Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間映画ガイド

2016-04-23 04:27:54 | コラム
ゴールデンウィークだからといって「映画に行こう!」と思うひとは、現代では希少なのかもしれないが、そんな希少種を保護? してこそ映画小僧なので、ここで自分なりの映画ガイドを展開してみたい。

連休を取れるひとは、1日の半分でもいいから映画のための時間を作ってみてね。

ひょっとしたら、人生の1本に出会えるかもしれないのだから。


(1)『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』



バカにしちゃあいけない。

元々このシリーズの大ファンだが、大人が「真剣になってギャグアニメを創っている」ところに胸が熱くなるんだ。

脚本は、芸人の劇団ひとりが担当。


※簡単にいえば、マトリックス的な世界観と、ミシェル・ゴンドリーの世界観の融合・・・ほんとうだよ。




(2)『レヴェナント:蘇えりし者』

放っておいても映画ファンは観にいくと思うので、多くは語るまい。

ただレオがどうとかではなくって、スタッフ・キャストの全員が「新しいものを生み出そう」という野心を隠そうともせずに映画と対峙しているので、そういうところに感銘を受けた。

(3)『アイアムアヒーロー』

ヒットさせたいので、ほんとうは1番目に推したかった。

小さなプロダクションではなく、大手の東宝がこれを創ったというところに意味がある。

映画版『進撃の巨人』などに失望したひとたちも、ぜひ観てほしい。

「どうせダメだろ」という予想を、気持ちよく裏切ってくれるはずだから。

(4)『スポットライト 世紀のスクープ』…トップ画像

オスカー受賞も納得の、静かに熱いドラマ。

メディアの偏向や横暴が話題になることが多いので、プロ意識や良心というものを「もういちど」信じたいものたちにとっては、最良のテキストかと。

(5)『オマールの壁』

パレスチナの青年による、イスラエルへの抵抗を描いて胸を打つ。

あちらの政治状況は、日本人にはひじょうに分かりづらい。
ただこの作品は、日常との延長線上にある(日本人にとっての)非日常を丹念に描写しているので、入り易いかと。




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明日のコラムは・・・

『サクる。』
コメント (2)
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