Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(209)

2017-01-27 00:10:00 | コラム
4~5月ごろになるかな、花粉症の症状が治まったあたりで帰省(群馬)する予定を立てている。

たぶん、3年ぶりくらいになるかと。

会社員ではないので連休が取り易い、、、っちゃあ取り易い、でも休みばっかり取っていると信用がなくなり、仕事の依頼も減るというのが恐ろしくて、気づくと、周りの誰よりも休みが少ないっていう状態がつづいていた。

長~い回り道をしてこの業界に辿り着いたものが抱える、独特の悩み? ってわけです。

それはともかく。
かなーり遠回りになるが、『沈黙』公開記念ってことで「長崎ぶらり」を済ませてから地元に行こうかなと。

なんにしても、金が要る。
春までは、せっせせっせと働かなきゃね。


23歳まで―つまり、かーちゃんが生きているあいだ―は、毎年の夏に帰省していた。

東京に出て間もないというのもあるし、かーちゃんが生きていたというのもあるし、それに、単なる学生・フリーターであったから、映画・自慰以外にすることがなく? 時間が「おおいに」余っていたということなんだろう。

かーちゃんが死んで、こっちで借金を作って、その他いろんなことが重なって、「毎年」が「2年に1度」、「3年に1度」……になっていったと。

頻度としては、現在が「ちょうどいい」のではないだろうか。

福岡が実家の友人なんて、「交通費がかかり過ぎるから、5年以上も帰ってない」というし。

こっちは関東圏内の話だからね。
飛行機や新幹線を使う距離でなく、鈍行でも数千円・数時間で行き来が可能な場所。


そんなわけで今回の「初体験シリーズ」は、「はじめての帰省」でいってみよう。


ところで数週間前のYahoo!に、群馬県民が「地元を自慢出来ない」と告白するアンケート記事が載っていた。

そうだべか?

こちらが、その記事


こっちで暮らす人間がアレヤコレヤいっても説得力がないかもしれないが。

何度か書いてきたように、自分は、地元で暮らしていたころ、地元が「けっこう嫌い」だった。
「けっこう嫌い」で、「早いとこ」東京で暮らしたいと思っていた。

東京に住み、東京のことを「すぐに」大好きになった。

と、同時に。

ときが経つにつれ、群馬のことも好きになっていった、、、のだが。

そこまで悪い思い出ばかりじゃないよなと。
どこに居たって、よいことばかり起こるわけじゃないよなと。
それが、生きるってことだぜと。

帰省したらしたで、1日目は星の美しさとカエルの鳴き声に感動するものの、2日目には時間のゆったりとした流れに耐えられなくなり、東京に戻りたくなる。

そのくせして数ヶ月後には、地元が恋しくなったり。

大袈裟にいえば、愛憎。

この感覚、分かってくれるひとも居ると思う。


つづく。


※トップ画像と動画は、佳作『モヒカン故郷に帰る』。

松田龍平はさすがだが、前田あっちゃんは、声質といえばいいのかな、独特なので、映画監督としては扱いかたが難しいと思う。
面白い素材ではあるのだけれど、声が邪魔をして「惜しい…」みたいなところがあるんじゃないか。。。




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(210)』
コメント (3)
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