52年7月14日生まれ、63歳。
北海道出身。
公式プロフィール
ちょうどこの原稿を編集しているときに、水谷豊(みずたに・ゆたか)さんが初めて映画監督に挑戦する―というニュースが入ってきました。
タイトルは、『TAP THE LAST SHOW』。
主演も務め、共演に、わがいとしの北乃きいちゃん。
水谷さんは元タップダンサーという設定で・・・ということは、劇中でタップダンスを披露するのかもしれませんね。
公開は来年を予定。
さて自分は『熱中時代』(78~81、日本テレビ)を「さほど」熱中して観ていませんでしたし、
2008年からつづく人気シリーズの『相棒』(テレビ朝日)も「きっちり」観たことがありません。
ありませんが、この世代の俳優さんのなかでは、割と親しみを持っているほうです。
というのも、(おそらく)すべての映画小僧にとって忘れ難い『青春の殺人者』(76)で主役を演じていますし、
個人的には、娘の趣里ちゃんをデビュー時に取材しているので、
なんとなく「ちかくに感じられる」俳優さんなんですよねー。
しかし一般的には、映画というよりテレビドラマのひと。
そういうキャリアを築いてきた俳優さんが、どんな映画を撮ってくれるのか楽しみですね。
<経歴>
夫人は、「もちろん」らんちゃん。
幼少のころから芸能の、、、というよりテレビの世界に憧れ、13歳で「劇団ひまわり」に入団。
俳優デビュー作は、フジテレビの『バンパイヤ』(68)。
手塚治虫の漫画が原作の特撮系ドラマであり、水谷さんは当時16歳でした。
幸運なデビューであったものの、18歳のころに俳優業に疑問を抱き、しばらく休業。
しかし70年には復帰、そして78年の『熱中時代』で高視聴率を記録、人気俳優となったのです。
ここからは、映画のキャリア限定で。
実質的な映画俳優デビュー作は、70年の『その人は女教師』。
黒沢年男や内藤洋子など、脇が異様に豪華「だから」、過激なわけはないのに「妙なタイトル」で騙されてしまう『バツグン女子高生 16才は感じちゃう』(70)と『バツグン女子高生 そっとしといて16才』(70)にチョイ役出演、
『新・高校生ブルース』(70)、『ひとつぶの涙』(73)、『鬼輪番』(74)、『想い出のかたすみに』(75)などなど、テレビドラマほどではないにしろ、着実にキャリアを築けあげていく。
テロリストの一員を熱演した『東京湾炎上』(75)を経て、
長谷川和彦の伝説的デビュー作、『青春の殺人者』の主演を務める。
明確な理由もなく両親を殺害する青年の狂気が、映画小僧のハートを鷲掴みにしました。
同じく長谷川の第二作『太陽を盗んだ男』(79)では交番の警官をユーモラスに演じ、
その後も『幸福』(81)や『逃がれの街』(83)などに出演。
その後、しばらくはスクリーンに登場することはありませんでしたが、テレビドラマの好評を受けて映画化された『相棒』シリーズに主演。
『相棒 ―劇場版― 絶体絶命! 42,195km 東京ビッグシティマラソン』(2008)
『相棒 ―劇場版II― 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』(2010)
『相棒 ―劇場版III― 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』(2014)
これをきっかけとして、再び映画界に参戦。
夫婦共演を果たした『HOME 愛しの座敷わらし』(2012)、
原作者・妹尾河童に扮する『少年H』(2013)、最新作が『王妃の館』(2015)・・・と、コンスタントに出演をつづけたうえでの監督初挑戦。
ウォーミングアップは完了、、、というところでしょうか。
※カリフォルニア・コネクション
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(324)三田村邦彦』
北海道出身。
公式プロフィール
ちょうどこの原稿を編集しているときに、水谷豊(みずたに・ゆたか)さんが初めて映画監督に挑戦する―というニュースが入ってきました。
タイトルは、『TAP THE LAST SHOW』。
主演も務め、共演に、わがいとしの北乃きいちゃん。
水谷さんは元タップダンサーという設定で・・・ということは、劇中でタップダンスを披露するのかもしれませんね。
公開は来年を予定。
さて自分は『熱中時代』(78~81、日本テレビ)を「さほど」熱中して観ていませんでしたし、
2008年からつづく人気シリーズの『相棒』(テレビ朝日)も「きっちり」観たことがありません。
ありませんが、この世代の俳優さんのなかでは、割と親しみを持っているほうです。
というのも、(おそらく)すべての映画小僧にとって忘れ難い『青春の殺人者』(76)で主役を演じていますし、
個人的には、娘の趣里ちゃんをデビュー時に取材しているので、
なんとなく「ちかくに感じられる」俳優さんなんですよねー。
しかし一般的には、映画というよりテレビドラマのひと。
そういうキャリアを築いてきた俳優さんが、どんな映画を撮ってくれるのか楽しみですね。
<経歴>
夫人は、「もちろん」らんちゃん。
幼少のころから芸能の、、、というよりテレビの世界に憧れ、13歳で「劇団ひまわり」に入団。
俳優デビュー作は、フジテレビの『バンパイヤ』(68)。
手塚治虫の漫画が原作の特撮系ドラマであり、水谷さんは当時16歳でした。
幸運なデビューであったものの、18歳のころに俳優業に疑問を抱き、しばらく休業。
しかし70年には復帰、そして78年の『熱中時代』で高視聴率を記録、人気俳優となったのです。
ここからは、映画のキャリア限定で。
実質的な映画俳優デビュー作は、70年の『その人は女教師』。
黒沢年男や内藤洋子など、脇が異様に豪華「だから」、過激なわけはないのに「妙なタイトル」で騙されてしまう『バツグン女子高生 16才は感じちゃう』(70)と『バツグン女子高生 そっとしといて16才』(70)にチョイ役出演、
『新・高校生ブルース』(70)、『ひとつぶの涙』(73)、『鬼輪番』(74)、『想い出のかたすみに』(75)などなど、テレビドラマほどではないにしろ、着実にキャリアを築けあげていく。
テロリストの一員を熱演した『東京湾炎上』(75)を経て、
長谷川和彦の伝説的デビュー作、『青春の殺人者』の主演を務める。
明確な理由もなく両親を殺害する青年の狂気が、映画小僧のハートを鷲掴みにしました。
同じく長谷川の第二作『太陽を盗んだ男』(79)では交番の警官をユーモラスに演じ、
その後も『幸福』(81)や『逃がれの街』(83)などに出演。
その後、しばらくはスクリーンに登場することはありませんでしたが、テレビドラマの好評を受けて映画化された『相棒』シリーズに主演。
『相棒 ―劇場版― 絶体絶命! 42,195km 東京ビッグシティマラソン』(2008)
『相棒 ―劇場版II― 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』(2010)
『相棒 ―劇場版III― 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』(2014)
これをきっかけとして、再び映画界に参戦。
夫婦共演を果たした『HOME 愛しの座敷わらし』(2012)、
原作者・妹尾河童に扮する『少年H』(2013)、最新作が『王妃の館』(2015)・・・と、コンスタントに出演をつづけたうえでの監督初挑戦。
ウォーミングアップは完了、、、というところでしょうか。
※カリフォルニア・コネクション
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(324)三田村邦彦』