Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画の美術10傑

2018-09-03 00:10:00 | コラム
もう少しだけつづけるつもりの映画10傑シリーズ、きょうは美術について。

舞台装置だけでなく、衣装も含めて選出してみよう。


セット造形やファッションにそれほど強くない自分、だけれども、映画が総合芸術である以上、どんな要素も疎かに出来ないわけで。

そういう一切合切にYES/NOを下さなければいけない映画監督って、ほんとうに大変だと思う。


(1)『アマデウス』(84…トップ画像)

この時代の雰囲気や風習、服装などを存分に楽しめる。

ピンクのモーツアルトも登場。

(2)『鉄男』(89)

いわゆるサイバーパンクな世界。

鉄をイメージしたセットや小道具などは、すべて塚本組の手作り。


※敢えて、第2作目のほうをリンクしておきましょう。



(3)『時計じかけのオレンジ』(71)

キチガイじみた終末的世界ではあるものの、どこかポップでお洒落にも見える。



そのあたりが、ひじょうにうまい。

(4)『キューブ』(97)

立方体の迷宮という、アイデアの勝利。



(5)『ピアノ・レッスン』(93)

エイダのスカートのなかが、とってもいやらしかった。

(6)『スター・ウォーズ』シリーズ(77~)

意表を突いたルーク、「らしさ」全開のハン・ソロの衣装も素晴らしいが、なんといってもレイアの水着姿か。



しかしキャリー・フィッシャーは後年、自分がセックスアイコン化していることにショックを受けたという。

(7)『ツィゴイネルワイゼン』(80)

自分がにっかつの学生だったころ、美術を教えていたのが木村威夫だった。

鈴木清順の映画美術を支えていた天才だと知るのは、それから少し先のことである。



(8)『座頭市』(2003)

北野武版のほう。

時代劇だからといって、時代考証に縛られる必要はないのだよね。

(9)『巴里のアメリカ人』(51)

華やか、かつ繊細なミュージカルの傑作。

ロートレックの絵が動きだすところ、大好き。

(10)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)

注目すべきところが沢山あって、お腹いっぱい。



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明日のコラムは・・・

『映画の編集10傑』
コメント (2)
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