♪ 白鳥になりたいペンギン なりたくはないナマケモノ
失恋しても、片足で踏ん張るフラミンゴ
遠慮し過ぎのメガネザル ヘビに睨まれたアマガエル
ライオンやヒョウに、頭下げてばかりいるハイエナ ♪
(作詞・辻仁成、『ZOO』より)
実家では鳥類ばかり飼っていた―文鳥、チャボ―が、ほんとうは相棒と呼べるような犬がほしかった。
上京してひとり暮らしを始めてから飼ったのは、
ブッチとキャシディという、分かるひとには分かる名前をつけた十姉妹。
それから「でに郎」と名付けたハムスター。
自身を養うことで精一杯なので、小動物くらいしか飼えない。
死ぬまでには、一緒にジョギングをしてくれるシェパードがほしい。
ということを、少し年上の主婦にいうと、
「えー? いまの流行は、小型犬ですよ!」と返された。
いやいや流行でペットを決めるなって。
そういう意識を持つひとは、「捨てる」可能性があるんじゃね?
主人公を怖がせたり、和ませたり。ときに、救いの存在になったり。
今宵のテーマは、映画のなかで印象的だった動物たち。
個人的な10傑リストを眺めてみると、飼いたいという意識のためか、犬がひじょうに多くなった。
(1)『ル・アーヴルの靴みがき』(2011)…文末リンク予告編を参照
わんこ。
100年以上の映画史のなかで、現在公開中のフィンランド映画に出てくる利口な犬が1位を奪取。
抱きしめたくなるくらい愛らしいからだが。
とにもかくにも、この映画を多くのひとに観てほしい。
これほどまでの幸福感に包まれる映画は、誰にとっても「稀」であるだろうから。
(2)『魔女の宅急便』(89)
黒のにゃーさん。
その名は、ジジ。
ちょっと生意気だが、主人公キキのこころの支えとなる。
(3)『キューティー・ブロンド』(2001)
わんこ。
底抜けに明るいヒロインのキャラクター設定を「補完」するかのような、愛嬌のあるチワワ。
(4)『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)
熱帯魚。
言語障害を持つ、動物愛護者―という奇妙なキャラクター「ケン」が愛でる、ワンダと名付けられたエンゼルフィッシュ。
それを変人ケビン・クラインに喰われてしまうのだから、ケンの絶望ったらない。
(5)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)
わんこ。
アインシュタインと名付けられたこの犬が、時間移動を経験した「最初の動物」となった。
(6)『ベイブ』(95)
豚さん。
これほど愛らしい豚さんを見たことがない。
CGの力を「若干」借りてはいるけれど。
(7)『アーティスト』(2011)
わんこ。
犬のオスカーまで勝ち取った、「ときのいぬ」。
確かに巧い。抜群に、巧い。
(8)『用心棒』(61)
わんこ。
同じ犬でも、こちらは不気味さの象徴。
だって斬られた人間の手を咥えて、ウロウロしているのだから。
同様のシーンは、リンチの『ワイルド・アット・ハート』(90)にも登場。
(9)『幸せへのキセキ』(2011)
動物「たち」。
6月8日公開。
買った家に「動物園」がついていた? というトンデモ実話な物語だが、これがすごくいい。
難点があるとすれば、このクサスギル邦題くらい。
それはともかく。
母親をなくした兄妹にとって、動物たちは救いになったはずである。
(10)『ハリーとトント』(74)
にゃーさん。
「犬派」ではあるが、この映画を観たあとであれば、確実に猫を選ぶだろう。
猫好きでこの映画を観ていないひと、仲間内で末期症状といわれるだろうから、気をつけて。
※現時点で、本年度ベストスリー。
ちなみにベストワンは『ヒミズ』、ツーは『ヒューゴ』である。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『GW特別企画(6)BODY』
失恋しても、片足で踏ん張るフラミンゴ
遠慮し過ぎのメガネザル ヘビに睨まれたアマガエル
ライオンやヒョウに、頭下げてばかりいるハイエナ ♪
(作詞・辻仁成、『ZOO』より)
実家では鳥類ばかり飼っていた―文鳥、チャボ―が、ほんとうは相棒と呼べるような犬がほしかった。
上京してひとり暮らしを始めてから飼ったのは、
ブッチとキャシディという、分かるひとには分かる名前をつけた十姉妹。
それから「でに郎」と名付けたハムスター。
自身を養うことで精一杯なので、小動物くらいしか飼えない。
死ぬまでには、一緒にジョギングをしてくれるシェパードがほしい。
ということを、少し年上の主婦にいうと、
「えー? いまの流行は、小型犬ですよ!」と返された。
いやいや流行でペットを決めるなって。
そういう意識を持つひとは、「捨てる」可能性があるんじゃね?
主人公を怖がせたり、和ませたり。ときに、救いの存在になったり。
今宵のテーマは、映画のなかで印象的だった動物たち。
個人的な10傑リストを眺めてみると、飼いたいという意識のためか、犬がひじょうに多くなった。
(1)『ル・アーヴルの靴みがき』(2011)…文末リンク予告編を参照
わんこ。
100年以上の映画史のなかで、現在公開中のフィンランド映画に出てくる利口な犬が1位を奪取。
抱きしめたくなるくらい愛らしいからだが。
とにもかくにも、この映画を多くのひとに観てほしい。
これほどまでの幸福感に包まれる映画は、誰にとっても「稀」であるだろうから。
(2)『魔女の宅急便』(89)
黒のにゃーさん。
その名は、ジジ。
ちょっと生意気だが、主人公キキのこころの支えとなる。
(3)『キューティー・ブロンド』(2001)
わんこ。
底抜けに明るいヒロインのキャラクター設定を「補完」するかのような、愛嬌のあるチワワ。
(4)『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)
熱帯魚。
言語障害を持つ、動物愛護者―という奇妙なキャラクター「ケン」が愛でる、ワンダと名付けられたエンゼルフィッシュ。
それを変人ケビン・クラインに喰われてしまうのだから、ケンの絶望ったらない。
(5)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)
わんこ。
アインシュタインと名付けられたこの犬が、時間移動を経験した「最初の動物」となった。
(6)『ベイブ』(95)
豚さん。
これほど愛らしい豚さんを見たことがない。
CGの力を「若干」借りてはいるけれど。
(7)『アーティスト』(2011)
わんこ。
犬のオスカーまで勝ち取った、「ときのいぬ」。
確かに巧い。抜群に、巧い。
(8)『用心棒』(61)
わんこ。
同じ犬でも、こちらは不気味さの象徴。
だって斬られた人間の手を咥えて、ウロウロしているのだから。
同様のシーンは、リンチの『ワイルド・アット・ハート』(90)にも登場。
(9)『幸せへのキセキ』(2011)
動物「たち」。
6月8日公開。
買った家に「動物園」がついていた? というトンデモ実話な物語だが、これがすごくいい。
難点があるとすれば、このクサスギル邦題くらい。
それはともかく。
母親をなくした兄妹にとって、動物たちは救いになったはずである。
(10)『ハリーとトント』(74)
にゃーさん。
「犬派」ではあるが、この映画を観たあとであれば、確実に猫を選ぶだろう。
猫好きでこの映画を観ていないひと、仲間内で末期症状といわれるだろうから、気をつけて。
※現時点で、本年度ベストスリー。
ちなみにベストワンは『ヒミズ』、ツーは『ヒューゴ』である。
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