リーアム・ニーソンが格好いいパパを演じて娘を助けるアクション映画もあるけれど、
映画で描かれる父親って、母親よりも「厄介な存在」であることのほうが多い。
石原おじいちゃんのようなバリッバリの男根主義も時代ではないし、かといって、なんにでも理解を示すというのも父親らしくない。
ときどき厳しく、ときどき優しい。
母親と一緒かもしれないがバランス、バランスが大事よね。
・・・などと、父親になったこともないのに「エラソーにいってみた」41歳の映画小僧なのだった。
以下、印象に残る「映画のなかの父親」10傑。
(1)『復讐するは我にあり』(79)
父親・三國連太郎 VS 息子・緒形拳
自分のDNAを継ぐものが、殺人鬼だったなんて!!
ラストの散骨シーンは、そんな呪い? を解こうとする父親の気迫に満ち満ちている。
(2)『ゴッドファーザー』(72…トップ画像)
馬の生首を置かれてしまうので、ドンに逆らうことはよしましょう。
息を引き取るシーンも、穏やかに過ぎて? 印象に残る。
(3)『家族ゲーム』(83)
ママ部門につづくランクイン。
演じるは、伊丹十三。
「なんだ、この目玉焼きは」
「目玉焼きが、どうかしましたか」
「こんなに黄身が固くちゃ、ちゅーちゅー出来ないじゃないか」
「ちゅーちゅー」
「知ってるだろ、俺がちゅーちゅー好きなこと」
「…好きだったんですか」
(4)『スターウォーズ』シリーズ(77~)
父と子の物語、でもあるからねぇ。
年末、いよいよ新3部作がスタートするぜ!!
(5)『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(92)
ヒロイン、ローラ・パーマーの父リーランド。
正体が明かされてからのリーランドの描きかたは、リンチがふざけているんじゃないかと疑いたいくらいにひどい。
(6)『おとうと』(60)
作家をやっている父親―森雅之が、神経質そうに演じて絶品。
昭和の作家には、たしかにこういうイメージがあった。
なんといえばいいのだろう、たとえれば川端康成っぽい?
(7)『アマデウス』(84)
天才と凡人の物語であり、
神と人間の物語でもあり、
そして、父と子の物語でもあるのだった。
(8)『悪い奴ほどよく眠る』(60)
再び森雅之が登場。
娘が発狂しようとも、保身を第一義にする男―これならまだ、神経質な作家のほうが何倍もマシ。
(9)『マグノリア』(99)
娘を犯した過去を持つ父親は、やがて病に侵され、自害しようとするも、それさえ阻止される。
しかも、カエルに!!
※エイミー・マン、大好きなんだが、最近振るわない
(10)『砂の器』(74)
本浦千代吉(加藤嘉)の「オラ、知らねぇー!!」ほど、悲痛で、深い愛の感じられる台詞はない。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『黄金週間特別篇(3)BROTHER!』
映画で描かれる父親って、母親よりも「厄介な存在」であることのほうが多い。
石原おじいちゃんのようなバリッバリの男根主義も時代ではないし、かといって、なんにでも理解を示すというのも父親らしくない。
ときどき厳しく、ときどき優しい。
母親と一緒かもしれないがバランス、バランスが大事よね。
・・・などと、父親になったこともないのに「エラソーにいってみた」41歳の映画小僧なのだった。
以下、印象に残る「映画のなかの父親」10傑。
(1)『復讐するは我にあり』(79)
父親・三國連太郎 VS 息子・緒形拳
自分のDNAを継ぐものが、殺人鬼だったなんて!!
ラストの散骨シーンは、そんな呪い? を解こうとする父親の気迫に満ち満ちている。
(2)『ゴッドファーザー』(72…トップ画像)
馬の生首を置かれてしまうので、ドンに逆らうことはよしましょう。
息を引き取るシーンも、穏やかに過ぎて? 印象に残る。
(3)『家族ゲーム』(83)
ママ部門につづくランクイン。
演じるは、伊丹十三。
「なんだ、この目玉焼きは」
「目玉焼きが、どうかしましたか」
「こんなに黄身が固くちゃ、ちゅーちゅー出来ないじゃないか」
「ちゅーちゅー」
「知ってるだろ、俺がちゅーちゅー好きなこと」
「…好きだったんですか」
(4)『スターウォーズ』シリーズ(77~)
父と子の物語、でもあるからねぇ。
年末、いよいよ新3部作がスタートするぜ!!
(5)『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(92)
ヒロイン、ローラ・パーマーの父リーランド。
正体が明かされてからのリーランドの描きかたは、リンチがふざけているんじゃないかと疑いたいくらいにひどい。
(6)『おとうと』(60)
作家をやっている父親―森雅之が、神経質そうに演じて絶品。
昭和の作家には、たしかにこういうイメージがあった。
なんといえばいいのだろう、たとえれば川端康成っぽい?
(7)『アマデウス』(84)
天才と凡人の物語であり、
神と人間の物語でもあり、
そして、父と子の物語でもあるのだった。
(8)『悪い奴ほどよく眠る』(60)
再び森雅之が登場。
娘が発狂しようとも、保身を第一義にする男―これならまだ、神経質な作家のほうが何倍もマシ。
(9)『マグノリア』(99)
娘を犯した過去を持つ父親は、やがて病に侵され、自害しようとするも、それさえ阻止される。
しかも、カエルに!!
※エイミー・マン、大好きなんだが、最近振るわない
(10)『砂の器』(74)
本浦千代吉(加藤嘉)の「オラ、知らねぇー!!」ほど、悲痛で、深い愛の感じられる台詞はない。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『黄金週間特別篇(3)BROTHER!』