~ウィノナ・ライダーのキャリア10傑~
海外男優のキャリア10傑は、切りがよく去年末で終了。
今年より、海外女優のキャリア10傑がスタート。
その第1弾は、ウィノナ・ライダー。
現在45歳。
80年代後半から90年代前半にかけて、ノニー(彼女の愛称)の存在感ってすごいものがあった。
彼女の強みは、マニア層と一般層の両方から好感を抱かれたところ。
たとえば現在の日本女優で、マニア層から支持を受けているのは二階堂ふみ。
ただ一般層には、(バラエティ番組などで頑張ってはいるものの)それほどでもなかったりする。
じつは、ふみちゃんのほうが「ふつう」なんだよ、そのくらいノニーは「ふつうじゃなかった」。
その「ふつうじゃない」感じが、重荷だったのか、あるいは、別の理由があったのかは分からないけれど、2001年に万引き事件を起こしてしまう。
保護観察、3年。
罰金、10000ドル。
これがきっかけでキャリアが崩れ、輝きも失ってしまった。
いまも「キャリアの立て直し」期間がつづいているが、あのころのきらきらは取り戻せそうにない。
一体なぜ? なんて、たぶん本人だって分からないだろう、その分からないところも含めて、人生の不思議・世界の面白さという観点から楽しむべきなんじゃないか、、、などと映画小僧は思うのであった。
(1)『ヘザース/ベロニカの熱い日』(89)
当時10代だった、ひねくれ系? の映画小僧には、もれなく刺さったであろう傑作ブラック・コメディ。
クリスチャン・スレーターの尖った感じも最高だが、なにをしてもキュートなノニーの存在感がいちばん光っていた。
(2)『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(93)
スコセッシ組に参加、コスチューム劇を器用にこなす。
貞淑なはずの妻は、すべてを知っていた。
主人公にとっては、辛い現実だったろう。
(3)『シザーハンズ』(90)
そもそもノニーは、ティム・バートンが「発見」したようなもの。
哀しいファンタジーだが、金髪の彼女も悪くない。
(4)『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)
ジェリー・リー・ルイスの半生を映画化。
幼な妻を演じたノニー、喘ぎ声までキュートだった。
その喘ぎ声を聞いて、ルイスは怒るのだが笑
(5)『ルーカスの初恋メモリー』(86)
ノニーのデビュー作。
地味な高校生を好演、ヒロイン役のケリー・グリーンより輝いていたという意味で、得する役でもあったかと。
(6)『悲しみよさようなら』(90)
当時、自分の部屋にこのポスターを貼っていたっけ。
内容は、ほとんど忘れてしまったが・・・。
(7)『ドラキュラ』(92)
『ゴッドファーザー』の第3作(90)を病気で降板、その流れでコッポラが起用した役。
スクリーンが血で覆われようが、ノニーはどこまでも可憐である。
(8)『クルーシブル』(96)
ハリウッドに吹き荒れた赤狩りを、「魔女狩り事件」になぞらえて表現した快作。
目玉をひんむいて絶叫するノニーにとって、新境地ともいえる作品だったかと。
(9)『スクエアダンス』(87)
ノニー好きになったころ、たまたま衛星放送? で放映されていて観ることが出来た。
つまりノニーに注目しなければ辿り着かないという意味で、忘れられた青春映画なのかもしれない・・・が、じつによかった。
(10)『ビートルジュース』(88)
ティム・バートンが有名になる前に放った、ホラー・コメディ。
日本では大ヒットにならなかったが、ノニー完全復活のカギは、「当時の」ティム・バートンなのかもしれない。
「当時の」ね。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『喰って呑んで観て出して』
海外男優のキャリア10傑は、切りがよく去年末で終了。
今年より、海外女優のキャリア10傑がスタート。
その第1弾は、ウィノナ・ライダー。
現在45歳。
80年代後半から90年代前半にかけて、ノニー(彼女の愛称)の存在感ってすごいものがあった。
彼女の強みは、マニア層と一般層の両方から好感を抱かれたところ。
たとえば現在の日本女優で、マニア層から支持を受けているのは二階堂ふみ。
ただ一般層には、(バラエティ番組などで頑張ってはいるものの)それほどでもなかったりする。
じつは、ふみちゃんのほうが「ふつう」なんだよ、そのくらいノニーは「ふつうじゃなかった」。
その「ふつうじゃない」感じが、重荷だったのか、あるいは、別の理由があったのかは分からないけれど、2001年に万引き事件を起こしてしまう。
保護観察、3年。
罰金、10000ドル。
これがきっかけでキャリアが崩れ、輝きも失ってしまった。
いまも「キャリアの立て直し」期間がつづいているが、あのころのきらきらは取り戻せそうにない。
一体なぜ? なんて、たぶん本人だって分からないだろう、その分からないところも含めて、人生の不思議・世界の面白さという観点から楽しむべきなんじゃないか、、、などと映画小僧は思うのであった。
(1)『ヘザース/ベロニカの熱い日』(89)
当時10代だった、ひねくれ系? の映画小僧には、もれなく刺さったであろう傑作ブラック・コメディ。
クリスチャン・スレーターの尖った感じも最高だが、なにをしてもキュートなノニーの存在感がいちばん光っていた。
(2)『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(93)
スコセッシ組に参加、コスチューム劇を器用にこなす。
貞淑なはずの妻は、すべてを知っていた。
主人公にとっては、辛い現実だったろう。
(3)『シザーハンズ』(90)
そもそもノニーは、ティム・バートンが「発見」したようなもの。
哀しいファンタジーだが、金髪の彼女も悪くない。
(4)『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)
ジェリー・リー・ルイスの半生を映画化。
幼な妻を演じたノニー、喘ぎ声までキュートだった。
その喘ぎ声を聞いて、ルイスは怒るのだが笑
(5)『ルーカスの初恋メモリー』(86)
ノニーのデビュー作。
地味な高校生を好演、ヒロイン役のケリー・グリーンより輝いていたという意味で、得する役でもあったかと。
(6)『悲しみよさようなら』(90)
当時、自分の部屋にこのポスターを貼っていたっけ。
内容は、ほとんど忘れてしまったが・・・。
(7)『ドラキュラ』(92)
『ゴッドファーザー』の第3作(90)を病気で降板、その流れでコッポラが起用した役。
スクリーンが血で覆われようが、ノニーはどこまでも可憐である。
(8)『クルーシブル』(96)
ハリウッドに吹き荒れた赤狩りを、「魔女狩り事件」になぞらえて表現した快作。
目玉をひんむいて絶叫するノニーにとって、新境地ともいえる作品だったかと。
(9)『スクエアダンス』(87)
ノニー好きになったころ、たまたま衛星放送? で放映されていて観ることが出来た。
つまりノニーに注目しなければ辿り着かないという意味で、忘れられた青春映画なのかもしれない・・・が、じつによかった。
(10)『ビートルジュース』(88)
ティム・バートンが有名になる前に放った、ホラー・コメディ。
日本では大ヒットにならなかったが、ノニー完全復活のカギは、「当時の」ティム・バートンなのかもしれない。
「当時の」ね。
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明日のコラムは・・・
『喰って呑んで観て出して』