Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(127)

2015-06-26 06:11:11 | コラム
ぷろでゅー「さー」→「さー」ふぃん(サーフィン)

マリンスポーツは得意じゃない。
じゃない、、、というか、そもそも手を出したことがないのだけれども。

じゃあ冬のスポーツが得意かといえば、スキーもスノボもスケートもペケなのだが。

1年中、いや、たぶん死ぬまでチャリと格闘技ばっかりなのである。
飽きないし、自分にあっていると思うからそれでいい。

いいが、マリンスポーツ出来たらモテるだろうなぁ、、、とは思う。
その筆頭こそ、サーフィンだろう。

まぁいってしまえば、自分は「丘」サーファーにこそ憧れるものではあるが。


「それ」を始めるきっかけは、ひとそれぞれである。

北野武の『あの夏、いちばん静かな海。』(91)、主人公の茂(真木蔵人)はゴミ回収で生計を立てる聾唖の青年である。
彼は捨てられたサーフボードを持ち帰り、大会に出場するほどのめり込むようになる。

キアヌ・リーヴスがアクション俳優として開眼したのは、『ハートブルー』(91)。
悪くない邦題だが、原題は『Point Break』(ポイント・ブレイク)という。



FBIのユタ(キアヌ)は、強盗事件の容疑がかかったゴーディ(パトリック・スウェイジ)を調査するため、サーフィンを楽しむサークルに「潜入」する。

日米の映画「ともに」91年の作品で、この年、サーフィンのブームが訪れたのか―というと、そんなこともない。
単なる偶然だが、サーフィンを扱った映画は「ときどき」創られ、途絶えることはなさそう。
そういう意味では、これといった作品が現れないスノボの世界より恵まれている? のかもしれない。

『ソウル・サーファー』(2011)は、鮫に襲われ「片腕を失くしながらも」プロのサーファーとなったベサニー・ハミルトンを描いた青春映画。

※ペサニー本人は、こういう感じのひと




しかしなんといっても、サーフィン映画の王者といえば『ビッグウェンズデー』(78)だろう。

「いつかの水曜日」にやってくる―と神話化されている「最大の波」を待つ、サーファー3人(マット、ジャック、リロイ)の物語。

監督は、タカ派で知られるジョン・ミリアス。
だからフツーの青春映画になるはずもなく、ベトナムをからめて、後味はちょっと苦い。

面白いのは、この映画でリロイを演じたゲイリー・ビジーが『ハートブルー』でキアヌの相棒になったこと。
サーフィンずいている俳優さんだが、本人は「スポーツとしては、あんまり好きじゃない」のだとか?

確認してみたかったが、もう故人なんだよね。
ビジーにスウェイジに・・・『ハートブルー』の主要メンバーは、もうふたりも死んでいるのだった。


ん?

『稲村ジェーン』(90)を忘れてる?

そうかもしれないが、自分にとっての「世界で最も忌み嫌うべき」映画だと思っているので、敢えては語らないよ笑

あ、でもひとつだけ。
この映画に出演した3人の俳優、加勢大周・金山一彦・的場浩司それぞれの現在を思うと、ほんとうに人生いろいろだなぁ!! と思うねぇ。。。






あすのしりとりは・・・
さー「ふぃん」→「ふぃん」がー。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(128)』

コメント (1)
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