71年8月21日生まれ、43歳。
神奈川出身。
公式プロフィール
本題に入る前に・・・
このシリーズで取り上げたばかりだった萩原流行さんの事故死には驚きました。
第一報を聞いたとき、また交通トラブルかな? と思いましたが、本人死んじゃったらなぁ。。。
もっともっと映画で活躍してほしいひとでした。
合掌。
さて、未だ若々しく見える萩原聖人(はぎわら・まさと)さんですが、もう43歳。
映画でもテレビドラマでも代表作を持つ中堅ですが、雀士としての一面も持ち、麻雀の世界では一目置かれる存在です。
頭角を現し始めた90年代前半は事件に巻き込まれたり―中央林間駅で発生した暴行事件の犯人のひとりに、顔が似ているとして訴えられる。その結果、仕事が激減―もしましたが、
結局は無関係だったわけですし、
いやいや、たとえ無関係でなかったとしても、俳優としての実力は誰もが認めるところなので、完全復帰を遂げることが出来たのではないでしょうか・・・って、
(何度も逮捕された)ロバート・ダウニーを助けたジョージ・クルーニーのような存在が、日本に居れば・・・の話ですけど!
※映画監督志望であれば、このPVは好きになるでしょう
<経歴>
元嫁は、女優の和久井映見。
中学卒業後に定時制の高校に入学するも、すぐに中退。
単身で米国に渡り、そこで観た映画館の観客の「生の反応」に感銘を受けて演ずることに興味を抱くようになる。
帰国後、スカウトされて芸能界に。
映画俳優デビュー作は、87年の『BU・SU』。
自分がよく覚えているのは、『3年B組金八先生』の第3シリーズ(88、TBS)における生徒役ですね。
まだ無名の存在ですが、光るところはあったと思います。
ここからは、映画の世界に絞ります。
『ウォータームーン』(89)や『遥かなる甲子園』(90)、『橋のない川』(92)なで端役を演じたあと、山田洋次の『学校』(93)で注目を受ける。
何度か書いているとおり、好きになれない、、、いや、大嫌いな映画ですが、聖人さんに罪はないですからね。
同年、崔洋一による『月はどっちに出ている』(93)で印象に残る演技を披露。
このころに前述した事件に巻き込まれるわけですが、情に厚い崔監督は再び聖人さんを起用、そうして出来上がったのが『マークスの山』(95)の不気味な青年役でした。
おそらくこの演技を見て聖人さんをキャスティングしたと思われるのが、97年の黒沢清監督作『CURE』。
殺人伝道師? を演じる聖人さんはほんとうに不気味で、日本映画史に残る怪演だと思います。
『カオス』(2000)、『光の雨』(2001)、『陰陽師』(2001)、
若ければ窪塚くんが演じた主人公であったろう『GO』(2001)の巡査役、
『珈琲時光』(2004)、『この世の外へ クラブ進駐軍』(2004)、『力道山』(2005)。
『ペルソナ』(2008)、『カメレオン』(2008)、『釣りキチ三平』(2009)、『いけちゃんとぼく』(2009)、
『BOX 袴田事件 命とは』(2010)、『スープ・オペラ』(2010)、『プラチナデータ』(2013)、『仮面ティーチャー』(2014)、そして最新作が『風に立つライオン』(2015)。
硬軟自在ではありますが、作家性の強い監督と組んだ野心作でこそ輝くひと・・・のような気がします。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(276)白竜』
神奈川出身。
公式プロフィール
本題に入る前に・・・
このシリーズで取り上げたばかりだった萩原流行さんの事故死には驚きました。
第一報を聞いたとき、また交通トラブルかな? と思いましたが、本人死んじゃったらなぁ。。。
もっともっと映画で活躍してほしいひとでした。
合掌。
さて、未だ若々しく見える萩原聖人(はぎわら・まさと)さんですが、もう43歳。
映画でもテレビドラマでも代表作を持つ中堅ですが、雀士としての一面も持ち、麻雀の世界では一目置かれる存在です。
頭角を現し始めた90年代前半は事件に巻き込まれたり―中央林間駅で発生した暴行事件の犯人のひとりに、顔が似ているとして訴えられる。その結果、仕事が激減―もしましたが、
結局は無関係だったわけですし、
いやいや、たとえ無関係でなかったとしても、俳優としての実力は誰もが認めるところなので、完全復帰を遂げることが出来たのではないでしょうか・・・って、
(何度も逮捕された)ロバート・ダウニーを助けたジョージ・クルーニーのような存在が、日本に居れば・・・の話ですけど!
※映画監督志望であれば、このPVは好きになるでしょう
<経歴>
元嫁は、女優の和久井映見。
中学卒業後に定時制の高校に入学するも、すぐに中退。
単身で米国に渡り、そこで観た映画館の観客の「生の反応」に感銘を受けて演ずることに興味を抱くようになる。
帰国後、スカウトされて芸能界に。
映画俳優デビュー作は、87年の『BU・SU』。
自分がよく覚えているのは、『3年B組金八先生』の第3シリーズ(88、TBS)における生徒役ですね。
まだ無名の存在ですが、光るところはあったと思います。
ここからは、映画の世界に絞ります。
『ウォータームーン』(89)や『遥かなる甲子園』(90)、『橋のない川』(92)なで端役を演じたあと、山田洋次の『学校』(93)で注目を受ける。
何度か書いているとおり、好きになれない、、、いや、大嫌いな映画ですが、聖人さんに罪はないですからね。
同年、崔洋一による『月はどっちに出ている』(93)で印象に残る演技を披露。
このころに前述した事件に巻き込まれるわけですが、情に厚い崔監督は再び聖人さんを起用、そうして出来上がったのが『マークスの山』(95)の不気味な青年役でした。
おそらくこの演技を見て聖人さんをキャスティングしたと思われるのが、97年の黒沢清監督作『CURE』。
殺人伝道師? を演じる聖人さんはほんとうに不気味で、日本映画史に残る怪演だと思います。
『カオス』(2000)、『光の雨』(2001)、『陰陽師』(2001)、
若ければ窪塚くんが演じた主人公であったろう『GO』(2001)の巡査役、
『珈琲時光』(2004)、『この世の外へ クラブ進駐軍』(2004)、『力道山』(2005)。
『ペルソナ』(2008)、『カメレオン』(2008)、『釣りキチ三平』(2009)、『いけちゃんとぼく』(2009)、
『BOX 袴田事件 命とは』(2010)、『スープ・オペラ』(2010)、『プラチナデータ』(2013)、『仮面ティーチャー』(2014)、そして最新作が『風に立つライオン』(2015)。
硬軟自在ではありますが、作家性の強い監督と組んだ野心作でこそ輝くひと・・・のような気がします。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(276)白竜』