「―俺の名前は、、、椿。 椿、三十郎。もうすぐ四十郎だがな」
花の名前を知らなくとも、椿くらいは知っている。
椿を指して「これは椿」といえるのは、『椿三十郎』(62)のおかげだけど。
そうかそうか、三十郎は38~9歳くらいなのね。
いまの自分より、ちょっと後輩ということか。
実際に会って、ああいう態度を取られたら、こっちが敬語使ってしまいそうだが。
黒澤は『椿三十郎』をカラーで撮りたがっていた―というのは有名な話。
椿を、鮮やかな色で捉えたかったから。
しかし。
キューブリックやタルコフスキーと同様に完璧主義の黒澤にとって、技術陣が提供するカラー映像に納得が出来なかった。
ほかの監督であったら後年、ディレクターズ・カットとして「その部分」だけ撮り直していたかもしれない。
その代わり黒澤は翌年、『天国と地獄』(63)のワンショットにパートカラーを取り入れている。
あの、有名な煙ね。
この手法は、黒澤を敬愛するスピルバーグも使用している。
・・・って、いやいや、きょうは映画の話ではなく。
よくする会話で、狙ってもいないのに「必ず」笑われることがある。
「えっ、髪の毛シャンプーで洗ってんの?」
「そうだよ」
「坊主なのに?」
「なのにって、なによ?」
「ボディシャンプーとか、石鹸とかでいいんじゃないの」
「いやいや、よくない。しかも二度洗いだよ」
大抵、ここで一度目の笑いが起こる。
「なんで二度洗い?」
「一度目は、泡立ちにくい。短過ぎるんだろうね」
「ほらやっぱり、ボディシャンプーでいいんだよ」
「いやいや、自分の頭にしっくりくるのはTSUBAKIなんだよ」
ここで二度目の笑いが起こる。
「TSUBAKI使ってんの!?」
「うん、セグレタとかマシェリも試したけど、やっぱりTSUBAKIだね」
「でもあれ、日本の女性は美しいと謳っているわけだし、坊主の中年用に開発されたわけじゃないんだよ」
んなこと、分かっているがな。
いろいろ試して辿り着いたのがTSUBAKIだったんだから、それでいいじゃないか。
とはいっても。
夏が近づいてきたので、そろそろスースーするシーブリーズに変えようかと思っている。
もちろん、シーブリーズも身体用と髪の毛用の2種類を用意する・・・といったら、やっぱり同じように笑いが起こる。
「だから、ボディシャンプーで頭もやっちゃえばいいじゃん」って。
いかにも無粋だなぁ!!
身体をボディシャンプーで洗っても、チン毛だけはシャンプーで洗う自分だよ、たとえ短くとも毛は「毛、専用。」で洗わないと。
1日10笑いを目標に掲げている自分なので、笑ってもらえるのはうれしい。
しかし本意ではないところで笑われるのは、なんかちがうんだよなぁ。。。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(282)林隆三』
花の名前を知らなくとも、椿くらいは知っている。
椿を指して「これは椿」といえるのは、『椿三十郎』(62)のおかげだけど。
そうかそうか、三十郎は38~9歳くらいなのね。
いまの自分より、ちょっと後輩ということか。
実際に会って、ああいう態度を取られたら、こっちが敬語使ってしまいそうだが。
黒澤は『椿三十郎』をカラーで撮りたがっていた―というのは有名な話。
椿を、鮮やかな色で捉えたかったから。
しかし。
キューブリックやタルコフスキーと同様に完璧主義の黒澤にとって、技術陣が提供するカラー映像に納得が出来なかった。
ほかの監督であったら後年、ディレクターズ・カットとして「その部分」だけ撮り直していたかもしれない。
その代わり黒澤は翌年、『天国と地獄』(63)のワンショットにパートカラーを取り入れている。
あの、有名な煙ね。
この手法は、黒澤を敬愛するスピルバーグも使用している。
・・・って、いやいや、きょうは映画の話ではなく。
よくする会話で、狙ってもいないのに「必ず」笑われることがある。
「えっ、髪の毛シャンプーで洗ってんの?」
「そうだよ」
「坊主なのに?」
「なのにって、なによ?」
「ボディシャンプーとか、石鹸とかでいいんじゃないの」
「いやいや、よくない。しかも二度洗いだよ」
大抵、ここで一度目の笑いが起こる。
「なんで二度洗い?」
「一度目は、泡立ちにくい。短過ぎるんだろうね」
「ほらやっぱり、ボディシャンプーでいいんだよ」
「いやいや、自分の頭にしっくりくるのはTSUBAKIなんだよ」
ここで二度目の笑いが起こる。
「TSUBAKI使ってんの!?」
「うん、セグレタとかマシェリも試したけど、やっぱりTSUBAKIだね」
「でもあれ、日本の女性は美しいと謳っているわけだし、坊主の中年用に開発されたわけじゃないんだよ」
んなこと、分かっているがな。
いろいろ試して辿り着いたのがTSUBAKIだったんだから、それでいいじゃないか。
とはいっても。
夏が近づいてきたので、そろそろスースーするシーブリーズに変えようかと思っている。
もちろん、シーブリーズも身体用と髪の毛用の2種類を用意する・・・といったら、やっぱり同じように笑いが起こる。
「だから、ボディシャンプーで頭もやっちゃえばいいじゃん」って。
いかにも無粋だなぁ!!
身体をボディシャンプーで洗っても、チン毛だけはシャンプーで洗う自分だよ、たとえ短くとも毛は「毛、専用。」で洗わないと。
1日10笑いを目標に掲げている自分なので、笑ってもらえるのはうれしい。
しかし本意ではないところで笑われるのは、なんかちがうんだよなぁ。。。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(282)林隆三』