Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間10傑シリーズ:(2)映画の手

2016-04-29 00:10:00 | コラム
映画における印象的な「身体の部位」の描きかた、その10傑シリーズの第2弾は「手」。

「拳」でも「指」でもいいけど。

手をつなぐことが好きだ。

いちいち「女子と」と強調する必要もないだろう。
場合によっては「ちゅ~」や「エッチそのもの」よりも、手をつなぐことのほうが好きだったりする。

ん?

やせ我慢?

そうともいうが。
なんというか、掌から体温を感じるときに、幸福を思うというかね。

らしくない?

まぁ、そうだわな。

所詮はザーメン野郎なんだ、無理せず「エッチのほうが好きだ」といっておこうか。


以下が、自分にとって印象に残る「映画の手」である。


(1)『クライング・ゲーム』(92…トップ画像)

振り付けで強調される、指の動き。




(2)『やわらかい手』(2007)

「あの」マリアンヌ・フェイスフルが、風俗嬢に。

このキャスティングの時点で、成功は決まった。

日本の女優さんで強引に例えれば、原日出子がピンサロに勤めるようなものでしょう。

(3)『街の灯』(31)

触れた手で、恩人であることを悟るヒロイン。



残酷・・・。

(4)『レイジング・ブル』(80)

凶暴なファイターは、しかし、拳の小ささを嘆く。

「ほれ、俺の拳を見てくれ。すごく小さい。女の子みたいだ。だから俺は、チャンプにはなれない」

(5)『キャリー』(76)

墓場から、にょきっ!!



(6)『ゆきゆきて、神軍』(87)

奥崎氏の、あの四本指。

言動とイキザマに、説得力を与えている。

(7)『アラビアのロレンス』(62)

火のついたマッチを、どれだけ持っていられるか。

なんてことないシーンだが、ロレンスのキャラクター性を端的に表現していて見事。

(8)『ターミネーター2』(91)

似合うねぇ。



(9)『サイコ』(60)

ジャネット・リー、死ぬ間際の手。

あんな風に襲われたら、防ぎようがなくとも、とりあえず手で抑えようとするものだろう。

(10)『羊たちの沈黙』(90)

資料を渡す際、檻に入れられたレクター博士の指と、クラリスの指が「一瞬だけ」触れる。

このワンショットはひじょうに映画的で、ゾクゾクした。

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明日のコラムは・・・

『黄金週間10傑シリーズ:(3)映画の胸』
コメント (3)
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