Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(230)

2017-11-25 00:10:00 | コラム
きすまー「く」→「く」つ。

トップ画像は、主にデートなどで履いていく「“GLITTER”スニーカー」。

柄にもなく「スパンコール」付き、これは裏地で確認出来るようにPerfume仕様のものなんだ。

靴紐はピンクとブラッグが付属されていたけれど、最近、黄色をメインとした迷彩柄のハーフパンツを穿くことが多いので、それにあわせている。

下のアディダスのスニーカーは、最寄りのコンビニなどに行く際に履いている。



そういうときはグレーをメインとした、いわゆるありふれた迷彩柄のハーフパンツを穿くことが多いので、それにあわせた色のものを買った。


まぁ、自分のことなんてどーでもいいね。

靴選びって、なかなか難しい。
それは買うときもそうだし、その日の外出にあわせるときもそう。


自分の靴のサイズは、ほんとうは27.5cm。
しかし足指などが完全に奇形化しており、ぴったりの靴だといろんな箇所が痛くなる。

だから29cmのを履く―この時点で買い物に支障が出てくるんだ、だって人気のスニーカーとかって、28cmくらいまでしか置いてない(ことが多い)のだもの。


繰り返すが・・・
自分のことなんて、どーでもいいわよね。

映画と靴。
たとえば黒澤の最高傑作(だと、自分は信じて疑わない)『天国と地獄』(63)の主人公、権藤さん(三船敏郎)は大手製靴会社の重役であった。

曰く「―早い話が、帽子は頭に乗っかっているだけだ、靴は女の目方を載せる」。

要するに、コスト重視の作りかたはするべきではない、丈夫で長持ちする靴を作るのが自分の仕事であると。

理想論かもしれないが、そのとおりなんだよね。

だから、ほかの物はなるべく安いもので済ませたとしても、靴だけは、そこそこのものを買う、、、というひとも多いのだろうね。


「映画のなかの靴」といえば・・・

真っ先に思い浮かぶのは、『オズの魔法使』(39)で登場したルビーの靴。



靴下も、かわいいね。


ビビアン・スー目当てで観てしまった? 『靴に恋する人魚』(2005)は、タイトルに靴が入っているが、正直どんな話なのか覚えていない。




タイトルがらみでは、ほかに・・・
『ガラスの靴』(55)、『靴をなくした天使』(92)、『運動靴と赤い金魚』(97)、『ル・アーヴルの靴みがき』(2011)、
そして9月に公開されたばかりの仏産、『ジュリーと恋と靴工場』(2016)というのもある。


話を戻して、印象的な「映画のなかの靴」。

『フォレスト・ガンプ』(94)で、走りつづける主人公を支えるのはナイキの『コルテッツ』。

『キル・ビル』(2003)で、ヒロインの殺陣を補助したのはアシックスの『オニツカタイガー』。



この映画の公開時、一部で『オニツカタイガー』流行っていたものねぇ。。。


ばんばん出てきそうなのでやめておくが、男からすると、ヒールを履いている女子は素敵だけど、よく長時間履いていられるなぁと感心する。

見ているだけで、ちょいと痛くなるもの。

ヒールとダンスといえばPerfumeだが、
彼女たちより前にヒールで踊っていたのが、『グリース』(78)のオリビア・ニュートン=ジョンだった。

ときどき元気な姿を見せてくれるし、歌声も聞かせてくれるが、相棒トラボルタの復活劇に比べたら、ちょっと「もらってない」よね。

ふたりが踊るところを披露すれば、元気になるひと、多いと思うのだけれどな!!





次回のしりとりは・・・
く「つ」→「つ」いんてーる。

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明日のコラムは・・・

『「どこに座るか」問題』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(229)

2017-11-24 00:10:00 | コラム
ぺん「き」→「き」すまーく

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♪ 首筋につけたキスマークとともに、私も君のなかから消えていくのかな ♪

『I Wanna Be Back In Ur Arms』(Syk)より




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キスマークというと・・・
昔の外国人女優―たとえばマリリン・モンローを想起する「ような気がする」し、
そういった女優? つまりセクシー系女優の映画が挙がりそうなものだが、
じゃあどんな作品かというと、あれ・・・? となってしまう。

浮かばないのだ、映画作品が。
(実際にはあるけれど、すぐには浮かばない)

