出来ない兄(デ・ニーロ)にとって、弟(ジョー・ペシ)だけが、自分とこの世界をつなげてくれる唯一の存在であったろう。

(3)『ダイハード』(88)

犯罪者のボス、ハンスの右腕っぽい存在のカール(アレクサンダー・ゴドノフ)だが、弟が殺されたことを知ると、ハンスのいうことさえ聞かなくなる。

(4)『バックドラフト』(91)

消防士の兄弟を描いたオールスター映画。

カート・ラッセルが父と兄の二役を熱演、はじめて俳優さんと思えた。

※観たことがないひとでも、この曲は知っているでしょう。




(5)『レインマン』(88)

自閉症の兄レイモンドと、イケイケでジコチューの弟チャーリー。

最後の最後で、やっとチャーリーはサングラスを外してレイモンドを見るのであった。

ダスティン・ホフマンより、トム・クルーズのほうを褒めたい。

(6)『用心棒』(61)

ちょっと頭の足りない亥之吉(加東大介)を兄に持つ卯之助(仲代達矢)は、たいへんなキレ者。



ピストルを小道具としたところも、二重丸だったと思う。

(7)『ファースト・ミッション』(85)

『レインマン』の香港版といったらいいのか、
こちらは知的障害を持つ兄(サモ・ハン・キンポー)と、刑事の弟(成龍)の物語。

個人的には、『レインマン』より泣けるけど。

(8)『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)

こちらは変化球。

ほんとうは恋人同士のワンダ(ジャイミー・リー・カーティス)とオットー(ケビン・クライン)だが、兄と妹を装う。

このころのジャイミー、ほんとうに素敵。

(9)『ユリイカ』(2001)

実際の兄妹である宮崎将と宮崎あおいが演じる、兄と妹の物語。

妹ばっかり注目されたが、将くんも悪くなかった。

(10)『ギルバート・グレイプ』(93)

この映画でレオくんとジョニデを覚えたひとも多かったろう。



知的障害を持つ弟レオくんも熱演だが、孤独と焦燥感を表現した兄ジョニデも素晴らしかった。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『黄金週間特別篇(4)SISTER!』

コメント (2)
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