Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

『沈黙』全力応援コラム、その七

2017-01-16 00:10:00 | コラム
公開まで、あと6日・・・。

本日、スコセッシ来日。
(すでに日本に到着しているのかも)

そして明日、ジャパンプレミアが開催される。


あれほど「神様の映画は、初日の初回で観る!」と宣言していたクセに、弱~~いコネを駆使、いろいろ動き回ったがダメだった。

いや、映画は初日で構わないのだが、スコセッシ目当てで潜入したかったんよ。


タランティーノやスピルバーグ、ギャスパー・ノエに塚本晋也。
多くの映画監督をこの目で見ているが、自分にとってのいちばんの神様を至近距離で見たことがないの。


※去年の記者会見動画





自分はこの場に居たのだが、これまたコネで潜入しただけなので、えれー遠い場所から眺めていただけだった。


いつか、いつか単独インタビューが出来ればな、、、と、ずっと思いつづけているのだけれど。。。


いろんなメディアがレビューを載せ始めている。

概ね好評で一安心だが、正直、自分自身の問題だから他者がどう思っていようが関係ない。

ただ、これだけ注目を集めている作品なので、批評面はもちろん、どうせなら興行面でも健闘してほしいなと。


スコセッシは誰もが認める巨匠だが、けっしてヒットメーカーではない。

初期~中期の盟友はデ・ニーロ、このころ創られた映画に歓喜しているのは業界関係者と映画小僧だけであり、興行面で成功することはなかった。

ヒットし始めるのはレオくんと組んで以降のこと。

だが晩年の黒澤と同様、大作主義に傾いたきらいがあり、一部の映画小僧からは「スコセッシは終わった」などと批判された。

調子を取り戻し始めたのか、、、と評されるのは前作の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)から。

たしかにオジイチャンが撮ったとは思えぬアッパーな創りで、こんな映画をものに出来る感覚は、そーとー若いなと。

そんな、上り気味? のタイミングで撮ったのが『沈黙』なのである。


いいたいことは尽きないが、いいたがっている本人が本編を観ていないので、あまりエラソーなことはいえない。

いまは、ただただ「そこそこの」ヒットを祈るのみである。


「そこそこの」ってところが、けなげでしょう?笑

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(354)渡辺哲』
コメント (2)
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