Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

CRAZYチャリダー

2016-04-09 05:13:30 | コラム
花粉症の症状がだいぶ抜けてきたので、チャリ移動がひじょうに心地いい。

チャリダーにとっては、まぁ秋もいいんだが、この4月~梅雨前くらいが最も理想的な気温がつづいてハッピーなのである。


3.11以後の傾向としていわれていることだが、ほんとうにチャリダーが増えた。

どの分野も同じだろうが、ユーザーの増加にともなって「おかしなひと」も多くなるわけで。


スマホで動画観ながら運転する高校生。
喫煙&飲酒しながら運転するジジイ。
傘差し&二人乗りのカップル。


「オメーは、おかしくないのか」だって?

交通ルール守っているし、「車にも」先を譲るタイプであるからして、チャリダーとしては「だいぶマシ」なんだと思う。

何度か経験した「痛い」事故の教訓からだろう、
ただヒトとして、、、というよりオスとしては、ちょっと落ち着きはないかな。

ミニスカ女子チャリダーの脚を拝むために、のろのろ運転する彼女を意地でも抜かさなかったり、そういうことをするためのカモフラージュとしてサングラスをしているところもあって、どうかな・・・と自分でも思うんだけれど、まぁそのくらいは許してもらいたい。


そんなわけで。
きょうは、チャリダー歴の長い自分が遭遇した「オモシロオカシナクレイジー」チャリダー3傑を挙げてみたい。


(1)多摩サイクリングロードにて

夕刻―自分の前を走るジイサンが、対向車の無灯火に気づき、「ライトつけろよ!」と怒鳴った。

対向のアンチャンはブレーキをかけ、こちらを振り返る。

少し間があって、アンチャンは進行方向を変えてこちらにやってきた。

だんだんと速度を上げ、「ライト盗まれたんだよ! 盗まれたんだよ、ライト!!」と怒鳴りながらジイサンの追跡? を始めた。

逃げるジイサン。
追うアンチャン。

笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑

笑ってはいけないんだけれど、すごく面白くて、少しスピードを落とし、このふたりの追いかけっこをしばらく眺めていた自分なのだった。

(2)甲州街道にて

ツーリングしているのかと錯覚するほど(自分と)同じ道を走り続けた20代のアンチャンは、ずっと歌を歌っていた。

歌うチャリダーは多く、独自で統計を取ってみると、なぜか圧倒的にイエローモンキーを歌うひとが多かった。

次いで、ミスチルだったかな。

しかし彼の選曲は、「ひたすら」TRF。

アルバム2枚を、きっちり曲順にこなしていっていると推測された。

2000年代後半というのに、「どうかな…」とは思ったが、歌は上手だし、なんだか懐かしい気持ちになった。

自分にもう少し勇気があれば「ハモッて」も、よかったのだけれど。。。


※松尾スズキ曰く「うしろの踊っているふたりの女性は、すごく輝いているのに、なぜ、すごくブスなんだろう」





(3)深夜の鶴川街道

ちかくにコンビニもないからだろう、男はチャリから降り、停めてあるトラックに隠れて野グソを始めた。

しかしそこは、よく見たら民家の敷地内だった。

男がクソを終えて立ち上がると同時に、民家の主(トラックの運転手?)が犬の散歩を終えて帰ってきた。

「おい、アンチャン。ひとんちの庭でなにをしてる?」

深夜ゆえ、まだクソの存在には気づいていないっぽい。

「すいません、ちょっと立小便を・・・」
「早く出て行けよ」
「はい、すいません」

クソに気づかれる前に、自転車に乗らなきゃっ!!

と、男は全力で走った。



・・・・・すいません、これじつは、自分のことです。

この日以来、その道を走ることをやめた。

おじさん、ごめんなさいでした笑

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明日のコラムは・・・

『「お」くすり』
コメント (2)
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