Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

TSUBAKI

2015-06-09 05:40:04 | コラム
「―俺の名前は、、、椿。 椿、三十郎。もうすぐ四十郎だがな」


花の名前を知らなくとも、椿くらいは知っている。

椿を指して「これは椿」といえるのは、『椿三十郎』(62)のおかげだけど。

そうかそうか、三十郎は38~9歳くらいなのね。
いまの自分より、ちょっと後輩ということか。
実際に会って、ああいう態度を取られたら、こっちが敬語使ってしまいそうだが。

黒澤は『椿三十郎』をカラーで撮りたがっていた―というのは有名な話。
椿を、鮮やかな色で捉えたかったから。
しかし。
キューブリックやタルコフスキーと同様に完璧主義の黒澤にとって、技術陣が提供するカラー映像に納得が出来なかった。

ほかの監督であったら後年、ディレクターズ・カットとして「その部分」だけ撮り直していたかもしれない。
その代わり黒澤は翌年、『天国と地獄』(63)のワンショットにパートカラーを取り入れている。

あの、有名な煙ね。



この手法は、黒澤を敬愛するスピルバーグも使用している。



・・・って、いやいや、きょうは映画の話ではなく。

よくする会話で、狙ってもいないのに「必ず」笑われることがある。

「えっ、髪の毛シャンプーで洗ってんの?」
「そうだよ」
「坊主なのに?」
「なのにって、なによ?」
「ボディシャンプーとか、石鹸とかでいいんじゃないの」
「いやいや、よくない。しかも二度洗いだよ」

大抵、ここで一度目の笑いが起こる。

「なんで二度洗い?」
「一度目は、泡立ちにくい。短過ぎるんだろうね」
「ほらやっぱり、ボディシャンプーでいいんだよ」
「いやいや、自分の頭にしっくりくるのはTSUBAKIなんだよ」

ここで二度目の笑いが起こる。

「TSUBAKI使ってんの!?」
「うん、セグレタとかマシェリも試したけど、やっぱりTSUBAKIだね」




「でもあれ、日本の女性は美しいと謳っているわけだし、坊主の中年用に開発されたわけじゃないんだよ」


んなこと、分かっているがな。
いろいろ試して辿り着いたのがTSUBAKIだったんだから、それでいいじゃないか。


とはいっても。
夏が近づいてきたので、そろそろスースーするシーブリーズに変えようかと思っている。

もちろん、シーブリーズも身体用と髪の毛用の2種類を用意する・・・といったら、やっぱり同じように笑いが起こる。
「だから、ボディシャンプーで頭もやっちゃえばいいじゃん」って。

いかにも無粋だなぁ!!
身体をボディシャンプーで洗っても、チン毛だけはシャンプーで洗う自分だよ、たとえ短くとも毛は「毛、専用。」で洗わないと。


1日10笑いを目標に掲げている自分なので、笑ってもらえるのはうれしい。
しかし本意ではないところで笑われるのは、なんかちがうんだよなぁ。。。





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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(282)林隆三』

コメント (1)
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