逆に日本映画にまで広げた場合、少なくとも自分は・・・という話だが、『櫻の園』(90)がすぐに浮かぶ。

中原俊がセルフリメイクした、2008年版はつまらなかったなぁ。。。



それはともかく、90年版。
映画が始まってまもなく、宮澤美保と、彼氏を演じる俳優のキスシーンが登場する。



すると美保ちゃんが、「キスマークつけないでよ!」と彼に注意するのだ。

え、、、と思った。

この映画が発表されたころの自分は、まだ童貞。
というか、ちゃんとしたキスさえ未経験だった。

ものだから、キスマークというのが、そんなに簡単に出来るものだとは思っていなかったんだ。

口紅塗りたくらないと、出来ないっしょ? みたいな。

だから、すごく違和感を抱いたシーンとして、モノスゴ記憶に残っているのだよね。


数年後・・・女子大生の脚を、隅から隅まで舐めまわしつつ、ちゅっちゅとキスしていたら、

「これからバイトがあるんだから、キスマークつけないでよ~」

と、いわれた。

「『櫻の園』じゃん!」と、思わず大声を出したね。

彼女はもちろん「?」。


たっくさんの映画を観てきたという自負はあるものの、
印象に残るキスシーンはいっぱいあっても、印象に残るキスマーク(あるいは、それへの言及)って、じつはこれだけ。


表現がベタ過ぎるので、監督はやりたがらないのかもしれない。

昔のドラマのパロディでは、よくあるじゃない。
ワイシャツにキスマークくっつけて、浮気が発覚するようなシーンが。

でも実際の映画では、あまり見られないっていうわけ。


現実世界でも、そう?

あ・・・そういえば自分、映画館のアルバイトを辞めるとき、モノスゴ好きな女子大生(またかよ!)が居て、その子に、柔道着の帯にキスマークつけてもらったんだっけか。

だから、というか、少なくとも20代のころは、自分にとってキスマークって、けっこう身近なものだったのかもしれない。

よい時代だったな・・・と、遠い目をしてしまうよ。


※つみきみほもいいんだが、宮澤美保ちゃんのほうが可愛いんだけどな!
なぜか、あんまり人気出なかった・・・。

90年版は、いま観ても新鮮な名作だと思う。





あすのしりとりは・・・
きすまー「く」→「く」つ。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(230)』
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自分の血は、ホップで出来ている

2017-11-23 00:10:00 | コラム
本日は年間総括の番外篇として、今年発売されたビールのなかで、ビール党の自分が「合格!」を出したビールを「ひたすら」紹介していきたい。

というわけで、画像祭りです。

ではいくぜ!!


※発売日順ではありません、いろいろごちゃごちゃね





※背景は気にしないでください(1)













※背景は気にしないでください(2)











※背景は気にしないでください(3)









おまけ(1)

今年のボージョレ―と、去年までのボージョレー



おまけ(2)

慣れない自撮り笑



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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(229)』
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浮気はむずかしい

2017-11-22 00:10:00 | コラム
【17年度総括、その九】

~17年の、「映画以外の」映像作品~

年間の総括は、全部で11項目。
残すは・・・映画作品、俳優、そしてきょう展開する「映画以外の」映像作品。

個人的に印象に残ったテレビドラマ、CM、PV、バラエティ番組などから10本を選出する―のだけれど、もうしつこいくらい記しているとおり、今年は『ツイン・ピークス』イヤーなわけでして、1位は当然こうなります。


基本、浮気できない人間なんですよ自分は。

煙草は吸い始めたときからセブンスターだし!
酒を呑む楽しみを覚える前からビール党であり、覚えたあともビール党のままだし!!

あれもこれも、、、というのが出来ないんだって!!!


(1)『ツイン・ピークス2017』…テレビドラマ

2017年の下半期は、映画以上にこっちのほうが大事だった、はっきりいって。

デヴィッド・リンチ万歳!!

今週土曜、WOWOWで最終回が放送される。

よって、ソフト発売は(たぶん)来年。
WOWOW未加入のひとは、まだもうちょっと「あおずけ」かな。

ネタバレは避けるが、第8章の「内容」ではなく「映像」に注目してほしい。

実際に米国でおこなわれた核実験を「CGを駆使して」再現しているのだが、このクオリティがとんでもないのだ。




(2)『FUTURE―EXPERIMENT』プロジェクト(Perfume×docomo)…PV、トップ画像

じつは企画意図はよく分からんのだが、素晴らしい完成度だった。

Perfumeはたぶん、ミュージシャンのなかで最もテクノロジーと相性のいいアーティストなのでしょう。

(3)『ブレードランナー ブラックアウト 2022』…短編アニメーション

映画『ブレードランナー2049』公開にあわせ、前作と本作の「あいだ」を描く短編を制作、ネットで(なんと!)無料公開された。

監督は渡辺信一郎、『ブレラン』関係者の期待に応えた力作に仕上がっている。




(4)『全力坂パロディ』…バラエティ番組の企画

深夜のミニ番組『全力坂』(女の子が坂道を走るというだけの内容)の子と、芸人スリムクラブ・内間が坂道を一緒に走るという『かりそめ天国』(テレビ朝日)の「バカみたいな」企画。



