Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

だっく、だく。

2015-06-21 05:38:03 | コラム
汗っかきである。

この時期、ちょっとしたことですぐに「だっく、だく。」になる。

気をつけて「ゆっくりめ」に動いているつもりだし、制汗スプレーも持ち歩いている。
しかし、それらがまったく効果を示さない、、、いや示せないほどに汗をかく。

坊主頭だからね、長髪よりも汗は目立つ。
頭皮に、雫となった汗が光っている―というと爽やかな感じがしないでもないが、高校球児でもあるまいし、41歳の汗は間違いなく臭い。
いや女子高生の汗だって臭いのは臭いが、青春の汗は青春というだけで価値がひとつ乗っかる。

チューネンの汗になんか、価値はないのである。

こんなんで女子に嫌われたらかなわん、だからバッグには2~3枚のTシャツを入れておくことも。

冬より夏のほうが「断然」好きだが、ここだけが悩みどころかなぁ。


とはいえ。
汗も涙も、さらにいえば放尿も脱糞も、もっといえば射精も潮吹きも、生きている証なのである。

それらを放出・分泌し、ひとは活き活きとする。

ほんとうか?

まぁ、自分のなかではほんとうだ。

こんなこというと引く女子も居るわけだが、好いている女子であれば、その汗でさえいとおしい。

で、脇の下を舐めさせてくれという。

そこだけはイヤ、と返される。

なんで?

だって汚いから。

お前の身体で、汚いところなんかないよ。

あるもん。

ないよ。

あるって。

だから、ないんだよ。

・・・という、阿呆みたいな問答が繰り返される。


なに?

もういい?

そうですか、失礼しました。


というわけできょうは、映画のなかで特に印象的だった汗の描写の5傑を展開してみよう。


(1)『野良犬』(49)

刑事がピストルを盗まれたのは、いまでいう猛暑日だった。

唱歌『蝶々』が流れるクライマックスは、何度観ても鮮烈である。



(2)『狼たちの午後』(75)

快晴、しかし銀行のなかはジメッとしていて、気持ち悪い汗をいっぱいかきそうだ。



(3)『恐怖の報酬』(53)

大金を手に入れるために、危険な仕事を請け負う男たち。

貧乏と汗というのは、ワンセットなのかもしれない。

(4)『ミッション:インポッシブル』(96)

汗がたらりと。

このショットだけ、デ・パルマらしかったなぁ。



(5)『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)

あの暴動は、1年で最も暑い日に起こったのである。


※ちなみに次点は、今夏公開の日本映画『野火』。
観ていないから次点にしたわけだが、汗だらだらであることが、予告編だけでも想像出来る。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(132)』

コメント (3)
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