Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(263)

2018-09-26 00:10:00 | コラム
け「が」→「が」っでむ

「god」と「damn」が組み合わさって「goddamn」、読みはガッデム。

「damn」とは「罰する」「地獄に落とす」という意味だそうで、
「くそー」「ちきしょう!」を表現するスラングが「goddamn」であると。

でも、ほんとうにスラングなのか。

かつてはそうだったのかもしれないけれど、
現代映画を観ていると一般語のように連発されているので、もはやスラングとは呼べないのかもしれない、、、と思ってしまう。

少なくとも、80年代以降はそう。
映画ファンだけがそう感じるわけではない―のは、プロレスラー・蝶野正洋が口癖のように発するからでしょう。




自分?

まぁ使いますね、ときどき。
でも「fuck!」のほうが多く使うかな。


さて、映画のなかで印象に残る「goddamn」。

まずはやっぱり、『パルプ・フィクション』(94)のこのシーンだと思う。




これがずば抜けているため、ほかが浮かばなかったりする。

ただデ・ニーロもブラピもレオもジョニデもエディ・マーフィーもマイケル・アイアンサイドも「漏れなく」発していることばなので、こんな動画集を紹介しておこう。




ここまで連発されると、楽しくなっちゃうね。


もうひとつ。

米国かぶれというキャラクター設定ゆえ、台詞の多くが米国系スラングだったのが『模倣犯』(2002)の津田寛治。



観たひとの99%が褒めなかった映画だけれど。

実際、自分も頭を抱えたけれど。

設定ゆえ、とはいえ津田さんも演じていて違和感があったんじゃなかろーか。

そのスラングの数々がわざとらし過ぎて浮いていて、正直いたたまれなくなってしまった・・・。


あすのしりとりは・・・
がっで「む」→「む」きむき。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(264)』
コメント (1)
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