今年、テレビ番組でいちばん笑ったかも。

(5)『原宿いやほい』(きゃりーぱみゅぱみゅ)…PV

きゃりーPPのよさが、ぜんぶ出た作品なんじゃないでしょーか。

(6)『タマホーム』…CM

THE ALFEEの起用で大成功。
ある番組の録画をCM飛ばしで観ていたのだが、早送りで映ったこの映像が気になって、早戻しして再生。



繰り返し観ちゃったよ。

(7)『RIZIN オープニング』…PV

オアシスの名曲を、こういう風に使うとは!!




(8)『沈黙』…映画予告編

これはじつは去年も選んでいるのだが、自分の友人・工藤くんが創った予告編なので、今年も選出してしまった。

(9)『If you wanna』(Perfume)…PV

ネット時代を意識して創られたPVで、視聴者それぞれ好きな視点で鑑賞することが出来る仕掛けになっている。

(10)『湖池屋プライドポテト』(鈴木瑛美子)…CM

先日、ボクシング村田の再戦で国歌独唱した子―が、注目されるきっかけになったCM。

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カイザー・ソゼも、よくしゃべっていた

2017-11-21 00:10:00 | コラム
【17年度総括、その八】

~17年の社会~

このタイミングで、セクハラ疑惑が持たれているケビン・スペイシーの画像をトップに持ってくるのは、いかにもセンスがない。

ないが、映画『ユージュアル・サスペクツ』(95)のキャラクター、カイザー・ソゼについて、どうしても言及したかったので。

ソゼが「ソゼ、であること」がはっきりするのはラストだが、このソゼさん、とにかくよくしゃべる。

聞いてないことまでしゃべるので、黙ったら死んでしまうのかと思ったくらい。

17年の社会を振り返ったとき、ソゼのような犯罪者が「ふたりも」居たなぁ、、、なんて思った。


でもソゼって、自分を偽るためにしゃべりつづけたのだよな・・・。


(1)座間9遺体事件…10月

ソゼっぽいひと、その壱。

よくしゃべるひとだから、メディアは大喜びだろう。

殺人者になる前と、なった後の飛躍度があり過ぎて、その「あいだ」を知りたいと、みんな思っている。

けれども彼がどれだけしゃべろうとも、その「あいだ」を埋めることは出来ない。

(2)米ラスベガスの銃乱射事件…10月

60人ちかくが死亡。



この建物周辺は、いちどだけ取材で通ったことがある。

事件後すぐに放送された『ツイン・ピークス2017』にも、この通りが映り、なんともいえない気持ちになった。

(3)茨城大女子大生殺害事件…9月

13年前の事件が急展開、フィリピン国籍の男が逮捕された。

国際手配された共犯者たちは、どうなった?

(4)痴漢逃走相次ぐ…5月前後

リスクの高い犯罪なのに、なぜかなくならない。

逃げて、ビルから落ちて死亡なんて、葬式もあげられないんじゃないのか。

(5)東名高速の追突死亡事故…6月

事故から3ヶ月以上経って、男がようやく逮捕された。

逮捕前の男のインタビューを聞いて、コイツもある意味ではソゼだなと。

ソゼのような、知性はまるで感じなかったけれども。

「言われたら、こっちもカチンとくるけん」

あぁ、完全に頭が悪い子だな、、、としか思えなかった。

(6)アリアナ・グランテのコンサート会場でテロ…5月

22人が死亡。

犠牲者はもちろんだが、なんかアリアナが気の毒だった・・・。




(7)豊田真由子問題…6月

もはやネタのひとつにすぎないが。

ともあれ、あんな風にひとを罵倒出来ないので、ある意味で感心した。

(8)藤井4段フィーバー…5月前後

唯一、ホッとするニュース。



見た感じが「天才、天才。」してないのもよい。

(9)ブラックボックス問題…5月

ジャーナリスト・山口敬之氏に、レイプされたとされる女性が著した告白(告発)書。




自分も読んだが、たとえば彼女を批判する向きの「口」撃が、いかにも冷静でなくって、簡単にいえばバカに見える。

真実はどこにあるのか、期待するのは裁判なのだけれど。。。

(10)金正男氏暗殺…2月

現代的っぽくない殺されかたに、いやむしろリアルってこういうことなのかな、と思った。

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明日のコラムは・・・

『浮気はむずかしい』
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