~ジーン・ハックマンのキャリア10傑~
おじいちゃんといったら失礼かもしれない・・・と思ったが、ハックマン御大はすでに86歳、立派な、かっけーおじいちゃんでしょう。
売れないころ、ダスティン・ホフマンと同居していたのは有名な話、
売れてからもモーガン・フリーマンと同様、えらぶったところがなく、なんとなくシャイな感じも高い好感度の理由のひとつかな。
強みは、善も悪も主演も助演も器用にこなせるところ。
個人的な好みでいうと、血の通った悪役がベストかなと。
※日本のCMに出ていたんだよなぁ
以下が、映画小僧の選出するハックマンのキャリア10傑。
こういうコラムを書いていると、ひとつひとつ観返したくなって、なんにも手がつかなくなりますなぁ。。。
(1)『スケアクロウ』(73…トップ画像)
男たちの哀しく、美しい友情を切り取ったアメリカン・ニューシネマの傑作。
物語の半分は忘れてしまったが、くすんだ映像美? だけは脳裏に焼きついている。
(2)『許されざる者』(92)
イーストウッドの圧倒的な演出を前にしても、演者が誰ひとりとして霞んでいない―という点で、ほんとうに信じられない奇跡の映画。
ハックマンが演じた保安官にも、保安官なりの正義があったんだよ。
(3)『フレンチ・コネクション』(71)
70年代の刑事像は、ポパイとハリー・キャラハンが作ったものである。
(4)『俺たちに明日はない』(67)
ぎゃーぎゃー騒ぐ嫁を、きっちりサポート。
ボニーとクライドの物語に、深みを与えている。
(5)『ミシシッピー・バーニング』(88)
酸いも甘いも経験している捜査官、それが顔や身体にまで表現されていて白眉。
※このシーンは、怖かった。
(6)『カンバセーション…盗聴…』(74)
地味なサスペンスだが、ゾクゾクした。
とくに、ハリソン・フォードと書類の取り合いっこをする場面が。
(7)『クリムゾン・タイド』(95)
やはり悪役演技は天下一品。
しかし繰り返しになるが。
このキャラクターにだって、彼なりの正義があったんだよ。
(8)『追いつめられて』(87)
このキャラクターには、正義はないかな。
だが、権威を持つ腹黒い男であれば取りそうな行動であり、この物語にリアリティを与えているのではないかと。
(9)『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
元気で、かっけーおじいちゃん・・・という印象は、この映画から。
基本的にオファーを断らないひとらしいが、ゆえに多くの駄作にも出演、その逆に、こういう佳作にも出会えるのだろう。
(10)『ポセイドン・アドベンチャー』(72)
オールスター映画のなかでも、「適度に」目立っていて見事。
目立ち過ぎる/逆に目立っていなさ過ぎの俳優が多いから、これってけっこう難しいことなのではないだろうか。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(323)水谷豊』
おじいちゃんといったら失礼かもしれない・・・と思ったが、ハックマン御大はすでに86歳、立派な、かっけーおじいちゃんでしょう。
売れないころ、ダスティン・ホフマンと同居していたのは有名な話、
売れてからもモーガン・フリーマンと同様、えらぶったところがなく、なんとなくシャイな感じも高い好感度の理由のひとつかな。
強みは、善も悪も主演も助演も器用にこなせるところ。
個人的な好みでいうと、血の通った悪役がベストかなと。
※日本のCMに出ていたんだよなぁ
以下が、映画小僧の選出するハックマンのキャリア10傑。
こういうコラムを書いていると、ひとつひとつ観返したくなって、なんにも手がつかなくなりますなぁ。。。
(1)『スケアクロウ』(73…トップ画像)
男たちの哀しく、美しい友情を切り取ったアメリカン・ニューシネマの傑作。
物語の半分は忘れてしまったが、くすんだ映像美? だけは脳裏に焼きついている。
(2)『許されざる者』(92)
イーストウッドの圧倒的な演出を前にしても、演者が誰ひとりとして霞んでいない―という点で、ほんとうに信じられない奇跡の映画。
ハックマンが演じた保安官にも、保安官なりの正義があったんだよ。
(3)『フレンチ・コネクション』(71)
70年代の刑事像は、ポパイとハリー・キャラハンが作ったものである。
(4)『俺たちに明日はない』(67)
ぎゃーぎゃー騒ぐ嫁を、きっちりサポート。
ボニーとクライドの物語に、深みを与えている。
(5)『ミシシッピー・バーニング』(88)
酸いも甘いも経験している捜査官、それが顔や身体にまで表現されていて白眉。
※このシーンは、怖かった。
(6)『カンバセーション…盗聴…』(74)
地味なサスペンスだが、ゾクゾクした。
とくに、ハリソン・フォードと書類の取り合いっこをする場面が。
(7)『クリムゾン・タイド』(95)
やはり悪役演技は天下一品。
しかし繰り返しになるが。
このキャラクターにだって、彼なりの正義があったんだよ。
(8)『追いつめられて』(87)
このキャラクターには、正義はないかな。
だが、権威を持つ腹黒い男であれば取りそうな行動であり、この物語にリアリティを与えているのではないかと。
(9)『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
元気で、かっけーおじいちゃん・・・という印象は、この映画から。
基本的にオファーを断らないひとらしいが、ゆえに多くの駄作にも出演、その逆に、こういう佳作にも出会えるのだろう。
(10)『ポセイドン・アドベンチャー』(72)
オールスター映画のなかでも、「適度に」目立っていて見事。
目立ち過ぎる/逆に目立っていなさ過ぎの俳優が多いから、これってけっこう難しいことなのではないだろうか。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(323)水谷豊』